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すとぷりの「霹靂」の考察

はじめに

すとぷりの4thフルアルバムHere We Go!!の20曲目「霹靂」の考察をしていきます。
今回はかなり主観の割合が多いのでお手柔らかに見ていただけると…

「霹靂」

・この曲のテーマ

りすなーのみんなを応援し、常にその居場所であり続けるすとぷり
この曲ではそんな彼らのりすなーに対する立ち位置を語っているのだと思います。
ファンの中でも応援の仕方が違うように活動者によってもファンへの接し方や伝えたい思いは異なります。
その中ですとぷりとそのりすなーはどのような関係なのか…
歌詞とともに見ていきましょう


何も見えない明日だって 貴方はそのままで
飾らない姿でいいと そう伝えたいな

バラード調のメロディに励ますような歌詞
イントロからささやかにみんなを応援するような優しい印象の曲だと思わされます。
「何も見えない明日だって」という歌詞から日々の中で何かしら辛い気持ちを抱えている人へ向けた曲だとも思えますね。
また、「そう伝えたいな」という歌詞から彼らとりすなーの間にそれを伝えられない何らかのわだかまりがあることが伺えます。

ありがとうの花だって どんなに並べても
本当の心の底に触れられはしないな

この歌詞ではまるで彼らの気持ちが私達りすなーに届いていないかのような言い回しをしています。
ですがそれはおかしい。
私達は日々、彼らから歌や動画を通してたくさんの感謝や愛を受け取っています。
では「本当の心の底」とは何なのか…
この言葉は霹靂を語る上では欠かせないキーワードです。

ねぇ、もう泣かないで 言葉は溶けるだけ
次こそ届けと 願いを歌うわ

この歌詞では先程述べた「本当の心の底」へどうにか手を伸ばそうとするが、届いていないような姿が描かれています。
それに対して彼らは次こそ…という不屈の思いでどうにか寄り添えないかと模索していきます。

今日も貴方は悪夢(ゆめ)を飲み干して
痛くも無いよなんて言うから 僕も泣きそうになるんだ
今はさよなら 喉を震わせて
届きもしない深い深い傷に触れないように目を閉じたんだよ

この歌詞では聞き手である「貴方」が悪夢を、「本当の心の底」にある辛いことを隠して強がっているような言い回しをしています。
そして一番のサビではそんな「本当の心の底」に対して触れずに目を背けることを選んでいます。
この歌詞で彼らが見ているものとは何なのでしょうか?

・「本当の心の底」とは?

僕は「本当の心の底」とはりすなーひとりひとりが抱えている悩みや問題を指していると考えます。
家族、友達、学校、仕事、病気、人間関係、病気…
一切の悩みも持たない人間なんていません。
ではそれらの悩みに対してすとぷりは何ができるのでしょうか?
いじめられているとき、かばってあげられるのか?
家族のことで悩んでいるとき、連れ出してあげられるのか?
否、できません。
彼らは宿題ひとつ手伝うことすらできません。
ですが彼らはりすなーが悩んでいる姿を知っている。
なぜなら、多くのりすなーさんがリプやDM、手紙を通じて自分の辛かったことや悲しかったこと、誰にも話したことの無かった悩みを打ち明けることで自分の人生を彼らと共有しているからです。
彼らが一番大切にしているりすなーが目の前で悩み苦しんでいても彼らは助けることはできないのです。

どんな形になって どんな寂しくなっても
貴方が笑えるならいいよ。そう思えたんだ

二番の始めではそこまで語っていた悔しさを拭うように「貴方が笑えるならいい」と言い、すとぷりなりの背中の押し方を語り始めます。
曲も一度フェードアウトしてから盛り上がる構成になっており心の動きを感じられます。

どんな願いだって言葉に変えた事で
形が変わってしまうわ 少しもどかしいな

「言葉に変えたことで形が変わってしまう」という話は配信内で似た言葉を聞いたことがある方も多いのではないのでしょうか?
直接りすなーを救うことができない中で彼らは言葉を使って僕らの「本当の心の底」を癒やそうとしてくれます。
ですが言葉で何かを伝えるのはとても難しいことで…
悪意のある他人が事実を曲げて広めたり
そもそも受け取り手に上手く伝えられなかったり
この歌詞ではそんな葛藤を歌っています。

ねぇ、もう泣かないで
言葉は途中で溶けるの

ここの歌詞では再び「貴方」を励まそうと試みますが、やはりそれが伝わらないことを嘆いています。

一つだけでいいの 本当の心まで
思いよ届けと音符に乗せるわ

直接助けることはできず、言葉では伝えきれない
そんな彼らがりすなーを守るために取った方法とは…

その答えはラスサビに記されています。

貴方は悪夢(ゆめ)を飲み干して
痛くも無いよなんて言うから 僕も泣きそうになるんだ
今はさよなら 喉を震わせて
届きもしない深い深い傷に寄り添うように
手を伸ばして願うの

ラスサビの転調前までは一番と同じ歌詞が歌われますが最後だけは異なります。
一番では目を閉じ、遠ざけていた深い傷に対して、ここでは手を伸ばし触れようとしている様が描かれています。
ではどうやって手を伸ばすのか?
言葉でしか伝えることのできないりすなーにどうやって手を伸ばすのか?
その答えとは…

夏が過ぎて秋になって
それでも それでも
貴方に歌うわ
いつも一つに合わせた声で
貴方の先に 夢に幸あれ

それは「言葉を伝え続けること」でした
どれだけ石を投げられようと、気持ちが伝わらなくても
どれだけ時間がかかっても
日々の動画で、配信で、歌で
一つだけでいい
だからどうにか思いを伝えたい
りすなーの心を守ってあげたい
りすなーの幸せを願いたい
それがすとぷりなりの背中の押し方であり彼らのりすなーに対する立ち位置なのでした。


・あとがき

霹靂の考察、いかがでしたでしょうか!
今回は始めに書いた通り自分の伝えたいことを書くためにかなり主観的に書いていってたので読みにくい点も多かったと思います。
自分がこの曲を初めて聞いたときの感動がほんの1mmでも共有できていたら嬉しいです!

・さらにあとがき

この曲を通してオススメしたいものがお2つほどあってですね…

・君の神様になりたい

まずオススメしたいのがカンザキイオリ様の「君の神様になりたい」なのですよ…
なぜかと言うとですね…
この霹靂という曲、とてもテーマがこの曲に似ている…
救ってあげたいがその力を持っていない…
曲の中の考え方は違えどとても似たシチュエーションと言えるでしょう。
そう思いながら聞くとまーじでそっくりなので聞いてみてくださいマジで

・莉犬めもりー


莉犬めもりー

次にオススメしたいのが莉犬めもりーなのですよ…
なんでオススメしたいかって言えばもうそれは読んでみてほしいんですが…
この霹靂という曲、莉犬めもりーのラストに書かれていたメッセージにとても似ている…(既視感)
読んだことある人ならわかるかもしれないのですがこの考察では莉犬めもりーから引用してきた言葉がかなりたくさんあります
具体的に言うと104,105ページから…(「本当の心の底」とは?の所では特に)

ていうか莉犬くんが自分のファンブックで語ってたことと同じことが全員曲で歌われるの激エモくないですか!?
しかもラスサビではそれに対して「いつも一つに合わせた声で」って言ってるんですよ!
メンバーみんなの思いがいつも一つに合わさってるんですよ!
激エモくないですか!?!?!?

ということで読んでみて下さい
霹靂で百倍泣けるようになれます

ということで!
長々とありがとうございました!
おつぷり!


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