ふじもと皮フ科クリニック開院10年目のご挨拶

　おかげさまで、本日2024年6月15日で当クリニックは開院から10年目という節目を迎えることができました。これもひとえに、地域の皆さま、そして来院してくださる方々の温かいご支援とご理解のおかげです。心から感謝いたします。

　10年前、クリニックを開院した際には、不安と期待が入り混じった気持ちでいっぱいでした。開院初年度は来院される方の数も少なく、いつクリニックを閉院しようかと考えた時期もありました。しかし、日々眼の前の患者さまと向き合い、その一人ひとりの笑顔や「ありがとう」という言葉に支えられ、ここまで続けてこられました。　

　同時に、皆様から多くの貴重なご意見やご感想をいただいてまいりました。わざわざ病状が良くなったことを報告に来てくださる方もいらっしゃいますし、中には、厳しいご指摘やお叱りもあり、現在でもいただいています。これらは私たちにとって大変貴重な学びの機会となっています。ご指摘いただいた点については、真摯に受け止め、今後も改善に向けて努力してまいります。

　そして、クリニックのスタッフも、患者さまの笑顔や喜びの声に励まされ診療に取り組んできました。女性の多い職場なので、ライフイベントや本人や家庭の事情により当然入れ替わりもありますが、スタッフの一人ひとりがプロフェッショナルとしての誇りを持ち、仕事を通して着実に成長してこられたことは、私たちの大きな財産です。

　私たちは皆様の抱える課題の解決を最優先に考え、個々の患者さまに最適な治療を提供できるよう努めて参りました。これまで、小さなクリニックでは珍しく多種類の医療機器を揃えてまいりましたし、他の医療機関では避けがちな巻き爪の治療に特化したサロンも開業しました。そして、日本医科大学千葉北総病院皮膚科との連携を強化し、大学が投稿する数々の医学論文に当クリニックも貢献し、結果として医学の発展にも貢献してまいりました。このように、医療の進歩に伴い私たち自身も最新の知識と技術を取り入れ、常により良い医療を提供できるようこれからも変わらず研鑽を積み重ね、信頼されるクリニックであり続けるために精進していきます。

　この10年で得た経験と知識を基に、これからもさらに質の高い医療サービスを提供し、皆さまの健康をサポートしていくことをお約束いたします。そして、皆さまのご意見を大切にし、より良い医療サービスを提供し、小さなクリニックであっても社会貢献を通じオンリーワンのクリニックを目指していきたいと考えております。

　最後になりますが、改めて、この10年間支えてくださったすべての皆さまに、心から感謝の意を表します。そして、これからもふじもと皮フ科クリニックをどうぞよろしくお願い申し上げます。