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air_mezzanine
一年の終わりに。
その学年の子たちを来年度も受け持つにしろ、そうじゃないにしろ、私は必ず「お別れ」をしている。
区切りとして、必ずやっていることは、
①卒業レポートを書かせる
→四ツ切り画用紙一枚に、1年間で学んだこと、思い出、これからどうするかを絵や写真を交えながら書かせている。次に進むために、気持ちに区切りをつけさせるためにやらせている。
②全員に同じ内容の手紙を印刷して、百均の封筒に入れて渡す
→言いたいことは同じなので、全員に同じ内容を渡す。百均の封筒もseriaならオシャレなものがあり、シールもいい感じなものがあるので、それを貼り、手書きで名前を書いて渡している。
③撮りためた集合写真をA4サイズ1枚に縮小して集めてカラー印刷して渡す
→学級訓も文字として打っておけば、思い出として残りやすい。写真はみんなが欲しいので、全員に渡している。
今まで、他にも動画を作ったり、手書きで手紙を書いたりと試したが、どうしてもタイムパフォーマンスが低く、虚しくなってしまう。
人間、頑張った分は報われたいものだが、どれだけ最後にすごいことをやっても、響かないときは響かない。
だったら、やらない。
結局は教師の自己満足なので、見返りを求めず、私自身の気持ちの区切りとして手紙と写真だけは渡して、バイバイして終わっている。
ドライかもしれないが、それよりも「普段」を大切にしたい。
最後に教師がすごいことをしなくとも、普段からやってきたことは、子供たちに伝わっている。