疑惑の落とし物
「疑惑の落とし物」
市役所に行く用事があり、
妻の自家用車のダイハツ、タントを借りた。
手続きの書類を持って、車に乗り込む。
荷物を助手席に起き。エンジンボタンをオス
10月、季節も爽やかだけれども、車内はそこそこ暑い。 四つの窓の開閉スイッチをおして、暖かい空気を逃がす。
妻の常用なので、シートがハンドルに近い。シート下のレバーでシートを動かそうと、目線を床に落とした時、棒の様なものがめに映った。
「なんだろう?」と、思うと同時に左手がそのものを拾う。文字が書いてある。 なんとかアイライン。
あー、メイク道具かー。
どうせ、妻か、娘の落とし物だと思い。ダッシュポケットに押し込み、車を発進。
無事、用事を済ませ、帰宅。
家に着き、手続きが終わったことを妻に報告。
と、同時に、落とし物があったよと妻に渡す。
何これ「私のじゃない」と言いながら、娘のかも知れないとブツブツ。
そこえ、娘が、自室からリビングに降りてきたので、聞くいている。
娘、すると。「知らないよ、私のじゃない」。
しばしの沈黙のあと、妻と娘が、
私を見て、ほぼ、同時に、
「おいーっ!」
犯罪者を見るような、四つの瞳。
はー!違うでしょ。
冤罪だー!とか、そんなへまはしないよー、と疑われそうな発言をしてしまう。
落ち着いたころで、妻が、最近、義姉を乗せて買い物、行ったこらから、落としたんだといいながら、
LINEするも、「違うよー」の返答。
・・・・・・・・。
あれ? 誰のや? モヤモヤ。
夕飯のあと、妻、そういえばと、、1年前に同僚を家まで送ったと思い出したようで、そのときに落としていったかもと、と同時に、「まあ、いいか」、しぶしぶ納得していた。
まあ、いいかとは、なんだよ。