【緊急】ゼットン 〜大いなる(商品化)希望の光を買った話。〜
緊急でNoteを回しているKトレです。
6月もまだ始まって1週間なのに、完全に今月の界隈の話題を掻っ攫っていった感のある
「ウルトラアクションフィギュア ゼットン」
すっかり定着したボーイズトイ規格のアクションフィギュアに、最強の怪獣が登場。
正直フィギュアーツを持ってる自分に取っては無用の長物なはずなのだが…
何やらこの商品、めちゃくちゃ評判良い!欲しい!
百聞は一見にしかず!私の好きな言葉です。てな具合で発売翌日、帰りのヨドバシカメラでゲットしてきたのであった。
やっぱりこの商品、凄かった。
なので例によって、この商品に対する率直な感想を残しておきたいと思う。
※ところで今はジェンダー論の観点からバンダイでは「ボーイズトイ」という呼び方を公的に使用してないようだが、本文では通りやすさを優先してこの表記を使わせていただきます。
・ゼットンはやるぜ!
とにかく商品としてのクオリティは高い。
アーツとのモデルになった着ぐるみの違い云々については後述するとして、
彩色、質感のレベルや付属品のセンスも素晴らしい。スペシウム光線と八つ裂き光輪が揃って付いてくるのはシリーズを集めている人には嬉しいはず。
けど、一番のインパクトは発売のタイミングだろう。
ウルトラシリーズに限らず、ボーイズトイは(新番組の初期アイテムを除き)その月に発売される商品は毎月初日0時に主要通販サイトで解禁され、翌朝か昼にはバンダイ公式からのリリースという流れがかなり定着している。
そこに行くとゼットンは解禁から発売日まで僅か3日だった。
今どきのキャラクター商品でこんなにすぐ手に入る快感はそう味わえないと思う。
UAF規格での怪獣展開は一昨年のジャグラス・ジャグラーから始まっているが、2月に発売されたバルタン星人に続き、その"勢い"が強くなってる事を否応にも実感させられる。
こうなるとクオリティはもちろん、話題性もグンバツと言っていい。
・死斗!ゼットン対ゼットン
さてここからが
「S.H.Figuarts ゼットン」との比較である。
UAF、巷では「ウルトラマンマックス」〜「ウルトラマンオーブ」にかけ使用されたゼットンがモデルとされている。実際パッケージに使用されてる写真がそうなので多分間違いないと思う。
対してアーツも例によって初代ゼットンの造形物を徹底研究して作られた逸品である。
並べてみると…
一目瞭然。
さすがに関節処理はアーツの圧勝だが、可動やプロポーションは拮抗していてそれぞれの良さがあり甲乙つけがたい。一応、塗装量の違いはあるがそもそもの成形色が良いので気にならない。
特に目立つ違いは頭部の解釈で、UAFの方がかなり小顔。というか逆に初代に忠実なアーツの方がゼットン二代目に見違うほど大ぶりに造形し過ぎているようにも見えてくる。
好意的に言うならば、まるで戦隊ロボの着ぐるみとDX玩具を並べて立たせたような不思議な感触だ。
そしてもう一つツボなのが、モデルとなった着ぐるみはかの「ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル」で激しいプロレスアクションを見せているので、アクションフィギュアである事にとんでもない説得力が出てる点だ。
まさかバンダイ、そこまで狙ってたのか?
行間の読み甲斐があるってもんだ!
本来児童向けの玩具が、この細かな頭身の違いだけでマニア心もくすぐってしまう。
もはや魔性のおもちゃである。
・出るか?可能性のかたまり
こうなってくると、UAFの今後の展開にかかる期待はめちゃくちゃ大きい。
この後に控えてるゴモラの存在を考えると、シリーズが順調に続いた時のラインナップは逆に読めないが、個人的にはダダとかメトロン星人はギミック込みでいくべきかなと思う。とはいえメジャーを外しては一番ダメなシリーズなので、ニュージェネ勢からのラインナップは大変かもしれない。グリーザで一番ギリギリだろうか。
取り敢えずアンケートにはキングジョーを書いた。
「いい加減キングジョーブラックを作る素体を安く欲しい」のが一番の動機だが…。
とにかく今後のウルトラアクションフィギュアに夢を膨らませているのは、皆さんと同じです。