マギアレコード第二部最終章感想
前半ストーリー感想
本当はスクショも追加したかったんですが、めんどくさいので気が向いたら追加します。続きが更新されて元気があれば追記します。
最終決戦初手でプレイヤーの分身を始末してくるゲーム見たのは初めてだよ・・・
全プレイヤー中の9割は小さなキュゥべえが始末された時笑ってそう。自分も笑いました。(なにわろとんねん)
しかし始末しに行かさせるのはよりにもよって環いろはのコピーということに瀬奈みことの悪意にもっと早く気づくべきだったかもしれない。
急に現れたアリナから語られる瀬奈みことの目的。とりあえず世界ヤバイ。実にストレートなラスボス、ラスボスといえば世界崩壊や人類滅亡なんだよな。
今後の目標として、悪夢の中にいる魔法少女を守りながら空に浮かぶ鏡を破壊し、南凪にある巨大な鏡を破壊することに。
魔女を倒さないことには被膜への干渉はなくならないので、(裏技がない限り)今起きているいろは達の力だけで鏡の魔女を突破しないといけない。
1週目の時も魔女を倒すが優先事項になっていて、∞いろはのなんかすごいパワーで寝てる子たたき起こせるやろ~と勝手に思ってたので実は結構ピンチじゃない!?と今更ながら思いました。
(割と前からそんなところはあったけど)薩摩流のミラーズコピーの撃破をする静香ちゃんやひめなちゃんの大立ち回りによってこの段階だとまだ希望はありそうな雰囲気。というかひめなちゃん&ヒコ君ペアが強すぎる。ネオマギウス編のラスボスを務めてその格を落とさず仲間入りしてくれるのがとても頼もしい。
会ってもいない鏡の魔女(瀬奈みこと)に対してその滅びは実験みたいで白けるとバッサリ。勘の良さは健在といったところか。事実アリナにも指摘されていた瀬奈みことの私怨だけの滅びは信念や美学に欠けているところは感じる。滅ぼすという行為自体もみたまさんの願いの借り物でしかないし・・・
アルちゃんから語られる瀬奈みことの目的(真)
世界の滅亡ではなく人類の滅亡が瀬奈みことの目的。ここの、人を滅ぼすには世界を焦土にする必要もなければ今の人類を全て殺す必要もない。そもそも誕生しないように生物の進化を封じればいいんだ。というキュゥべぇの発言が妙に好きです。よくわからないけど世界の滅亡と人類の滅亡って同じようなもんではなかろうか。
あと特大の業務妨害されてるキュゥべぇはキレていいよ。
南凪の偵察シーン
直前にラビちゃんの気持ちが整理ついてなかったらコピーとの問答でまさかの敵対になっていたかも?と思いました。だから、11章でラビちゃんの気持ちと向き合う必要があったんですね。
リヴィアさんの(聞こえてる)独白シーンでまた好感度が上がりました。ここ最近のリヴィアさん何かするたびに好感度上がってる気がする。
最初は胡散臭かったり不法占拠したり黒幕ムーブしたりとはっきり言ってあまり好かれるようなキャラではなかったんですが、悪に秘められた善を行うことがわかってからは好感度うなぎ上りでしたね。
悪夢を見る魔法少女たちを診るいろはちゃん
フォークロアは魔法少女が広がったことによる更に過酷な迫害を、
ネオマギウスは弱い魔法少女が依然として認められない世界を、
プロミストブラッドはカタコンベが露呈したことによる人間との争いを、
みかづき荘はバラバラになってしまった家族を、
見てうなされています。
今回は語られなかったけど時女一族は知らない誰かに願いを搾取される魔法少女の姿を見ていると想像しています。
急いで魔法少女を広めても人間は魔法少女を受け入れないし、魔法少女にもいろんな人間がいて良い所も悪い所も伝えないといけない。
救われる未来だと思った所は辛い現実で、関わり合いを一歩間違えれば取り返しのつかないことになるかもしれない。
いろはちゃんが夢見た理想に遂にここで「現実」が突き付けられました。
いずれはどこかで語られるかなと思っていた「現実」部分について、ここにきて踏み込んできたな・・・
もはや15歳の少女が考える話ではとっくに無くなっているかもしれないけど一度理想を掲げてみんながついてきた以上は、絶対に向き合わないといけない問題だし、ここは必ず答えを出して欲しい。>考え過ぎは良くないの!<
太助と灯花パパの死亡
えっ生きてるよね??と思いながら読んでたらもうダメな雰囲気が出ていて、この辺からヘラヘラ読んでる場合じゃないなと思い始めました。いや別に毎回ヘラヘラ読んでませんが・・・
持病なんて知るかとばかりに事故らせるのは流石にビビる。免停覚悟で行くけどノロノロ運転していたアニやちは正解だった・・・?
灯花ちゃんねむちゃんの到着が間に合わないため、いろはちゃんとういちゃんだけで鏡へ攻撃。やろうと思えばその前のタイミングでもできたのにやったか!?のタイミングでういちゃんを始末するのは本格的にいろはちゃんとプレイヤーの心を折りに来てませんか瀬奈みことさん。
ういちゃんが死んだこの段階で勝算はほぼゼロになってしまったし、読んでる側もこれあかんやつと思わせる攻撃だった・・・
(このデーモンハンド強すぎない?)
結菜さんがいつか言っていた、急所は妹だけというのを表すかのようないろはちゃんの動揺。
ここにきて次は、大切な人を失う空虚な感覚と胸の寒さを理解することが、他人へ本当に寄り添うために必要なことだと理解しました。
いろはちゃん自身は何も失っていない、傷ついていないに対するカウンターがこれなのであればあまりに惨い・・・
それでも、いろはちゃん自身は偽物の強さと言ったけど、かごめちゃんや結菜さん含む他グループのリーダーが手を差し伸べてくれたのは、いろはちゃんが言う偽物の強さで助けたことに対するお返しだと思いました。
(いきなり結菜さんがういちゃんとの思い出聞かせてといった時は何いきなり言い出すんだと思ってしまったけど)人の苦しみを受け入れると言ってくれる結菜さんの姿はいろはちゃんの強さがないと起こり得なかったよ・・・
何が言いたいかというといろ結菜なんですよね。
理子ちゃんとみかげちゃんのコピーを捕獲して、目標は鏡の魔女の打倒の前に過去からういちゃんと小さなキュゥべえを連れてくるに変更。
しかしういちゃんを失った段階で勝敗は決したとばかりに魔女化が起きていきます。あの・・・ここから読み返すのがとても辛いんですが・・・
いろはちゃん達が走るイベントスチルに魔法少女たちの名前が表示されてタップしていくごとにどんどん消えていく演出考えた人、怒らないので出てきて欲しい。
メタ的に見たら最後には逆転できても、前に進もうとして更に状況が悪化してくのを見るのはとても辛い・・・
5年見てきたみかづき荘が燃えるシーンを入れるの、本当に人の心がない。
しかも魔法少女は完全に魔女化したのではなく、ドッペルを出した状態で意識を操られているという尊厳破壊状態だった。運営おかしいだろ!!!ここで4つのリーダー達が自分たちのグループメンバーを介錯するために命尽きるまで戦うシーンは悪い夢でも見ているかのようでした・・・
リーダーたちが力尽きたところでやちよさんたちに力を預けて信じているいろはちゃんに最後の望みを託します。ここのみんながもう覚悟が完了しているのが本当に泣かされる・・・
さりげなくさな呼びするやちよさんは置いておくとして、誰一人泣き言や駄々を捏ねず魔法少女の未来のために命を燃やすのが眩しすぎました。(やはりさな呼びすると世界が崩壊するのか・・・!?)
ピュエラケアの3人の死亡シーンで1回泣きました。流石にずるいて。
とうとう残るはいろはちゃんとかごめちゃん(とアリかり)になってしまい、かつて共に戦ったり遊んだ仲間たちがドッペルを出しながら現れるの、地獄か?
万事休すのところで、やちよさん達が到着。未来のために行けと背中を押します。何回泣かせに来るんでしょうか?
謎空間にいる灯花ちゃんとねむちゃんからこの世界は既に詰んでいること、平行世界があれば、その世界の自分たちなら救えるが今の自分たちは救われないと告げられます。
賛否は分かれるかもしれませんが、魔法少女の未来を作るのであれば、もうこれしかなかったなと思います。
勝利するのが我々が知るいろはちゃん達じゃなくなったとしても、魔法少女が生ける世界を作るのが死にゆく彼女たちの覚悟であるのならば、それを最後まで見届けるべきなのが我々の役割なんじゃないんでしょうか。仮に全滅した世界が消滅しても我々の記憶には残り続ける・・・
コピーの理子ちゃんとみかげちゃんに鏡を破壊されるシーン、どうでもいいことなんですがここちょっとえっちでした。アリかりは2人がどんな最期かは皆様にお任せしますとばかりにぶん投げて来たな・・・
環いろはについて
今までのマギレコなら苦戦しながらも鏡の魔女撃破する流れだったので、1回全滅させにきたのは本当に驚きました。
とはいえただ単にライターの方々の美少女を全滅させたい性癖が爆発したわけじゃなく、いろはちゃんが向き合うべき現実を突きつけるために必要な話だったなと思いました。
いろはちゃんはここまでユニオンの観鳥さんや郁美ちゃんを失ったものの、はっきり言うとそれほど親しい関係ではありませんでした。(なんなら観鳥さんには1部で殺されかけた)親しい人を失う痛みを知らないままこのまま理想へ進んでいったときにいつか、結菜さんやひめなちゃんの時のようにはいかない時が来てしまうかもしれないのなら、その痛みはどこかで経験しないといけなかったのかなと思います。
痛みを知るために誰かを死なす必要まではあるかどうかはさておき、いろはちゃんにクリティカルにその痛みが響くのは誰かとなるとういちゃんになってしまうのは確かです。
1部での行動を無意味にせず、かついろはちゃんの行動に説得力を持たせるのならこの展開になるのかなぁと思いました。
感想でも書いた、理想に対するみんなが恐れる現実部分についてもここでやっと顔を覗かせました。世の中綺麗な世界ばかりじゃないというのは読んでる側からしたら百も承知ですが、いろはちゃんからすると、5周年イベントでの神浜人の悪意に対する反応みたいにまだ自覚できていない部分があるのかなと思いました。じゃあ魔法少女が広める必要はないかというと、ある程度認知されて社会の中で生きられるようにしないと本当の意味での救いにはならないとも思います。正直未だにどう着地するか想像つかないのですがそこは信じましょう。
ういちゃんが死んでからの絶望フルコースパートも有り体に言えば運良くなんとかなってきたいろはちゃんに対して本当の失敗を教えるものだったのかなと思いました。一応失敗はしていない世界のいろはちゃん達が遺志を継いで戦うことになるけど、記憶も継いでいるからこんなん見たら全然ノーダメージじゃないよな・・・
とはいえみかづき荘燃やすのはやりすぎでは?というかこんなに追い詰める必要あった??ここまでやるか???やっぱ性癖が爆発しただけかもしれんな・・・
瀬奈みこと(鏡の魔女)について
純粋な魔女としての強さに人間の悪意が重なるとここまで邪悪な存在になれるのだなと感心しました。油断した瞬間に襲撃したり、魔法少女をドッペルのまま操ったりと悪意たっぷりすぎる・・・
あと最初はアリナグレイ進化計画どこに行ったんだよ!と思っていたんですが、今は、世界史弱い先輩に偏向世界史補習させた上で、鏡の魔女本体に自分を連れて行ってもらうつもりだったのかな?とか血が通っている自分の考えに乗ってくれる仲間を作りたかったのかな?と勝手に想像しています。
まぁ仲間になってもらうのは無理だったのですが・・・
∞いろはにあっさりやられるのか、まだ隠し技があるのか見届けましょう。
その他
平行世界や過去のやり直しとかは過去イベントで触れてたりするので読み直しておいた方が良さそう。(大宴会や殲滅戦ストーリー、ゆきか、クシュ、紗枝イベントとか)
あと帆奈ちゃんイベントが実は2部の超重要なストーリーになる作りはたまたまなのかそのつもりで書いたのかは是非いつか知りたい。
結菜さんいろはちゃんが苦しんでいる時に話を聞いたり発言の節々に信頼を置いているの、やっぱいろ結菜なんだよなぁ~~~~~~~~~~
あれだけ敵対してたのに今では無茶したひめなちゃんのソウルジェムの心配してくれる静香ちゃん、静姫を諦めるなということでしょうか・・・