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男性の身体拡張機能を知る
アラフォーバツイチのさくらです。
妻のトリセツ
という本に、妻が夫に求める3つのこと
共感しろ
察しろ
ねぎらえ
があり、「男性は3時間に1回のペースで妻をねぎらうべし。」と書かれている。
これはとても難しい。なぜなら、
そもそも男性は妻にねぎらいの言葉「いつもありがとう。」「君のお陰だ。」「大変だったよね。」等を言う必要があると思ってないらしい。
それは
男性には身体拡張機能が備わっているから
なんだと。
身体拡張機能とはなんぞや?というと、モノを自分の身体の一部として認識する傾向のことらしい。
例えば男には車好きが多い。
車を愛で、やれカスタムがどうだこうだ、次に買う車は性能がああで、エンジンがどうでと下調べに余念がない。
妻は「安全で燃費がそこそこならなんでも良いんじゃない?子供の送り迎えできればそれで。」とあっさりしている。
男性は車を自分の身体の一部として拡張した認識を持っているので適当に選べないのだ。
だから、大型車に乗ると身体拡張機能により自分も偉くなったという潜在意識が生まれ、軽自動車が前に割り込もうもんなら、
「大型車=俺様に、軽自動車の分際で!」と腹が立ち、なんならあおり運転してしまう。
時計に異様にこだわるのも男性だよね。
すんごい深海に持ってっても壊れない水圧に耐えうるG-SHOCKとか、私生活で要らんくね?と思うが、そんな強靭な時計を身に付ければ俺もタフネスを手に入れた気持ちになれるのかも。
ストーリーを持ったロレックスとか、最古の時計ブランドがどうたらとか、男は愛用品のうんちくが止まらない。
女性のアクセサリー好きとは意味合いが違う気がする。女性は「インスタグラムで見たバンクリ欲しい♥️」とか「婚約指輪の憧れはハリー♥️」とかあるけど、
友だちに羨ましがられたいとか、単純に可愛いからとか浅い理由であり、「ハリーはこれから私の身体の一部である。よって私はワタシLEVEL-2に進化した。」とは感じていない。
何かが身体の一部になる漫画やアニメも男は好きだ。
ガンダム
エヴァンゲリオン
戦隊モノ
少年が巨大ロボットを操る一体感。
寄生獣のミギーとかもそう。
であるからして、
男性の車、バイク、時計、釣り道具、ギターなどなど趣味の道具たちは、彼らの一部だから、我々女性はバカにしたり、蔑ろにしない方が良さそうである。男性本体をバカにしたに等しいと受け取られかねない。
で、先の議題に戻るが、
男性は妻や彼女すら身体拡張機能によって自分の身体の一部と認識するらしい。
だから、妻をねぎらわない。
「俺の右腕、今日もお疲れ!」とは言わないのと同じだからだ。
いちいち感謝の意を述べたりしないことは、俺たちの信頼関係がそれだけ成熟したってことを示す喜ばしいサインじゃないか?と。
だから実家に帰省し、妻と母(妻からすると姑)がピリついてても、すっかり息子モードでくつろげるのかもしれない。
妻「あなた、くつろいでないで義母さんとの間を取り持ってよ。」
夫「?(お前は俺の一部なんだから上手くやってくれよな。)」
的な。
基本、男にマザコンが多いのもこれが原因かも?身体拡張機能により、母親を別の人間として切り離して考えられないから。
医療の世界でもめっちゃ思う。
大学病院とか基幹病院に勤務する若手男性医師で偉そうになる奴がけっこうおる。
適当な紹介状すぎてツッコミを入れても、なぜか上から目線で、「後方支援病院のくせに、黙って患者受けてれば良いんだよ。」的な塩対応。
いや、お前、何年卒やねん。ど後輩やろがい。ちゃんと仕事せぇぇぇ。
権威ある病院に勤務してるからってお前が偉いんちゃうぞ?単に医局人事で今年はそこに勤務してるだけやん。
と思う。
女医さんで大病院で働き出した途端に調子にのったなと感じることってないんだよな。