SF創作講座2024(8期)・第2回課題・個人的上位8作の【一行感想】
SF創作講座2024(8期)の第2回課題・「『過剰』は楽しい?」のフラッシュフィクション提出作・全37本(受講生分)を読了し、独断と偏見で8作品(敬称略)を選びました。https://school.genron.co.jp/works/sf/2024/subjects/2/
私が面白かった順にタイトルを並べた上で、「一行感想」を併記しました。
何故、「一行か?」というと、以前、7期の最終実作提出作『全作』のガチな感想書きに挑んだら、全部書くのに1ヶ月半近くかかって、青息吐息、その間、他のプライベートなことがほぼほぼ出来なかった……という羽目に陥ったので、今回は省力モードで!
人間、無理せず、やれる範囲で取り組むべきですよ(笑)
個人的上位8作は以下の通り……。
1)深川航/血は水よりも濃い
※この導入だとバッドエンドかなと思ったら、予想外の着地に! 脱帽の限り。
2)椛瑞弦/おやすみなさい、よい夢を
※猫に奉仕せよ! このオチは読めなかったです。ラストの一文も良い。
3)道端拓也/あのバーで、私達はヒトをサカナにする
※人の感情の機微に潜り込むような語り口が素晴らしかったです。
3)形霧 燈/ボーイ・ミーツ・ガールズ
※ベタベタのラブコメ学園ものかと舐めてたら、予想外の地平へ連れて行かれ、驚愕。
5)秋吉洋臣/終末期の世界線
※時間モノとしてのオリジナリティ、主人公の心情の描き方などが印象に残りました。
5)池田未那理/彼方《カナタ》の泡沫《ウタカタ》
※「一億年スイッチ?」と一瞬思いましたが(ごめんなさい!)、それがこんな希望のある結末に達するとは予想外でした。
7)天恵月/千の手は切り取られても
※主人公を取り囲む、絶望に満ちた、独特の世界観が印象的でした。
7)谷江 リク/新宿キョンシー
※冒頭、夜の街を滑走するキョンシーのイメージと、前半のヒロインの思考の明け透けさが素晴らしい。
以上となりました。
SF創作講座8期・次回以降の課題の提出作でも、今回同様、『個人的上位作』の『一行感想』を書ければ、と思いますが、さて、どうなりますやら(苦笑)