命拾いしたなあの先生 部活いじめと私の腹黒さ 最終章
嗚咽と涙と鼻水で、ちっとも体が、落ち着いてこない。
ただでさえ辛い部活いじめで、毎日憂鬱なところに、最後にこんな大きな特大花火🎆で
さらし者にさせられ、何も見えてないアホ顧問。
遺書を書き始めると、また、涙が止まらない。
『私が死ぬのは、顧問が許せない。部活行くたびに嫌な気持ちになっていることも、気付けないないような人が、教師をやっていていいものだろうか?
私の死と引き換えに、彼には重罪を与えて欲しい。きっと教育委員会が、たかだかいち生徒のために教師を無駄にできないと守るようならば、末代まで祟ってやる。』
そのようなことを書いていた。
姉が、それを読んで、「生徒の自殺ぐらいで、教師が、牢屋に入ることは無理やで。教師が、殺したっていうなら、ええけどさ。学校側で上手いこと言ってさ、生徒が勝手に死んだことにされるやろ。
それに、末代まで祟ってみ、ずっと成仏できやんと彷徨って地縛霊になるで。」と。
中3ながら、本好きな姉は、暇さえあればいろんな本を読んでいた。怖がりなくせに、オカルト物も大好きであったから、その手のマンガも大量に読んでいたためにしょうもない知識もいっぱいなのであった。
勝手に人の遺書を読み、低評価をくだし、死ぬ気がなくなってしまった。でも、くそっ腹が立っている気持ちが、おさまらない。
1つ上にはの先輩にちくってやろう。と。ただ誰も仲良しな人がいないし、一個上の学年はヤンキーがやたら多くて怖いんだよなー。
まず、卓球部の比較的優しいA先輩を選んだ。5組だったので、5組の男の先輩で、サッカー部あたりで、あんまりモテすぎ出ないのを選ぶ。とりあえず、このサッカー部のB先輩を好きということにして、A先輩にプロフィール(当時かわいいレポート用紙に名前とか好きな食べ物とか、聞きたい項目書いて、好きな人に自筆で回答してもらう。可愛く折って生徒手帳に挟んだりして、大切に持ち歩くことが、流行っていた)B先輩のをもらえないか頼むことにする。
筋書きはできた。そして仲良しな先輩ができた。部活での出来事を話して、許せんと先輩らはめっちゃ怒ってくれた。ヤンキーの仲間も呼んで、デブ女と手下を別々に1人ずつ、体育館裏へ呼び出し、制裁を与えた。
それぞれは真っ青な顔して、私の所にきた、特にデブ女は土下座で謝ってきた。私もとぼけて、「え〜何なん?」2人は意地悪したから、と言ってたが、同じクラスの手下は「先輩の手前謝っとくわ」と。
こいつはキライやなと。心から思った。
とりあえず顧問は、呪っておこうと思ったが、ヘビみたいな顔のため、逆に呪い返しにあったら怖いと思い、我慢することにした。
今でも、もしあったら、絶対土下座させて謝らせようと、思っている。
おまえが、今生きていけるのは、私が死ななかったおかげだぞ。と。
その後、デブ女と手下2人とも結構仲良く過ごした。
いじめからは逃げられない、力の弱い自分は、他の人の力を借りてでも仕返しはできる。いじめを受けている人たちは、是非ささやかな?仕返しすること。をお勧めします。
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