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ヒデトシさんとの旅行記

元々カレのヒデトシさんと旅行した話。

ヒデトシさんの地元に来て欲しいと誘われました。

ヒデトシ
「ここに連れてくね!」
「あとここも予約したし。」
「全部任せてね!」

とたっくさんLINEしてくるのが微笑ましたかった。遠足前夜の子供みたいでかわええなと。

大阪に2泊3日。

ホテルの予約からプラン決めまで全部ヒデトシさんプロデュース。

新大阪駅で合流です。私が方向音痴のため、新幹線を降りてから、

改札までの道のりを全て写真付き

で解説したものをLINEで事前に送ってくれました。

出張が多いヒデトシさんは新幹線をよく利用するので、新大阪駅を利用した日に、道程を写真を撮りながら歩いたんでしょう。

「ここを右に曲がって」「このエスカレーター降りたらすぐ左ね」などと細かく指示。

普通は方向感覚ある人って「南口方面に」とか「東に」とか専門用語と方角で言うから、方向音痴からするとちんぷんかんぷん。でも、ヒデトシさんは猿でも分かるように解説してくれるのが、

他者目線があってスゴいと関心。

方向感覚鋭いのに方向音痴の思考が分かるのえぐい。

んで、無事、改札で合流。すぐに荷物を持ってくれる。田舎者の私には新大阪駅内の人混みは慣れないから、ヒデトシさんが手を繋いでグイグイ引っ張ってくれ、時々、私が大丈夫か振り返って確認してくれる。

地下鉄移動の際には、ヒデトシさんはICカードで、

私の分は予め切符を買ってくれていました。券売機で並ばなくて良いように。

用意周到。

当日は真夏並みの暑さだったんですが、私が熱中症になったり疲れないように、

ヒデトシ「いかに最短距離で日が当たらず、空調がある道を通るかを試行錯誤して計画を練ったから完璧やで。さくらの体力を温存しないとね。」

と、どやってて可愛かったです。

ホテルでのチェックイン等もすべてやってくれて、

ヒデトシ「さくらさんは座っててね。」

部屋に着いて、私がホテルの室内スリッパを袋から出そうとすると、慌てた様子で奪い取り、

ヒデトシ「俺が出してあげるから座ってて。袋の紐けっこう固いから。指を怪我したらアカンでしょ。」

と、常に私を

幼児扱い。


この後はサッカー観戦に行ったんですけど、

スタジアムに着くと、私用の座布団やユニフォーム、応援用のタオル、冷感グッズなどを次々とカバンから取り出し、私に装着していく。ドラえもんかよ。

至れり尽くせり。

ヒデトシ「ビール買ってきてあげるね。暑いから、さくらさんは日陰で座ってて。何か食べたものある?買って来ようか?それとも一緒に売店見て回りたい?」

私「焼きそば食べたい♡」

ヒデトシ「OK。いい子に待っててね。」

終始、こんな感じ。

試合中も、私がビール飲んでると、焼きそばを持っててくれるし、私が焼きそば食べてると、ビールを持っててくれる。

試合後は、私が暑くてしんどいのでは?と心配し、

自販機ごとに飲み物を買ってくれる。


帰りの電車内で私のリュックを持ってくれた時に

ヒデトシ「めっちゃ重いやんか!気がついてあげられんでごめんな。早く持ってあげたら良かったな(汗)」

「貴方が自販機の度に飲み物買ってくれたから重くなったんやん」と、笑いそうになりました。

「言ってよ」じゃなくて「気がついてあげられなくてこごめん」なの、かわよ。持ってくれるだけでありがたいのにな。

ホテルに戻ると、

ヒデトシ「疲れたやろ?さくらさん顔が死んでる。ゆっくりお風呂入り?湯溜めてあげるから浸かりな。」

私「ありがとう。ヒデトシさんも汗を流したいでしょ?私はお風呂長いから先に入って良いよ。あと、女の人に『顔死んでる』は言ったらアカンで?」

ヒデトシ「ホンマに死んでるもん。俺は全然良いから、さくらがさっぱりし。俺に気を使わんでゆっくり入っていいから。」

その後も、

ヒデトシ「さくらさん元気が残ってたらご飯食べに連れてくし、疲れてたら俺がテイクアウトで何か買ってくるで?またお化粧するの大変やろ?さくらさんのお腹すき具合何%?スタジアムでいっぱい食べたからまだお腹いっぱいかな?大阪っぽいもの食べさせてあげたいしな。」

と、1日中、

溺愛しまくり。

真綿にくるまれ過ぎて窒息レベルでした。

次の日は道頓堀や新世界、通天閣や、吉本新喜劇など、THE大阪を堪能。

新世界を散歩してる時は、より手をしっかり繋ぎ、

ヒデトシ「今日はヒデトシさんがさくらさんのボディーガードやからええけど、こんな治安悪いとこ女の人が1人で来たら絶対にアカンからな?」

こういうの女性は嬉しいよね。


もちろんセッ○スしまくりなので、睡眠不足で、新喜劇中にちょっとウトウトとしたのが申し訳なかった。人気で予約取るの大変らしいです。

串かつで「2度つけ禁止」って言われるのが夢だったので、ランチは串かつダルマに行ったり、道頓堀沿いでたこ焼き食べたり、食い倒れ人形と写真撮ったりしました。

夜は炉端焼きの店を予約してくれてて、大阪の夜の街をブラブラ。

帰りの新幹線は、

5年経っても


自分は乗らないのに、入場券を買って改札の中まで入って、新幹線が来るまで荷物を持っててくれるし、私が乗る新幹線が出発するまで見送ってくれます。

すごく楽しかった。終始、愛情を感じました。

不倫なんて全部遊びで性欲処理と思う人もいるだろうけど、私はそうは思わないし、私は妻の座より、こうして

楽しい時間を過ごせる側が良いな。


5年以上経ってもヒデトシさんからの扱いは全く変わってない。なんでこんなに良くし続けててくれんだろう。

ヒデトシ「さくらにはホンマ気を遣わないから楽。」

なんだそうです。

めちゃめちゃ気を遣ってくれてるけどな。

私が強制してないからかな?私を喜ばせたくて自発的にやってるから楽と感じるのかも。

もうすぐ息子っちたちが帰省してくる。我が家で昼過ぎまで寝てる彼らにお昼ごはん作って出勤するのだが、帰ってきたらお昼ごはんのお皿や鍋を洗っておいてくれてる。幼少期から「お手伝いしなさい」と言ったことないのに。

男には小言、指図はしない方がしてくれるのかもな。ただこの「言わない」も、「言わないことでやらせよう」と下心ありで意図するとダメだから難しい。


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