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気ままに乗り鉄旅…ときどき立ち寄り♨&駅そば&鉄印③【鶴見線完乗と甲州・国母の日帰り温泉】               

<2024年8月 尻手→(南武線)→浜川崎→(鶴見線全線)→鶴見→(東海道本線)→国府津→(御殿場線)→沼津→(東海道本線)→富士→(身延線)→国母→(身延線)→甲府>

8月13日(火)

◎南武線・尻手発06:47 普通→浜川崎着06:55

 「のんびり乗り鉄の旅」3本目のご報告です。
 前回の「山陰編」冒頭で「久しぶりの青春18きっぷ…」と書いてしまったのですが、実はその5日前に鶴見線全線に始まって御殿場線、身延線を巡る旅に出ていました。いずれも、過去に何度か乗った路線だったので、ついうっかりしていました。
 鶴見線は全国のJRでも珍しい入り組んだ路線です。鶴見-扇町間の本線のほかに海芝浦支線、大川支線があります。通勤客で混雑する平日の朝夕は別として、大川支線の大川駅発は8時51分の鶴見行きの後は17時29分までありません。効率よく全線を回るには朝が狙い目となります。
 とはいえ、仕事に向かう方で満員の車両に、1人だけカメラ担いでのんびりと乗っているのは、なんとも気が引けてしまうのでお盆休みの時期を選びました。

鶴見線案内図その1(鶴見駅で)
鶴見線案内図その2(鶴見線車内で)
鶴見線案内図その3(鶴見駅で)
川崎の次の尻手から浜川崎までが南武線の支線

 旅の出発は南武線尻手駅です。南武線は川崎-立川間を結ぶ路線ですが、途中の尻手から浜川崎まで支線が4.1キロあります。
 車両は本線を6両で走るE233系とは異なる2両編成です。最近、新潟で信越本線などで活躍していたE127系が投入されたと聞いて楽しみにしていたのですが、待っていたのは、これまで活躍してきた205系でした。でも首都圏では最後に残った現役の205系でもあり、その意味では貴重な存在です。

205系(尻手駅3番線)
本線を走るE233系(尻手駅)
尻手駅にて(2017年8月撮影)

◎鶴見線・浜川崎発07:03 普通→安善着07:07
◎安善発07:11 普通→大川着07:15 

 尻手駅を発車した電車は高架線を走り、東海道線を越えて8分で終点の浜川崎に到着しました。
 駅は行き止まりで、通勤客が慌ただしく降りた後は、のどかな空気に一変しました。電車は夏の強い日差しを浴びて静かに出発時刻を待っていました。

南武線浜川崎駅その1
南武線浜川崎駅その2
南武線浜川崎駅その3

 改札を出ると、道路を隔てて鶴見線の浜川崎駅があります。乗り換え時間は8分。跨線橋を渡り、狭い島式のホームの端でカメラを構えました。
 ちょうど鶴見発浜川崎止まりの電車が到着したので1枚撮影、まもなく鶴見行きが反対側にやってきたので乗り込みます。
 

鶴見方面から到着した浜川崎止まりの電車(鶴見線浜川崎駅)
鶴見行きの電車(鶴見線浜川崎駅)
南武線浜川崎駅から道路を隔てたところに鶴見線の駅が…

 鶴見線は、昨年12月以降、205系からE131系への置き換えが進み、現在では全車両が新しい編成になりました。
 以前、浜川崎駅を訪ねたのは2017年の8月でした。当時の写真には懐かしい車両が写っていますが、駅の雰囲気は特に変わった印象は受けません。

浜川崎駅に停車中の205系(2017年8月撮影)
鶴見線浜川崎駅ホーム(2017年8月撮影)
鶴見線から南武線への乗り換え階段(2017年8月撮影)
南武線浜川崎駅から鶴見線側を臨む(2017年8月撮影)

 安善で降りて、鶴見から来た大川行きに乗り換えます。電車は浜川崎方面に向かってちょっと走り、武蔵白石駅の手前でポイントを右に入り大川支線へ。4分で到着しました。 

大川駅にて

◎鶴見線・大川発07:18 普通→安善着07:22
◎安善発07:34 普通→扇町着07:43

 大川では3分で折り返しになり、再び安善に戻ります。
 安善の駅は構内踏切があって小さな駅舎に通じていて、なんとも風情があります。次の列車まで12分あったので、うろうろしながらシャッターを押しました。

安善駅にて、その1
安善駅にて、その2
安善駅にて、その3

◎扇町発07:46 普通→浅野着07:56            

 本線の終点扇町へ。この先には鉄路がないという終着駅の寂しさが、ちょっと漂ってきます。7年前に来たときは、ベンチで猫が昼寝をしていて、無性にうれしくなったのを覚えています。
 3分で折り返し、浅野まで戻ります。

扇町駅にて
7年前はベンチで猫が昼寝をしていました。(扇町駅で)

◎浅野発08:19 普通→海芝浦着08:23         ◎海芝浦発08:29 普通→鶴見着08:41           

 浅野駅は本線用の直線ホームと、大きくカーブした海芝浦支線のホームが分かれていて4番線まである構造になっています。なんとか雰囲気を出せないかなと撮ってみましたが…。 

海芝浦支線の4番線から本線を臨む(浅野駅で)
大きくカーブを切る海芝浦支線のホーム(浅野駅で)

 そして、沿線の名所、海芝浦へ。小さな運河沿いに工場地帯を走ってカーブすると、進行方向左手に京浜運河が広がります。天気もよく、首都高速湾岸線の鶴見つばさ橋もはっきりと見えました。

海芝浦駅から鶴見つばさ橋を臨む
海芝浦駅と京浜運河 
鶴見駅にて

◎京浜東北線・鶴見発08:45 普通→横浜着08:55  ◎東海道線・横浜発08:59 普通→国府津着09:44  ◎御殿場線・国府津発09:50 普通→御殿場着10:43    ◎御殿場発10:57 普通→沼津着11:30       ◎東海道線・沼津発11:37 普通→富士着11:55   

 鶴見を出てからは、比較的待ち時間の少ない乗車計画を立てることができました。ただ、南海トラフ地震の臨時情報の「巨大地震注意」が出された影響で東海道線が一部で徐行しているとのことだったので、御殿場線に間に合うかどうかが心配でしたが、国府津には遅れもなく到着しました。
 ここからはJR東海の車両に変わります。ロングシートだったら嫌だなと思っていたら、幸いクロスシートの車両でした。
 御殿場線は、これまでにも何度か全線を走破しているので、窓際の席に座り、景色を楽しむ乗り鉄に徹しました。

御殿場線の御殿場行きに乗り換え(国府津駅で)  
御殿場駅で沼津行きに乗り換え
沼津駅で浜松行きに乗り換え
富士駅を発車する浜松行き

◎身延線・富士発12:22 普通→国母着14:57    ◎国母発16:13 普通→甲府着16:28 

 富士駅でのミッションは身延線のホームにある駅そば「富陽軒」です。営業は午前11時から午後2時まで。これまではこの時間から外れてしまい断念していました。注文を受けてからかき揚げを作ってくれるのですが、発車までは25分の勝負。私の前に数人のお客さんができあがりを待っていたので時計をにらみながらになりましたが、発車5分ほど前に食べ終りました。ほくほくの味が楽しめて大満足でした。
 ここにも南海トラフ地震臨時情報の影響が出ていて、12:15発の特急「ふじかわ5号」甲府行きが運休になったため、2両編成の甲府行きは思ったより混んでいました。 
 

身延線と立ち食いそばのお店(右奥)

 最後のミッションは、甲府の5つ手前の国母駅から歩いて5分、源泉掛け流しの日帰り温泉「桜湯」です。露天風呂にサウナもあって、500円では申し訳ないぐらいの立派ないいお湯でした。
 今回のルートはいずれも初乗りではなく、何年ぶりかの再訪でした。これまで行ってない、富士駅の駅ぞばと立ち寄り湯を加えてみましたが、さほど混雑する区間もなく、もう少し途中で寄り道する余裕ありのルートになったと思います。        

国母駅の構内踏切で
甲府行きが到着
特急あずさと身延線の2ショット(甲府駅で)

 

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