4年付き合った元々カレとの再会⑩

アラフォーバツイチのさくらです。

元々カレのヒデトシさんとの一年半ぶりの再会の続き。

第2夜は回らない寿司屋にやってきました。私の奢りでね。男をたっぷり性的に満たした後で、最高に旨いものを食わす。

そんなことして何になるのか?と問われたら、何もないんだけど。

持ち前のサービス精神
どれだけ男を沼らせられるかに挑むチャレンジ精神

みたいな。結局、何に対してもストイックで、最適解を出さないと気が済まなくて。

ある意味、自己満なんだが。

それである日突然、飽きて別れを告げる。男からしたら急に崖から突き落とされる感覚だろう。

タチ悪いよね。

カウンターで鱈の西京焼き、たらば蟹の小鉢、とうもろこしの天ぷらと、上質な日本酒をいただきながら、ゆっくり語らう一時。

添えてあった銀杏が美味しすぎて感動してたら、メニューに無いのに大将が追加で銀杏だけ揚げてくれたり、注文してない日本酒を試飲してって出してくれたり。

個人店の楽しいとこ出てます。

お寿司が最高に旨い。赤酢を使ったしゃりはほどけるし、ノドグロも穴子もウニもホロホロで溶けます。

ヒデトシさんは満面の笑みで頬張って、本当に幸せそうにしてる。五感で震えるような感動を味わうって良いよね。ま、会計は3万円近いけど。でも2人でこれくらいなら安いと思う。

ヒデトシさんがお手洗いに行ってる間に、

私「こちらのお店、大将一人でされてるじゃないですか?調理、注文、会計、洗い物、ドリンクも全て。お料理もお寿司も繊細な心遣いが詰まってて、毎回、感動するほど美味しくて。しかも待たないのすごいなって。どんだけ手際が良いんだっていつも驚きます。」

大将「自分が待つの嫌いなんで。この質のものなら自分が客なら何分待てるかな?っていう感覚を常に持ってます。」

私「へー!やっぱそういう目線があるからなんだ。客としてはありがたいですよ。」

と大将を褒める。結構嬉しいポイントだったみたいで、真剣な眼差しでこだわりを色々語ってくれました。

連れの男が居ない隙に、どんな男にも好かれようと、突けるツボは全部、突いておく。そう、貪欲なのだ。

ほぼ脊髄反射で男を褒めてしまう。
我ながら病気だと思うわ。

会計して帰宅へ。

ヒデトシ「色々サービスしてくれはったな。さくらさんが美人で太客だからかな♪」
私「そんなこともないけど。」

帰宅して、当たり前のように一緒にお風呂入って、また一戦交える。暇さえあればずっとシテるな。

次の日は私は朝から仕事のため早めに就寝。

早朝6時前に目が覚めたんですが、支度を始めるタイムリミットまで小一時間あったので、朝もシました。

ヒデトシさんだって今日は午後から仕事なのに、朝から発射して疲れないのか?体調は大丈夫なのか?と、流石に心配したけど、

つやんつやんの満面の笑みで、

ヒデトシ「全回復した!!!」

あ、そう?それは良かったね。

その日はたまたま私の誕生日だったんですが、

ヒデトシ「さくらさんの誕生日、○○歳の初めのセックスは俺とやったから、この1年はヒデトシさんのモンやな!」

という良く分かんない理論を言うのを、

無視しましたw。


ちなみに誕生日プレゼントやケーキなどの申し出は断ってます。ヒデトシさんに誕生日を祝われたいとか、プレゼントを大切にしたいという気持ちにはならないくらいには

冷めてるみたいです。

このもてなしで実はそこそこ冷めてるの怖くない?

帰り際には
ヒデトシ「まさかさくらさんと会えるようになると思ってなかったから、来月は休みも仕事入れまくってるんよな…」

と言いつつ、その月の唯一の休みは私と会うんだそうです。

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