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すべてのグレーゾーン達へ

お疲れ様です。

社会の塵です。

皆さんへ。

世界は果てしなく地獄です。
それを、僕らは何とはなしに、耐え忍んできました。

悲しみに心が耐えられるように、喜びを作り、
怒りに心が支配されぬように、優しさを作り、
一刻も早く時が過ぎるように、楽しみを作り、
闇が視界に入らぬように、愛と夢で蓋をしたのです。

人間とは、日に日に闇に目が慣れる生き物だと思います。
ぼやっとしていた、この世の悪の輪郭が見えてゆく。
誰だって見たくはないでしょう。僕もそうです。


既存の概念から引用するに、性悪説に近いと思います。
だが、本当は少しだけ違う。

生まれ持った性質は大半の人間がニュートラルなもので、能力の凸凹があるだけなのです。
世界の相対的な価値観と社会システムによって、理想的な人間から偏差のある、運の悪い人間ほど、歪みが加速する仕組みになっている。

偏差のある人間が社会の理想に近づこうとした結果が、
我々、灰色の層なのです。

社会の歪み側である僕たちには、社会の冷たい空気をよく知っている…よく、わかります。

「生きづらさ」はその種類や濃度、環境によって
“共感してもらえない痛み”になるのです。

偏差が個性たり得る瞬間はあろうとも、
偏差そのものが尊重されることはない。

悲しい不平等がこの世の本質です。ガチャに近いです。

だから、僕たちは、せめて偏差を個性として
昇華させる瞬間を少しでも増やさないといけない。
人によって、舞台は違うでしょう。
僕の場合はアートでした。

今、社会人になってもアートをしたいと思っているメンバーでグループ展を企画しています。

社会では何の役にも立たない僕だからこそ、
せめて偏差を個性に変えたい。
人生を辞めないために、
希望を持つしかないのです。

我々は。

暗い気分だったのでここに書き殴ります。

以上

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