ケンドリック ラスト曲は『savior』 サマソニ

今年もサマソニが終わった。ヘッドライナーはケンドリックラマー。SEでパーカションが流れる。紫の衣装をきたケンドリック登場。青のLAのキャップに、日除のタオルのようなものがついている。黒縁のメガネに、髭面。『N95』でライブ開始。会場の熱が上がり、ケンドリックの世界に引き込まれていく。次々と曲を繰り出し、rapのうまさを織り交ぜながら、続けていく。周囲からは「rapやばい」と声が聞こえる。ダンサーたちも現れてきた。5人くらい。全員サングラスをかけている。みなケンドリックと同じようなヒゲを生やしている。ジーンズ生地のエプロンのようなものをつけている。ダンスというよりは何か舞踏のような、何かを表現しているようだ。その不思議な動きに引き込まれていく。『love』では、スマホのライトをつけるように促し、会場は光に包まれる。夜ならではの光景だ。
セットリストは過去の曲から最近の曲まで満遍なく盛り込まれており、盛り上がるところは盛り上げ、聞かせるところは聞かせるような構成。このセットリストを聞けばある程度ケンドリックのことがわかるような感じだ。詳しい人も少ししか知らない人も色々な人が楽しめる構成になっていた。ラストでは花火が上がり最高のラストで終わった。ケンドリックも花火には見入っていたようだ。
ところで、やはりラストの曲が『saivor』だった。冒頭の「i'm not your savior」の歌詞。サマソニだけでなく、他のフェスでもラストこの曲らしい。それほど曲調的には盛り上がる曲でもない。どちらかというとメッセージ性の強い曲だ。
英語はわからないので正確な意味を読み取ることはできない。ただ、やはりこの曲でライブを終わらせるということは彼にとって何か意味を持っているのだと思う。「are you happy for me?」という歌詞に何を感じるか。あなたは今幸せですか?私の歌に出会えて幸せですか?幸せになれましたか?私はあなたの救い主じゃないよ。沈黙の谷で魂を守る。
さて、サマソニが終わってしまった。リアムも見れた。ケンドリックも見れた。これからどう生きていくか、それが問題だ。

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