こころのサイン
みなさんは、仕事をしているときに
『あれっ?何かが違う…』
『こんなことしていちゃダメだ!』
『ここは自分の居場所じゃない!』
というようなことが
突然、頭の中をよぎった経験は
ございませんか?
この会社やっぱり嫌だなぁ…
やっぱり仕事が合わないなぁ…
入ったばっかりだけど
辞めようかなぁ…
ということではなく
仕事に慣れて
辛抱できないほどの不満はなく
ストレスも少ないのに
冒頭の3つの言葉が突如として
頭の中に、パッと現れるんです。
その現象が現れたのは
かつて牛尾が、ある中小メーカーの工場で業務請負会社の契約社員として働きはじめて3年目ぐらい頃でした。
牛尾の業務は生産ラインの中の検査業務です。
社内の検査の講習を受けて試験に合格しないとできない業務です。
最初に検査業務をする辞令を受けたときは、イヤで仕方なかったのですが業務をこなしていくウチに
『こんなにラクで、こんだけ給料貰えるならいいかも(^^)』
と思っておりました。
人間関係も良好で、雰囲気もよくタンタンと業務をこなしておりました。
検査業務なので、たまには責任者から
お小言をいただいくこともありましたが…(^o^;)
それで
『あれっ?何かが違う…』
『こんなことしていちゃダメだ!』
『ここは自分の居場所じゃない!』
という言葉がよぎった状況ですが…
いつも通りの検査業務をこなしていて
ちょっと手が空いた瞬間でした。
でも、そのときは
それほど深く考えたり
悩んだりすることなく
業務をこなしていきました。
が、しかし
そこから、半年後
生産体制が変わり
責任者も変わり、契約社員も増員、
不足する人員を確保するため牛尾も検査業務から
修理、補修業務への配置換えされました。
修理、補修業務はライン作業ではないので後ろから追いかけられるような
こともなく、正直、ホッとしたような感覚で作業にあたっておりました。
(もともと何かを直すということ自体が好きでしたから)
が、しかし、1ヵ月くらいたった頃だったと思います。
組立業務の欠員が急に出て、急遽、牛尾は、その業務へ
配置換えになりました。
この業務、ライン作業ではなく人が流れていく作業だったと思います。
(かなり前のことなので、うろ覚えで失礼します汗)
1の作業台は〇〇を取り付け、2の作業台は〇〇の取り付け…という順番に人が流れていく雰囲気だったと思います。
なので、作業に慣れないうちは遅くなるので、後ろの人を待たせることになります。
それが、牛尾にはキツかった…
だいたい、検査業務をしている最後の方は
『何でかな…キツイな…』
というような状態で仕事をしておりましたので
牛尾にとって、この配置換えは、とどめを刺されたような感じでした。
そこから1ヶ月後、作業自体が、できなくなり心療内科から診断書をもらい、会社に提出、長期休暇をもらいました。
その診断書の入った封筒には封がしてあり
牛尾は中身を見なかったなですが、
おそらく心のカゼ『うつ』だったと思います。
が、そんな状況でも
早く復帰せねば!と焦り
1ヶ月後には復帰をするも
復帰したその日に30分も作業をせず帰宅。
業務請負会社の担当者に連絡し
退職しました。
最後の日の作業内容は
ビス2本締めるだけの作業でした。
慌ててする作業でもないのに
ビス2本だけを締める作業ができなくなっていました。
3年近く検査業務をやって
ある意味、ロボットのように同じ作業を繰り返すことに
疲れたのではないかと思います。
自分なりにその理由が分かったのは仕事を辞めてから2ヵ月もたたないうちに普段の牛尾に戻ったからです。
それで、このような経験で分かったのは
牛尾は、同じことを繰り返す単調な作業には向かないということでした。
『あれっ?何かが違う…』
『こんなことしていちゃダメだ!』
『ここは自分の居場所じゃない!』
この3つの言葉が頭をよぎったときは
自分自身が限界に近づいている
サインだったのではないかと思いました。
というようなことをふと、思い出したので書いてみました
<(_ _)>