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土と脂: 微生物が回すフードシステム 単行本 デイビッド・モントゴメリー (著), アン・ビクレー (著), 片岡夏実 (翻訳)


土と脂: 微生物が回すフードシステム
単行本 
デイビッド・モントゴメリー (著), アン・ビクレー (著), 片岡夏実 (翻訳)

$解説
今も売れているベストセラー『土と内臓』
https://www.amazon.co.jp/%E5%9C%9F%E3%81%A8%E5%86%85%E8%87%93-%E5%BE%AE%E7%94%9F%E7%89%A9%E3%81%8C%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C-%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B4%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%BC/dp/4806715247/ref=sr_1_1?adgrpid=52083331663&dib=eyJ2IjoiMSJ9.GjhFDQLB8aZXnGm43BxNVE9JsTYAUD-Ugzy9DKdjK7l5LW7LI656ijGr8GZMsm63FQn8YqynFhjlutYepIitCS3CZqm83ljnPnTeYkx58SbKCFRlgZzc7xPaPQJuSYDRJts33a8G66dP7cBKLyDo-DlAPBquM5McKYxOpNon5lmNFWxVsZiTjey4rcvyf2tsGjhhqtSj6JvIrp7zft8EGD4PZ-3srUNUFxgCXi3ACT3CaGLBzWaryepz8e4pvPzPbuPP6vIs48YQZJ6EWzfej1SoxyTUZuZRMEz3T8Z_peY.QL3d3RPbUFzJvfJg4PZ6-N6uR3jxmiJGmHMX_gDfSlM&dib_tag=se&hvadid=679025389888&hvdev=c&hvlocphy=9198331&hvnetw=g&hvqmt=e&hvrand=16827992906644415489&hvtargid=kwd-333085519379&hydadcr=19658_13570450&jp-ad-ap=0&keywords=%E5%9C%9F%E3%81%A8%E5%86%85%E8%87%93&qid=1727792768&sr=8-1

の著者による最新作!!

内臓にある味覚細胞、健康な土、
身体に良い脂肪・悪い脂肪から、コンビニ食の下に隠された飢餓まで、
土にいのちを、作物に栄養を取り戻し、食べものと身体の見方が変わる本。

前著に続き、目からうろこが落ちる記述が満載!
◎相乗的に作用しあうファイトケミカル、ミネラル、脂肪。
◎植物は、体外に胃袋を持つ。
外部の胃袋としての根圏マイクロバイオームによって、体外で消化を行うのだ。
◎非菌根型菌類は有機物を分解し、植物が吸収できる形で栄養を放出する。
◎育種のベクトルを、収量から菌根菌、細菌との協力関係にシフトさせる。
◎農業政策は、公衆衛生と医療の重要な一分野。


$読者レビューより引用・編集
「土と内臓」、「土・牛・微生物」に続く、モントゴメリー教授の最新作。話題のリジェネラティブアグリカルチャーも取り上げられ、食とのつながりが深掘り。
植物、動物、人間とそれぞれについて、食べたものがいかに健康につながるのかが、膨大な科学論文の引用によって明確としている。例えば、植物についてはファイトケミカルとミネラルが植物が健康となり、病害虫被害を受けないポイントであって、ラウンドアップがシキミ酸回路を破壊することで、被害を受けやすくなってしまうことなど、科学的にも合点がいく。
 動物についても、オメガ3やオメガ6から飼料作物を食べた牛と草地放牧された牛のそれとでは栄養が全く違うこと、野外の牛は自ら草を選んで食べることで健康になっているなど意外な事実が興味深く披露。
 耕起から不耕起にチャンジすることで成果をあげた有機農家や現場の矛盾に悩む中、農務省をやめてしまった研究者等、リアルな現場の実情が紹介されつつ、片方で多くの食品の分析データが提示され、最先端の生物学の進歩によって、アンドレ・ヴァザン、アルバート・ハワード卿、レディ・イブ・バルフォア、そして、歯科医ウェストン・プライスといった過去の先駆者の直観がいかに正しかったのかがが浮き彫りにされていくのは歴史的に見ても興味深い。
今日本でも、ようやく、「食べたものがあなたを作る」ことをテーマとした映画、アリス・ウォータースの来日記念「食べることは生きること」https://unitedpeople.jp/archives/4701やミネラルに重点をおいたオオタヴィン監督の「夢見る給食」https://www.mirai-lunch.jp/、そして、菌ちゃん先生こと吉田俊道の「菌ちゃん」農法
https://www.amazon.co.jp/%E5%9B%B3%E8%A7%A3%E3%81%A7%E3%82%88%E3%81%8F%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B-%E8%8F%8C%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E8%BE%B2%E6%B3%95%EF%BC%88%E5%BE%AE%E7%94%9F%E7%89%A9%E3%81%AE%E5%8A%9B%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A7%E5%A5%87%E8%B7%A1%E3%81%AE%E9%87%8E%E8%8F%9C%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%8A%EF%BC%89-%E5%90%89%E7%94%B0-%E4%BF%8A%E9%81%93/dp/4259567829/ref=sr_1_1?adgrpid=148199228525&dib=eyJ2IjoiMSJ9.V_DrVucQFb_VGGXp4B7VBvMMPN-vQRTvak1uSAev6CQsP3GGwv4EJ4mZUcTD9eDLJxVfF9slDu7qhlX34y1zl5pS0Jhj8fQy-fjZAmwyL_xyiLc55Ag8_leVdsWXO_RsJpFc7v5rVGWBqEX-WmeeqR4UCmi1aoEDHi-RCcDbJ7UDxmHjC5T7zZRD5LbXUOg9JMRjCJ6id_IQ9EQ_KsETtNluS9LaGA4EWweV1dWkl3F_KqRb5sJI1mEtzWnzJY9JYhgU1r7Bec9fvHGx3BJkQYWaef_jo8D72a7y89fBA_Y.b8Jy3jbHwz3WicedIa5aX9hsX5HBO6ud5Iriyun9Ua4&dib_tag=se&hvadid=665617000780&hvdev=c&hvlocphy=9198331&hvnetw=g&hvqmt=e&hvrand=2651588780239929138&hvtargid=kwd-2078466985907&hydadcr=27300_14701001&jp-ad-ap=0&keywords=%E8%8F%8C%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E8%BE%B2%E6%B3%95+%E6%9C%AC&qid=1727793263&sr=8-1の本が話題となりベストセラーにもなっているのだが、「有機農業=無農薬・安全」という慣行農業との対立をあおりがちな古い言説を超えて、どのような食べ物が、植物、動物、そして、人を健康にするのか。そのベースとなる土に重点をおいて、多角的な視点から光を当てた稀有な書籍の一つ。
学術研究者が書いただけにサイエンスライターが書くものとは違って慎重ではあるものの、上述した映画や書籍の理論的なバックボーンを知りたい人には、必読の一書。このテーマに関心を抱いてきた評者自身、改めて勉強となっている。なお、末尾の用語索引とpdfリンクでの参考文献も充実していて、さらに調べたい方の期待を裏切らない。土壌学者Nicole MastersさんのFor The Love of Soil、ジャーナリスト、Kristin OhlsonさんのThe Soil will Save Usと並んでおすすめ。

$出版社より

主な目次1

序章 「土壌の健康が食物の質に影響する」は本当か?

第1章 健康というパズルの重要なピース

土 SOIL

第2章 人は岩でできている / 第3章 生きている土

第4章 慣行農業の行きづまり / 第5章 農民の医師

植物 PLANT

第6章 植物の身体 / 第7章 偉大なる園芸家

第8章 堆肥が育てる地下社会 / 第9章 多様な植物由来の見過ごされた宝石


主な目次2

動物 ANIMAL

第10章 沈黙の畑 / 第11章 地の脂

第12章 肉の中身 / 第13章 身体の知恵

人間 PEOPLE

第14章 健康の味 / 第15章 バランスの問題

第16章 作物に栄養を取り戻す / 第17章 畑の薬 / 第18章 健康を収穫する


推薦文

免疫システム、つまり土壌と人間のマイクロバイオーム(細菌叢)は平衡する。

土井善晴(『一汁一菜でよいという提案』著者/料理研究家)

健康に育った食を選ぶ、この当たり前のことができない現実を知ろう。

金子信博(土壌生態学者)


商品の説明

著者について

デイビッド・モントゴメリー
ワシントン大学地形学教授。
地形の発達、および地質学的プロセスが生態系と人間社会に及ぼす影響の研究で、
国際的に認められた地質学者である。
天才賞と呼ばれるマッカーサーフェローに2008 年に選ばれる。
邦訳された著書には、『土の文明史』、『土と内臓』(アン・ビクレーとの共著)、『土・牛・微生物』(以上、築地書館)の3部作のほか、
『岩は嘘をつかない』(白揚社)がある。
また、ダム撤去を追った『ダムネーション』(2014 年)などのドキュメンタリー映画ほか、
テレビ、ラジオ番組にも出演している。
執筆と研究以外の時間は、バンド「ビッグ・ダート」でギターを担当する。

アン・ビクレー
流域再生、環境計画、公衆衛生などに幅広く関心を持つ生物学者。
公衆衛生と都市環境および自然環境について魅力的に語る一方、
環境スチュワードシップや都市の住環境向上事業に取り組むさまざまな住民団体、非営利団体と共同している。
余暇は庭で土と植物をいじって過ごす。
モントゴメリーとビクレー夫妻は、盲導犬になれなかった黒いラブラドールレトリーバー、ロキと共に
ワシントン州シアトル在住。

片岡夏実
1964 年神奈川県生まれ。
主な訳書に、土3作を成すデイビッド・モントゴメリー『土の文明史』、『土と内臓』(アン・ビクレーと共著)、『土・牛・微生物』
トーマス・D・シーリー『ミツバチの会議』、デイビッド・ウォルトナー= テーブズ『排泄物と文明』、
スティーブン・R・パルンビ+アンソニー・R・パルンビ『海の極限生物』(以上、築地書館)、
ジュリアン・クリブ『90 億人の食糧問題』、セス・フレッチャー『瓶詰めのエネルギー』(以上、シーエムシー出版)など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 築地書館 (2024/8/27)

  • 発売日 ‏ : ‎ 2024/8/27

  • 言語 ‏ : ‎ 日本語

  • 単行本 ‏ : ‎ 416ページ

  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4806716693

  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4806716693

  • 寸法 ‏ : ‎ 13.6 x 2.9 x 19.5 cm

著者について

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