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動物の給餌法


1給餌経路
2給餌量
3給餌法(タイミング、場所、給餌する人、回数)


・給餌経路

適切かどうかは、動物の状態による。
ほとんどの動物は自分で食べることができるが、
親がいなかったり、重篤な病気の動物の中には介助が必要な動物もいる

・給餌量
動物の栄養素要求量は、フードに含まれる栄養素含量と、摂取するフードの量の組み合わせで決まる。フードに適切な栄養素が含まれていても、摂取量が過剰あるいは不足した場合には重大な過剰または低栄養状態に陥ることがある。

=摂取量が適切かどうかを把握することが重要になる。


与える給餌量は、病歴を聴取してから決める。
毎回計算して与えている飼い主もいるかもしれませんが、計算してあげていない飼い主もいます。なので、

ペットが摂取しているフード量を正確に推定するには、フードの購入頻度に基づいて計算する必要があるかもしれない。

・給餌法

自由採食法
 犬や猫が摂取するよりも多い量を常時食べられるようにする方法。食べたいときに食べたいだけ食べることができる。

メリット
 手間がかからず、常に鮮度の良い食餌を用意しておきさえすればいい。
この方法に合っているのは、授乳期

デメリット
 二頭以上の動物を飼育している場合、食欲不振の動物に数日間気づかないことがある。
 いつでも食べられるため、食べ過ぎて肥満になるものがいる
 ウエットフードや水分を含んだドライフードは、室温状態で長時間放置すると傷む可能性がある。

自由採食法に切り替えたい場合は、
まず通常の1回量と同じ量を与え、それを食べ終えて食欲がある程度みたされてから、自由採食用のフードを並べて置いておく。自由採食法に慣れていない動物は、何回か過食しすぎてしまうことがあるが、理解すれば、過食をしすぎることはなくなる。
しかし、この移行している間にフードを取り上げてしまうことはしてはならない。フードを取り上げるたびに、自由採食に変更することは難しくなる。

定量給餌法
 給餌量を制限しないときに食べる量よりも少ない一定量を動物にあげる。
定時給餌法
 予想摂取量よりも多い量を一定の時間内、(5~15分間)与える方法。
 定時給餌法は、犬ではあまり役に立たず猫においてはほとんど使われていない。

頻回給餌(自由採食)の食事摂取
メリット
 1日に少量の食餌を頻回与えると、1日当たりの摂食による熱産生が増加するためにエネルギー消費が増大する。また、一般に1日の給餌回数が少ない場合よりも総食事摂取量が多くなる。
少量頻回給餌には、採食、消化、吸収、栄養素の利用などに問題がある動物には利点が多い。
 6か月齢以下の子犬や子猫、運動量が非常に多い犬、酷暑、極寒の地域に住む動物、妊娠後期、授乳期の動物などには栄養要求量に見合う栄養が摂取できるように1日3回給餌する。
このような動物は、健康な大人な動物に比べて体重あたり、1.5~4倍の食餌を必要とする。
ストレス、酷暑などによるさまざまな理由で食欲が落ちている時期には、食餌回数を増やすことにより十分な摂取量を確保することができる。


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