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【短歌】鳥啼いてまだ暗き部屋めし香る還暦の朝、割る寒卵



昔、烏骨鶏を飼っていたことがある。番で庭に放すとちょこまかと動き回って可愛いかった。卵もこれまた小ぶりでかわいらしい。うちの烏骨鶏は、3日に一回くらい卵を産んでた。冬はやっぱり寒いからなのか、卵を産むペースが落ちる。だからこそ、採れると嬉しいし余計に美味いのだ。栄養がぎゅっと詰まった寒卵をアツアツのご飯にそのままかけて、醤油をちょっとたらす。白身、醤油の雲に黄身の月をかき混ぜてほふほふ言いながらずるっとかき込む。ああ、うまい。

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