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pasteltime
いつまで魚を与え続けるのですか?
老子の言葉で、
『授人以魚 不如授人以漁』
という言葉がある。
「飢えている人がいるときに、魚を与えるか、魚の釣り方を教えるか。」
という意味で、
「人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、魚の釣り方を教えてあげれば一生食べていける」
という考え方だ。
これは、教師の児童への接し方にも当てはまる。
例えば、魚を与えることは
「教師が頑張って喋り、説明し、教えること」
であり、釣り方を教えることは
「児童が自分でできるように、勉強のやり方を教え授けること」
であると考えている。
中学や高校、その先を見越して勉強のやり方を教え授け、できるようになるまで支えながら訓練させること。
そうすることで児童は自立できるようになる。
「発達段階を考慮して、(どうせできないから)やらせない」
のではなく、まず「やってみる(やらせてみる)」ことが大切なのである。
やってみたら問題発見ができるし、現在地からの一歩を踏み出させることができる。
「自分ごと」になる。
自分の人生を生きるようになる。