偽装する自分像と捏造する欲望

あなたは外交的ですか。それとも内向的ですか。目立つことや人から注目されることが好きですか、嫌いですか。人それぞれ意見は違し、色々だと思います。実はこの自分はどういう人間かという自分観は誰が作ったのかと言う問題があります。自分が思っている自分は実は偽装しているのではないか。自分が自分に対して偽装している。よく自分に嘘をついている状態。もっと悪いことは、自分に嘘をついてることさえ自覚していない。こう言う人の人生はとても生きづらい。頭と体がバラバラで一体感がない。頭だけで動いているから、どこか力が出ない。無力感と虚無感に苛まれる。

これは幼少期からの経験による。小さな子どもは基本的には親の管理下に置かれて生活をしている。親からの援助がないと生きていけない。万が一親から嫌われてしまうとどうなるかわからない。また、多くのことどもは親からの称賛をとても求めている。褒められること、親の期待に応えること、親を喜ばせること。ほとんどそのために生きているんじゃないかというほど頑張る。すると、やはり親の理想の子供を演じることを学んでいく。自分の行動の基準が、親の基準になる。すると、多くの場合、自分のエゴとか欲望をとかをどこかで我慢していかなければいけない。

すると、親の理想と自分の自我で葛藤が起きる。この葛藤状態というのは精神的にとても辛い。そのためその解消ため自分に嘘をつく。その欲望を無かったことにする。元々そんなものはないものだ、あってはならい。存在自体を抹消しようとるる。自分はこういう人間だという自分観を偽装する。私はもともと明るい人間だ、社交的だ、勉強が好きだ、などなど。演じるようになり、だんだんとそれが演じているのだということに気が付かなくなる。でも元々は違うのだからどこかで無理がくる。何か疲れる、無力感、徒労感が溜まってくる。そして多くの場合、うまくいかない。

少し角度が違うが、一つの例として美容整形がある。美容整形は誰のため?もちろん自分のため。誰の欲望?もちろん自分の欲望。美の基準を社会に任せてないか。
豊胸手術はインスタの男のフォロワーの欲望のため。欲望の正体は男の欲望?だとしたらそんなくクソな男の欲望に応えて、高い金払ってリスクを犯して整形する必要ある?それは捏造された欲望だ。今の自分を愛してください、なんてそんな無責任なことは言えないが、もし何かに駆られるように何かしている、何か義務感のようなものにおわれながらいるとしたら、今すぐその考え方は手放した方がいい。もっと自分の基準でいい。

次回の記事で私自身のことを書いていきたい。


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