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ゆめにっきオタクによる、人間の心の最小単位などに対する考察。(後編)
この記事は後編です。
前編や中編を見ていない方は、そちらの方から見て下さい。
はじめに
「×→(×→(×→(エフェクト)→手段)→目標)→幸福」
これが人間の心の形である、という話を前編でやりました。
「エフェクトとは何なのか?」
という話を中編でやりました。
なので、後編では、その2つの前提から導き出される
「人間の心とは本当は1ビットである」という話をしていきたいと思います。
人の心は1ビットであるという話
×か〇かという性質。
例えば、コンピューターは0か1かで物事を考えています。
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0と1を無数に繋げる事で、コンピューターは膨大な処理をしている。(らしい)
それに対して、人の心は、とても複雑な構造をしています。
(中編でも話した通り)人の心とは色んな要素が絡み合っていて、誰にも理解出来ないくらいグチャグチャな感じになっています。
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だから、誰にも理解出来ない。
人の心とは、そういう感じの形をしている。
「人の心は、0か1かなどではないから難しい」
そんな風な事が、心というものに対する普通のイメージだと思います。
だけど筆者は、心というものを、勝手に「×→α→〇」だと思っています。
ストレスという概念と、報酬という概念。
人の心とはそれを、無数に組み合わせた結果出来ていると思ってます。
そして「×→α→〇」は「0→α→1」と言い換える事が出来ます。
……つまり筆者は、本当に突き詰めて考えたら、人の心も2進数だと思っている訳です。
×か〇か
0か1か
人の心とは、ただそれだけの1ビット。
ここから先の考察は、その仮説を前提にして進めさせて貰う事にします。
人の心と、△という概念
中編でも書いた通り、人の心の中では常に何かと何かが喧嘩しています。
人間は常に対立するエフェクトを抱いており、物事に対して×か〇かの審議が執り行われています。
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しかし人は、最終的には、物事を×か〇かで判断する事になります。
「可愛い子ぶる事」を〇だと思えば、人は★ねこ★になります。
「自然体で生きる事」を〇だと思えば、人は★カエル★になります。
人間の心は×→α→〇であり、そこには、△(×でも〇でもないその中間)という概念が入る余地はありません。
例えば、勉強というものがあります。
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その「勉強をしたい気持ち」というものを、ここでは仮に★がくしゃ★だという事にしておきます。
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(実際はそれほど単純ではないのだが、とりあえず)
勉強をしたい人は、これになりたいから勉強をしているという事にする。
★がくしゃ★になりたい人は、勉強をやる事には〇(報酬)があります。
何故なら、勉強を頑張ればきっと将来的に、その子は憧れの★がくしゃ★になる事が出来るからです。
しかし、その子は同時に、「ゲームをしたい」という願望も抱いているかもしれません。
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ここでは仮に、そのゲームをしたい願望を、★マリオ★という事にします。
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日本人ならおそらく皆、ある程度は、これになりたい。
その子は、★がくしゃ★を抱いています。
しかしその子は、同時に★マリオ★も抱いています。
……そうすれば、その2つのエフェクトは自然と対立してしまいます。
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その議題をめぐって、心の中の★がくしゃ★と★マリオ★が喧嘩を始めてしまう。
勉強をやる事には★がくしゃ★になれるという〇がある。
しかし、勉強をやる事には★マリオ★になれないという×がある。
そういう板挟みが生まれると、勉強という概念は△になります。
「やりたくもあるし、やりたくなくもある」という感じになってしまうのです。
そうすれば、何がストレスで何が報酬なのか、人は分からなくなります。
そこには必然的に、「分かりやすい×と〇」というものが発生しなくなります。
すると、その結果どうなるかというと…
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「でも、これ以上遊んだら次のテストで良い点が取れない」
「うーん、どうすればいんだろう…」
……その人はたぶん、こんな感じになってしまうと思われます。
ただ板挟みに悩むばかりで、何も出来なくなってしまいます。
★がくしゃ★VS★マリオ★のエフェクト対決は、結果的にどちらも行われず、共倒れで終わってしまうのです。
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「10時まで勉強してそこから先はゲームをしよう!」という感じにすれば
「勉強を終わらせる」という行為の〇が★がくしゃ★にも★マリオ★にもなって、★がくしゃ★と★マリオ★が和解出来ると思われる。
エフェクトという概念は、「やるかやらないか」しかありません。
そして、人間の心はエフェクトで出来ているので、「乗るか反るか」しかありません。
なので、物事の価値が曖昧では、人は自然とやる気が起きません。
人間という生き物は、×でも〇でもないものには、どのように接していいのかが分からないのです。
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「しかし、本当にこんな事に意味などあるのか?」
そういう感じの状態になれば、そこには「×→α→〇」というものがなくなる。
「やる気も起きないが、やらない気も起きない」という状態になる。
……人生がこのような感じになると、人は生きている事がしんどくなっていく。
★ノリノリ★と★ネガネガ★について
(唐突ですが、)この世には、ノリノリな感じになっている人がいます。
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その人が抱いている気持ちを、ここでは仮に、★ノリノリ★とします。
そしてその★ノリノリ★とは、具体的には、「自分が今やっている事をとりあえず全肯定したい」という感じの気持ちだ、という事にしておきます。
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「自分が今やっている事をとりあえず全肯定したい」という気持ち。
そして、その★ノリノリ★という概念を、先程の★がくしゃ★と合体させてみる事にします。
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「学者はとても素晴らしい職業で、学者になる事はこの世の何よりも価値があるから、学者になりたい」
という感じの気持ち。
そうしたらたぶん、人間は自然と、やる気というものが出ます。
何故なら、普通の★がくしゃ★では発生しなかった〇が、★ノリノリがくしゃ★では発生する事になるからです。
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「世間のみんなが立派な大人になれと言うから俺は毎日勉強をしているけど、本当にこれが正しい事なのか…?」
という感じの気持ち。
ここには、ちゃんとした×→α→〇が発生出来ていない。
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「学者になる事は間違いなく素晴らしい事だから、毎日一杯勉強したい」という気持ち。
ここには、ちゃんとした×→α→〇が発生している
現実的に考えれば、★ノリノリがくしゃ★はおそらく間違っています。
勉強だけが人生ではないし、学者になってもそれだけでは、人は幸せになれるかどうかは分からないと思います。
「人生とは一体何なのか?」とちゃんと悩む事が出来ている普通の★がくしゃ★の方が、冷静かつ客観的な視点で物事を見る事が出来ていると思われます。
……しかし、人間の心とは、本当は2進数でしかありません。
人間はエフェクトというものを抱いてから思考し、行動します。
そしてエフェクトというものは、「×→α→〇」という形をしています。
なので人間は、本当は、「〇か×か?」という事しか考えられません。
「〇かもしれないし×かもしれない」と考え始めてしまえば、人間は脳がバグってしまい、何のエフェクトも抱く事が出来なくなるのです。
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という感じに脳がなってしまう。
そしてこれは、その逆でも言う事が出来ると思います。
例えば、★ネガネガ★というエフェクトがあるとします。
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「どうせ物事に価値などないと思いたい」という気持ち
そして、★ネガネガ★と★マリオ★を組み合わせてみる事にします。
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「マリオなんてよく考えたらヒゲのおっさんが跳ねてるだけだし、全然面白くないわ」と思いたいという気持ち。
★ネガネガマリオ★は、現実を正しく捉える事は出来ていません。
マリオは、面白いです。
……しかし、★ネガネガマリオ★は、正しく×→α→〇の形になっています。
「★マリオ★には〇がなく、×しかない」
「つまり、★マリオ★には価値がない」
そういう風に、その人は脳内で思う事が出来ています。
そうしたらその人は
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……と、思う事が出来るようになります。
当然、そんな風になったらその人は不幸になります。
任天堂の看板タイトルを楽しく遊べなくなります。
しかもおまけに、友達と話もかみ合わなくなる事でしょう。
しかし、それを代償として、その人は★がくしゃ★のエフェクトを大切に出来るようになる筈です。
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という感じの気持ちになれる。
…と思われる
(何度も言いますが、)この世界は、実際は×か〇かなどではありません。
どんなものにも、本当はそこそこ価値があります。
そしてどんなものにも、本当はそこまでの価値はないでしょう。
「Aは最高!Aに関係する事は全部〇!」
「Bは最低!Bに関係する事は全部×!」
……こういう思考は明らかに、間違っていて、歪んでいます。
しかし、人間というものはおそらく、そういう風に現実を捉えなければ、自然と脳がバグってしまう構造になっているのだと思います。
筆者はこれを、「ノリノリネガネガ理論」と勝手に呼んでたりします。
★ノリノリ★と★ネガネガ★で雑にこの世界を理解する
人が自然と白黒思考に陥る理由
この世界には、白黒思考というものがあります。
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「黒か白か?」「0か100か?」という風に、極端に物事を考えてしまう思考。
この発想は、明らかに、ぶっとんでいます。
この世界は、どこからどう見ても、明らかにそうではないです。
例えば他人は、敵である場合もあるし味方である場合もあります。
例えば勝敗は、単に物事の結果であり別にそこまで重要ではありません。
例えば「仕事と私どっちが大事なの!?」と言われても、「いや、どっちも大事だけど…」としか言いようがないでしょう。
現実の物事は、0か1かではありません。
白黒思考というものは、冷静に考えたら、「逆にどうやったらそう思えたんだ?」としかならないようなものです。
……しかし、人間というものは何故か、自然とそういう風に思考が収束してしまう性質を持っています。
「これは間違っている」「これは間違っていない」
そういう感じのよく分からない思考になり、「どちらとも言えない」という、ごく当たり前の思考に何故かなりません。
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この世には、★ノリノリ★というエフェクトがあるのだと思います。
そして、★ネガネガ★というエフェクトがあるのだと思います。
……人間はたぶん、みんなこの2つのエフェクトを、自然と心の中に持っているのだと思います。
★ノリノリ★を使えば、世界は全て〇になります。
★ネガネガ★を使えば、世界は全て×になります。
おそらく人間は、その2つのエフェクトを場面によって使い分ける事で、世界を〇か×かで2つに分けるように出来ているのだと思います。
人間という生き物は、自然と物事に白黒を付ける事で、心の構造というものに則した形で現実を認識するようになっている。
……そんな感じの事を、筆者は思ってます。
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そういう風に考えるようになり始めると、おそらく人は世界をどのように捉えればいいのか分からなくなって、(感受性が豊かになれる代わりに)段々と心がぶっ壊れていく。
人間に★めかくし★が存在する理由
人は時々、自分に嘘を付きます。
人間の心には、「嘘を本当だと思いたい気持ち」という感じのものが存在します。
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人は時々、嘘を本当だと思う事があります。
別に誰に騙されている訳でもないのに、必死に自らそう思い込もうとして、そういう事をする場合があります。
ゆめにっきの中では、それは★めかくし★という概念で表現されていました。
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「認知の歪みを抱きたい」というような感じの気持ち。
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「窓付きは人の心がない悪魔だから断罪しないといけない」と考えている。
そのせいで窓付きは、お母さんに、全てが壊れてしまうまで虐められ続けている。
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「窓付きはシャブ中で風俗嬢で赤ちゃんを抱きながら自殺している」というのがゆめにっきの答えなのだが、そんな事誰も想像したくないので、「性的な想像しか出来ない人はキモい」というような感じの事を思われていた。
人間には、嘘を本当だと思いたい気持ちがあります。
「真実を分からなくなってしまいたい」という欲求があります。
普通に考えたら、そんな事をしても意味はありません。
生存競争とかで有利になりません。
なので普通に考えたら、そんなものがある理由は、よく分からないです。
「何故、人間には★めかくし★などというものがあるのか?」
……その答えはおそらく、「人間は世界を★ノリノリ★か★ネガネガ★に分ける必要があるから」なのだと思います。
例えば、アメリカに愛国心を持っている人がいるとします。
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USA!USA!USA!USA!
という感じの人がいるとする。
その人は、おそらく、★ノリノリアメリカ★という感じのエフェクトを持っています。

「アメリカはとにかく最高!」という感じの事を思いたいという気持ち。
★ノリノリアメリカ★を使えば、アメリカに関わるものは全部〇という事になります。
そうすれば、その人はおそらく、かなり生きやすい感じになると思われます。
「自分の周りのものは全部アメリカだから、全部に価値がある」
「戦争などが起こっても、アメリカに逆らう方が悪いので、アメリカ人が罪悪感を抱く必要はない」
……たぶんそんな感じになれば、人生というものは、相当楽になります。

…しかし、現実というものは、実際にはそうではありません。
アメリカは、普通に、良い所もあれば悪い所もあります。
アメリカ人にも、普通に、優しい人もいれば優しくない人もいます。
アメリカがする事にも、普通に、良い面もあれば悪い面もあります。
「0か1か」という物事の考え方は、現実の世界には通用しません。
この世界は本当は、白でも黒でもありません。
……しかし、人間の心というものは、あんまりそういう風に出来てはいないのだと思います。
だから、人は何処かで、嘘を本当だと思わないと生きていけないのだと思います。
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「教会にお金を払えば神様から罪が赦される」というシステム。
何もかもが意味不明だが、生きる事に★ノリノリ★になる為には、人間には何処かでこういう感じのものが必要なのだと思う。
人間に自己肯定感が存在する理由
人間には、自己肯定感というものが存在します。
その理由も、★ノリノリ★という概念で、何となく説明が出来ると思われます。
まず、人間の心には、「自信」という概念があります。
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この自信という概念は、おそらく、「自分のやる事を〇だと思えるか?」というような感じの概念なのだと思います。
「×→(×→(×→(エフェクト)→手段)→目標)→幸福」
人間の心は、こんな感じの形をしています。
そして、エフェクトというものはそれに対応しているので、「∴」という概念があります。
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人は、そんな感じで物事を頑張るようになっている。
自信という概念は、おそらくこの「∴」という概念に対応しているのだと思います。
例えば、自分の能力に自信がなかったら、「働いても直ぐクビになる」と思ってしまう事でしょう。
そうしたら必然的に、「働いてもお金は貰えない」というような事を思ってしまいます。
だから、そのような事を思ってしまったら、「美味しい物を食べたい」とは思っていても、「その為に働く」という事が〇ではなくなってしまいます。
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そう思ってしまえば、★グルメ∴しゃちく∴つうきん★という前提が崩壊してしまう。
人間の心は、エフェクトで出来ています。
そしてエフェクトには、「A∴B∴C」という感じで報酬を段階的に考えている性質があります。
なので、この∴の部分が壊れてしまったら、必然的にそのエフェクトも壊れてしまいます。
なのでおそらく、人間は自分の「∴」を守る為に、自己肯定という作業をする必要があるのだと思われます。
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「自分のやる事は絶対上手く行く、という考えを抱く」という作業。
人は自己肯定をすれば、自分の夢が叶うと思えます。
つまり、「自分のエフェクトにははっきりとした〇がある」と思えます。
つまり、自己肯定をすれば、人は★ノリノリ★になる事が出来ます。
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…という感じになれる
人間の心は、×→α→〇で出来ている。
エフェクトには「∴」という概念がある。
そしてその上で、人間は★ノリノリ★になれば、自分のエフェクトに〇を抱ける。
……そんな感じだから、人の心には自己肯定感という概念があるのだと思います。
人間にマウント欲求が存在する理由
人間には、マウント欲求という概念が存在します。
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人間にマウント欲求が存在する理由。
それは、猿だった頃の名残とか、生存競争のうんたらとか、そういう風に理解されています。
しかし、「人間の心というものにおいて、マウントを取る事はどういう意味があるのか?」というのはあまり理解されていないように思います。
「他人にマウントを取る人は、一体何を求めてそうするのか?」
それも、ノリノリネガネガ理論である程度理解出来るのではないかなと思います。
まず、人間には★ネガネガ★があります。
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「物事に価値がないと思いたい」という気持ち
そして、人間は★ネガネガ★を抱けば、間接的に△を〇に出来ます。
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「勉強をする事は素晴らしい事なんだ!」と思える。
マウントという行為は、要するに、それなのだと思います。
現実には、人間にはみんな悪い所もあれば良い所もあります。
劣っている所もあれば優れている所もあります。
それなのに、「あいつは全然ダメダメだ」なんて思っても、そういう考えはあまり現実に即しているとは言えないでしょう。
物事に一々優劣を付けるのは、冷静に考えれば、愚かな事ではあります。
しかし、人間の心は×→α→〇という形をしています。
そして、人はエフェクトを実行する為には、「〇は〇であって×は×である」という状態にならないといけません。
だから人は、他人に対して★ネガネガ★をします。
そして、自分に対して★ノリノリ★をします。
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…おそらくそういう事を、こういう人は言っている。
「俺はお前より偉い」
そう言った側は、★ノリノリ★になります
そう言われた側は、★ネガネガ★になります。
たぶん人間は、別にそんな事をしてもあまり意味はないのだと思います。
それは、争いを生むし、悲しみを生みます。
おまけに頭が悪くなるし、意味もなく孤立してしまいます。
……しかしその代わり、人間はマウントを取れば、手っ取り早く★ノリノリ★になれます。
なので人は、相対的★ノリノリ★の為に、マウントを取ってしまうのだと思います。
そして人は、ある程度は意味もなく誰かにマウントを取らないと、心というものがなんかバグってしまうのだと思います。
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窓付きはこびとになれば、世界を大きく感じる事が出来て、感受性を研ぎ澄ます事が出来る。
……おそらく人は、こういう風に生きる事が出来たら、心というものが豊かになる
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そして、そういう相手にまで★こびと★になっていたら、おそらく人は壊れてしまう。
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窓付きは優し過ぎるので、そういうものを持っていない。
…しかし、普通の人間には、マウント欲求というものがある。
「自分を大きく見せて、それによって相手を踏み潰したい」という願望がある。
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ゆめにっきという作品はあそこまで、世界観が独特だったのだと思う。
怒りが存在する理由
人は、怒ります。
「何故人は怒るのか?」
これも、ノリノリネガネガ理論である程度説明出来ると思います。
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他人が★ノリノリ★でいたとします。
そして、その他人の★ノリノリ★が、気に障ったとします。
具体的には、その他人の★ノリノリ★が、自分にとっての★ネガネガ★であったとします。
……たぶん、そういう時に、怒りという感情は発生するのだと思われます。
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例えば、日本が一番だと思っている日本人がいるとします。
そして、その隣に、アメリカが一番だと思っているアメリカ人がいたとします。
その時、その日本人の人は、★ノリノリニッポン★を抱いています。
それに対して、そのアメリカ人の人は、★ノリノリアメリカ★を抱いています。
★ノリノリニッポン★は、日本が一番でないと成立しません。
★ノリノリアメリカ★は、アメリカが一番でないと成立しません。
なので、その2人が出会うと、★ノリノリ★同士が対立してしまいます。
そして、アメリカ人が口を開き
「Heyジップ!今日もアメリカの犬ご苦労様デース!」
……というような事を言い始めてしまえば、喧嘩が起きます。
お互いが、お互いを、★ネガネガ★にしようと頑張り始めてしまいます。
たぶんそういう概念が、怒りとか喧嘩とか、そういうものなんだと思います。
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「いや!★ノリノリニッポン★だ!」
…たぶん、そういう感じのやり取りが発生しているのだと思われる。
怒りという概念の正体とは、「★ノリノリ★を★ネガネガ★にされた時に発生する、他人の★ノリノリ★を★ネガネガ★に変えたい」という気持ち。
他人を否定する。
そうすれば、他人の★ノリノリ★を★ネガネガ★に出来る。
そうすると、人はすっきりする。
……だから、人は怒るのではないかなと、そんな事を筆者は思ってます。
★ノリノリ★と★ネガネガ★と、交感神経と副交感神経
人間には、交感神経と副交感神経というものがあるらしいです。
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活動している時には交感神経が働いていて
リラックスしている時には副交感神経が働いているらしい。
(たぶん医学とかそういう範囲の話だから筆者にはよく分かりませんが)
たぶん、★ノリノリ★と★ネガネガ★のエフェクトは、人体のこういう構造ともなんかいい感じに噛み合ったりしているのだと思います。
例えば、人間は明日の遠足が楽しみになったら、何故か寝れなくなります。
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人間は、物事が楽しみになれば★ノリノリ★になります。
しかし、★ノリノリ★になればおそらく、交感神経的なものが働いてしまいます。
そして、寝る為には副交感神経を働かせる事が必要になります。
…だから、人間は明日が楽しみになれば、何故か逆に寝れなくなります。
人間というものには、たぶん、そういう感じの構造があるのだと思います。
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頑張るべき時は★ノリノリ★になる。
のんびりすべき時は★ネガネガ★になる。
そういう感じにしたら、人間の体の性質とかそういうのと心の状態が上手い事マッチして、なんか生活とかがいい感じになるのではないかなと思います。(たぶん)
バブル経済が存在する理由
この世には、バブル経済というものが存在します。
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景気が良すぎる感じのアレ。
(筆者は全然経済とかに詳しくないので、適当な事しか言えませんが)
たぶんこういうものも、★ノリノリ★と★ネガネガ★という概念を使えば何となく理解出来るのではないかなと思います。
人間には、★ノリノリ★というものがあります。
そして、発展中の国とかは夢や希望に溢れてるので、社会全体が良い感じに★ノリノリ★になります。
そうして、社会全体が★ノリノリ★になれば、おそらくその社会はとてもエネルギッシュな感じになります。
しかし、★ノリノリ★というエフェクトは現実に則していません。
★ノリノリ★を続ける程、必然的に、嘘というものが積み上がっていきます。
なので、★ノリノリ★をやり過ぎれば、社会にはどんどん歪みというものが生まれていきます。
そして、家の値段とかが高くなり過ぎたら、皆が「流石になんかおかしくね?」となって、バブルが弾けます。
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バブルが弾けたら、社会が★ノリノリ★ではなくなります。
「この国はこれから貧乏になるから貯金をしなければ不味い」とか、そういう感じの空気感が国全体に出来上がっていきます。
つまり、社会が★ネガネガ★になります。
人間は、★ノリノリ★の時は冷静ではない代わりに力が出ます。
そして人間は、★ノリノリ★でない時は冷静である代わりに力が出ません。
だからなんか、バブルが弾けた感じの国は、失われた30年とかそういう感じのアレになったりするのではないかなとか、そんな事を筆者は思ったりしてます。(知らんけど)
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超ノリノリについて
世の中には、「好きこそ物の上手なれ」という言葉があります。
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何故「好きこそ物の上手なれ」なのか?
人間はどうして、好きな物は熱心に行うようになるのか?
その理由も、ノリノリネガネガ理論で説明出来ると思います。
人間には、★ノリノリ★というものがあります。
そして人間は、★ノリノリ★だったらやる気が出ます。
……なので、自然体で、何時でも、凄くノリノリになれる感じのもの。
つまり、★超ノリノリ★を抱けるものには、人は何処までも熱中出来るのだと筆者は思います。
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世の中の天才と言われるような人達は、たぶん、自分の専攻分野にこの★超ノリノリ★を持っているのだと思われる。
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この世の苦しみを知って、それに対して飢え死にする寸前まで悩んだ末に
「この世界は結局ただの大空の一部である」という感じの事を悟ったらしい。
★超ノリノリ★があるのであれば、それと対になる★超ネガネガ★のような概念もまた人にはあるのだと思う。
自分の心をコントロールする方法
やる気や感情をコントロールしたい。
人間なら誰でもそういう願望があると思います。
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どうやったら、それをコントロール出来るのか?
それも、ノリノリネガネガ理論で考える事が出来ると思います。
×→α→〇
人間の心は、こういう形をしています。
0→α→1
言い換えると、人間の心はこういう形をしています。
そして人は、このαの部分に介入出来ます。
つまり……
『=←自分が今抱いている気持ち』
『≠←自分がこれから抱きたい気持ち』
『-1←自分の1に対するネガネガ』
『+1←自分の1に対するノリノリ』
この4つの概念を、まずはそれぞれ認識してから
その上で、その4つの概念全部をαの中に詰め込んで
『=-1≠+1』という感じの形をしているエフェクトを作り出し
『0→★=-1≠+1★→1』
……という感じの状態になれば、人は自然と、自分の感情などをコントロール出来ると思われます。
(これは説明するのがあまりにも難しいので、何を言ってるのか伝わらなかったらごめんなさい)
★=-1≠+1★
このエフェクトをどうやったら作れるのかは……
各々の心の状態などによるので、自分で考えて下さい。(結局そうなる)
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★=-1≠+1★
という形のエフェクトをゲームに落とし込んで抽象化したもの
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=-1
「自分はボールを打ち返す事が出来ると思いながらバットをぐるぐるする」という行為
≠+1
よって『☆バットぐるぐる☆』=『★=-1≠+1★』
……という感じなのだと思う。(たぶん)
(……この部分はどうやっても上手く説明出来る気がしないので、何を言ってるのかよく分かんなかったら、適当にスルーしておいて下さい)
ポジティブ思考の危険性
人間の心は1ビットで出来ています。
なので、人間は世界を×か〇かで見るほど、生きやすくなります。
適当に★ノリノリ★で生きている人は、たぶん、凄いエネルギーを持って生きていく事が出来ます。
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しかし、世界は本当は、×か〇かではありません。
そして人の心というものもまた、本当は常に、色んなエフェクト同士が喧嘩をしています。
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という式は、たぶんより正確に言うと
×>〇→α→〇>×
という感じの形をしている。
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そんな中で、たまたま天秤が傾いた方を、人は「0か1か?」として認識している。
…と思う。
そんな世界を無理やり×か〇かにしてしまえば、認知というものが歪んでいきます。
自分のエフェクトを無理やり一つに統一してしまえば、豊かな感受性というものがなくなっていきます。
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人の心は×→α→〇という形をしています。
なので、人は自分をそれに合わせないと、たぶん脳はバグっていきます。
しかし、世界は本当は0か1かではありません。
なので、人は自分を最適化し過ぎると、たぶん行動がバグっていきます。
なので人間は、★ノリノリ★と★ネガネガ★のバランスが大事なのだと思います。
そして、ちゃんと現実に即した思考を持った上で、★ノリノリ★になるべき時に★ノリノリ★になれるかとか、そういう事が大切なのだと思います。
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なので、心が△になって、思い悩んで何も動けなくなっている人こそが、本当は現実的な思考というものに近付けている。
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しかし、この世界は〇でも×でもないので、「答え」という概念は全て虚構に過ぎない。
「何故?」と想う心だけが、ただ一つ、現実というものを捉えようとする事が出来ている。
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それなのに人は、×か〇かでしか世界を認識出来ない。
だから、どうやっても、人はこの世界の正確な形を認識する事は出来ない。
人間の脳というものは、その構造上、何をどう頑張っても、「限りなく正解に近い」という性質を持った概念を作り出してそれを認知する事しか出来ない。
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理解や納得という概念は、突き詰めて考えると、その存在そのものが矛盾している。
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座り込んで、じっくり自分について考えてみる。
人間には時にはそういう感じの事も大切なのだと思う。
★ノリノリ★とカリンバ
ゆめにっきという作品には、カリンバというシーンがあります。
謎の民族が狂った踊りをしています。
体がコンセントになってしまった人達が、ゲロゲロと何かを吐きながら、謎の笑顔で歩き続けています。
これには、(おそらく)「現代人」というものが描かれています。
そして、それを通じて、「世の中」というものが描かれています。
…筆者も何となく、生きていてたまに、そういう事を想う時があります。
例えば仕事に行くと、みんなは笑顔で働いています。
仕事なんて嫌な筈なのに、人生なんてそんなに楽しい事ばかりではない筈なのに、なんだかみんな凄くニコニコとしています。
そういう事が、筆者はずっと、不思議でならなかったです。
人の心というものは、たぶん、★ノリノリ★と★ネガネガ★で出来ています。
「辛いけど楽しい事もあるから頑張らないといけない」という感じでは、やる気というものはあまり出ません。
「うおおお楽しいぜええ!!仕事最高おおお!!」という感じでいる時が、人間は一番やる気が出てしまいます。
人は★ノリノリ★か★ネガネガ★にしかなれません。
だから、働いている人は、笑顔で働いてしまうのだと思います。
血を吐きながら、苦しみながら、まるで狂った民族の踊りのように、意味も価値も分からない事を憑りつかれたようにやり続けるのだと思います。
人という生き物は、(筆者も含めて)なんか良くも悪くも、そういう風にしか生きられないのではないかなと、そんな事を時々、思ったり思わなかったりしてます。
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筆者のセンスで名付けるなら、★偽ノリノリ★とかそういう感じの概念。
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「自分の幸せ」「自分の本当の想い」という感じの概念。
この世界にはたぶん、殆どの人間が何時も抱いているただの★ノリノリ★とはまた別に、★真ノリノリ★みたいな概念もあるのだと思う。
おわりに
人間の心は×→α→〇
その全体像は「×→(×→(×→(エフェクト)→手段)→目標)→幸福」
エフェクトには、強弱とか∴とかトッピングとか、そういう色々な要素がある。
そして、人間の心は本当は1ビット。
エフェクトというものは、〇か×かでないと上手く抱く事が出来ない。
……そういう感じの事をイメージすれば、自分の心の制御というものは、少しはしやすくなるのではないかなと思います。
自分の心はどうなっているのか?
「幸福∴目的∴エフェクト」を、今の自分は、どんな気持ちでどのように頑張っているのか。
自分は時々怒りたくなったりするけど、世界は本当に★ノリノリ★と★ネガネガ★だけで分けられるようなものなのか?
……そう言う感じの事を思えば、感情の制御とかも少しはしやすくなるのでははないかなと思います。
自分はどんなエフェクトを抱いているのか。
自分は何に★ノリノリ★なのか。
自分は何に★ネガネガ★なのか。
自分の幸福とは本当は何で、自分は正しく★ノリノリ★や★ネガネガ★になれているのか。
……そういう感じの事を想えば、自分の心というものを、何となく理解出来るのではないかなと思います。
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人間とは大空の一部に勝手に価値を見出して、自分の人生というお人形劇に興じているだけ。
何に対して★ノリノリ★になるのか?
何に対して★ネガネガ★になるのか?
そういう事が、本当は大切なのではないかなと思う。
追記
想うとは一体何なのか?
エフェクトとは、突き詰めれば、どのような感じのものなのか。
そういう事も何となく言語化出来たので、ここにリンクを載せておきます。
一応頑張って言語化してみたけど
たぶん、この記事よりも更に何言ってるか分かんないと思うので、これはもう何となくで読んでおいて下さい…。