フィッシュクラッカー
一年ぶりに会った友人。
国の体制の変化によって
まったくその後の人生が変わって
しまうことの過酷さ。
その過酷さに抗いながら自分の
人生をなんとか生きようとしている
友人。
先月ある講演会で伺った女優さんの
話しを思い出していました。
戦争によって家族を失い、孤児院で
暮らしていた女の子が養母となって
くれた女性とともに日本にやってきて
その後に待ち受けていたホームレスと
しての暮らし。
そのなかで声をかけたのは2人の女性
たちでした。ひとりは給食のおばちゃん、
そしてデパートの試食のマネキンのおばさん。
給食のおばちゃんは自分の家にその親子を
引取り、日本での永住権を取るために
奔走してくれたとのことでした。
それでは私は友人に対して何ができるのか・・・
昨日彼女がくれたフィッシュクラッカーを
食べながら、外国人としての彼女が日本で
生きていくためにどうしたらいいのかと
考えてしまいます。
祈りながら、神様に知恵をいただき
彼女にとって必要な助けを行うことが
できますようにと。