諸先輩方がかっこいい問題
お金を敬厭していたのには、
もう一つ大きな理由がありました。
それはですね、社会問題に立ち向かっていく諸先輩方が
「持たないこと」を体現していたし、それをかっこいいと思っていたし、
すごく生き生きしているように見えたからです。
例えば、固定資産税も払えない状態なのに貯金のほぼ全てを回収見込みのないプロジェクトに注ぎ込んだり、
自分の家を売ってまで選挙活動費を捻出したり、
ひとり質素に山小屋で自給自足していたり、
でもなぜかみんな楽しそう、なんなら自虐して笑っている・・・
かっけー・・・
って思ってしまっていたんです。
だからラグジュアリーな空間とかハイソな食事に行きたいと思う自分と
折り合いがつかなくて、今思えば居心地の悪さも感じていましたね。
でもある時気づいたんです。
これはもしかして男女の脳の違いかもしれないと。
そう、私が後ろめたさを感じる相手は全員が男性だったんです。
誤解を恐れずに言えば、男性って多分、自分の身を削ってまでも
何かに尽くすことに喜びを感じる生き物なのではないでしょうか。
(男性からのご意見お待ちしております)
このあたりに男性のダイナミズムを感じます。
私は、自分を満たすことがイコール社会貢献だというところまで振り切りました。
そうなって初めて周りに目がいくし、本当の意味で他者貢献できると思うからです。
いま自分を最優先することに罪悪感を抱いている女性の皆さんにはむしろ、責任をもって自分を満たしてほしいと思います。
そのようにして、脳の作りが違う・・・
と胎落ちしてからは後ろめたさも吹っ飛び、
ハイ、完全究極体銭ゲバの出来上がりです。