$アメリカの罠 トランプ2.0の衝撃 (文春新書) 新書 イアン・ブレマー (著), ポール・ダンス (著), ポール・クルーグマン (著), & 6 その他
$解説
破壊者か? 救世主か?
アメリカ大統領選後の世界を8人の知性が徹底分析
トランプが再選したら、世界はどうなるのか?
数々の疑問に8人の賢者が答える。
・南北戦争以来、かつてない憲法上の危機が発生
・公務員制度を変えて、「闇の政府(ディープ・ステート)」を一掃する
・FRBの独立性を剝奪しようとする
・「プロジェクト2025」は連邦政府を改革する運動だ
・アメリカはリセッションに入り、金融危機に
・投資家や富裕層に有利な政策が実行される
・米軍は有事の際に日本を助けるのか?
・ヨーロッパの安全保障は大惨事に
・トランプは戦争が嫌いなのか?
・プーチンや習近平はトランプをどう見ている?
・日本は核兵器を持つことになる
・世界中で「底辺への競争」が起きる
「独裁者にはならない。就任初日を除いて」。
そう発言したドナルド・トランプ前米大統領が再選される可能性が高まっている。「もしトラ」後の世界はいったいどうなるのか。間近で見てきた人物をはじめ、文明史や経済学などの観点から8人の知性が分析する。
読者レビューより引用・編集
本書が企画されたのは、バイデンが撤退する前であろうから、直近の情勢を考えると少し焦点がずれた部分があるのはやむを得ない。出版された時点では、トランプ再選の可能性は少し低下していると思われるが、本書の内容は、トランプ再選の可能性が高い中で、保守寄りの識者が何を考え、リベラル寄り(反トランプ)の識者が何を説いているのかを知ることには意味がある。
ディープ・ステートを一掃しようとする勢力は、「プロジェクト2025」を立ち上げ、トランプ就任後の人事について、第一次政権時よりも綿密な準備を進めているが、当のトランプはその動きと距離を置いているというのも興味深い。
反トランプの識者が、トランプ再選の問題点、懸念点を幾つも挙げているが、共通点は、司法への不適切な介入である。既に最高裁判事は第一次政権時の入れ換えによって保守派が過半数を占めているが、第二次政権でFBIやCIAに介入し、政敵を貶めるような画策が為されるようになれば、米国の秩序が崩壊し、立ち直れないほどのダメージを被ることを懸念する声が最も多いことが本書からみてとれる。
登録情報
出版社 : 文藝春秋 (2024/8/20)
発売日 : 2024/8/20
言語 : 日本語
新書 : 192ページ
ISBN-10 : 4166614657
ISBN-13 : 978-4166614653
寸法 : 10.8 x 0.9 x 17.3 cm
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ジョン・ボルトン
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