キングダム考察768話 信のプロポーズは羌瘣の死亡フラグではなくむしろ生存フラグ
【考察その1】
本誌ネタです。
と言うか表題ですでにネタバレなのはご容赦ください笑
この記事が書きたくて、今回このnoteアカウントを取りました!。
ネタバレサーチしまくってる中、今回のプロポーズで、
かなりの人が羌瘣に死亡フラグが立ったと書いていて
めちゃくちゃ驚きました。
逆に私、これ読んだ瞬間に、
「あ、羌瘣生存フラグになった!、よかった!」
と、感覚的に思ったんですよ。
ま、私が大の羌瘣推しで、それ目線だからってのも大きいんでしょうけど。
その理由について、以下記載しますのでご覧ください。
結構羌瘣推し目線で強引な内容ですがご了承ください。
フラグ1つ目:作中における「中華統一後」の表し方
これを読んだ瞬間、
「よぉっっっしゃーーーーーー!!!!!(歓喜)」
と言う気持ちと
「えーーーーーーー!!??また待たされるの!!??(号泣)」
と言う気持ちになったのは、他の方と全く一緒な私です。
ただ、この「中華統一の戦争が終わったら」の言葉。
これがすごく印象深くて。
で、よく考えると、この言葉のあらわす意味はすごく重くて。
キングダムのストーリーは
漂と夢見た「天下の大将軍」への道。
政とまさに進み続けている「中華統一」への道。
これらがブレない軸として通っている中で繰り広げられているドラマです。
で、今回の場面は、
「中華統一後の世界」について、
信が作中初めて言及したすごく貴重なシーンです。
(間違ってないよね?)
そして、「プロポーズ」とは、
長い人生が終わるその時まで一緒に過ごす約束、
と言う意味であり。
すなわち、
戦うだけが存在意義である自分たちだけど。
自分たちを結びつけているものは戦いだけだったけど。
いつか来るはずの、戦わなくてもいい世界になったとしても、
これまで以上に強い絆で、手を取り合って生きていかないか。
・・・ってことですよ。
もう、すごくすごくロマンティックでたまらなく萌えました。。。
もちろん、私が萌えたとか言うのは、正直どうでもいいことでして笑。
大事なのは、作中でのその描かれ方です。
中華統一することが史実上決まりきっていることは、
この作品の大前提のことです。
「中華統一後の世界」はキングダムストーリーに置き換えると
「最終回」以後を連想するワードです。
で、
★史実上生存が明らか★で、
★主人公である李信★が、
★真っ直ぐ★、
★正面を見据えて★、
★「中華統一後の世界で羌瘣と結婚(=一緒に生きていく)」と明言★し、
★李信本人自ら★が、
(大事なことなので2度言いました!)
★しっかり羌瘣本人に聞かせている★んですよ。
これはまさに
信の「中華統一後の世界」(最終回)に羌瘣が存在している、
と言うことではないですか?。
また羌瘣も、返事保留ではあるけども、言われた直後に
「嫌ではない」と内容そのものは肯定
(正確には二重否定だけど笑)しています。
これを生存フラグと捉えて全然問題ないんじゃないですか?。
そう言える根拠は、
似たような内容の死亡フラグが既に出ていることからです。
それは、途中退場が決まっている李牧が、後ろ向きで言ったセリフ。
その際に言われたカイネは返事どころか内容を聞いてすらしませんでした。
その後の肥下の戦いにて、再び
矢を射られたカイネを助けに行った時も同じことをカイネに言いますが、
やっぱり李牧は後ろ向きで述べてます。(68巻157ページ)
そして、カイネ自身はここでも(当たり前ですが)
「そんな約束していない」と否定しています。(158ページ)
「全てが終わる」も「最終回」を連想しますし、
「一緒に帰る」も「一緒に生きていく」を連想する点で、
信のプロポーズの内容にとても似ていますが
(実際に同じ意味で李牧も言っているのでしょうし)、
表現方法も結果も全て対比になっていることが
今回のが生存フラグだと思う理由です。
(最も李牧のやつも、作者様的な思い入れを考えると、
もしかすると生存させてしまうかもなぁとも思えなくもない苦笑。。。)
史実では死亡の記録がない羌瘣将軍。
そのキャラをヒロインに選んでいる意味もそうですし、
コマ割りもせず1ページ丸々使い、主人公にこんな重要なこと言わせといて、
「あれは真っ赤な嘘でした〜!」って展開、今更あり得ないですよ!!
なおですね。
キングダムの中でプロポーズ?する際に
真正面で宣言をしてない場合は今のところ死亡フラグ認識です。
なので「真っ直ぐ正面を見据えて」と言う描き方は、絶対に、
本当に本当の生存フラグだと信じ込んでます笑。
フラグ2つ目:この日交わした約束2つ目
生存フラグはもう一つあったと認識しておりまして。
それは、この前のシーンになるのですが、
羌瘣が自分の里に信を連れて行く約束をしたことです。
元々、作者様は中国のこの辺の民族や文化の勉強を
きちんとされているとの認識で、
羌瘣のこの辺りの決着もキングダムの新しい世の中の一環として
きちんと描いてくれるような気がします。
現実的に、羌瘣は蚩尤の掟に抗う生き方をしてきています。
掟を破って外の世界で生きていることはもちろん、
敵討ちのため里に戻った際、バアに対して
「祭なんて馬鹿げたこと止めればいいじゃないか」と怒ったり
(16巻おまけ漫画)、
仇として討った幽蓮を、次の祭をなるべく起こらせないように隠したり
(34巻55ページ)。
すでに小さいながらも掟に抗う意見をしたり行動したりな行動が
原作でも描かれてきています。
結果、中華統一後、羌瘣の将軍としての働きの一環として
この辺の刺客制度を撤廃し、蚩尤の掟もなくなり、
平和になった里に信と礼と、そして信との間に生まれた子供と4人で訪ねる
・・・と言うお話が是非読みたいなぁ(爆)。
考察まとめ
今回は「中華統一後」に秘められた、
作中上の意味と生存フラグに限定した考察を書いてみました。
信自身がプロポーズに込めた「中華統一後」の意味ついては、
別記事で考察しますので、合わせて読んでいただければ幸いです。