$雇足軽 八州御用 Tankobon Hardcover by 辻堂魁 (著)
$解説
己が命、武士の矜持のみに賭す
大ヒット「風の市兵衛」https://www.shodensha.co.jp/tsujido/backlist.html
の著者の新たなる代表作!
日当わずか八十文。関八州取締出役の
艱難辛苦の旅の一年を、郷愁豊かに描く!
我々が農村の治安と繁栄を、ひたすらに歩いて愚直に守る。
越後宇潟藩の竹本長吉は上役の罪に連座し失職、故郷に妻子を残して江戸に仕事を求めてきた。様々な職の中、請人宿で選んだのは《雇足軽》だった。関八州取締出役の蕪木鉄之助の元、数名で一年をかけて関東の農村を巡回し治安を維持する、勘定所の臨時雇いである。日当わずか八十文。二八蕎麦が十六文、鰻飯なら二百文が相場だった。討捨ても御免だが、刀を抜くことは珍しい。多くは無宿の改め、博奕や喧嘩、風俗の取り締まり、農間渡世の実情調査や指導などの地道なものだった。巡る季節のなか、土地土地で老若男女の心の裡に触れる長吉は、妻子を想い己が運命と葛藤する。そんな時、残忍非道な押し込み強盗一味の捕縛を命じられ――
ときに鬼神と化し、ときに仏の慈悲を施す八州廻りを、郷愁豊かに描く!
関八州とは、上総、下総、安房、常陸、下野、上野、武蔵、相模の八州のことである。
Product description
About the Author
1948年、高知県生まれ。早稲田大学文学部卒業後、出版社勤務を経て執筆業に入る。2010年に刊行された『風の市兵衛』(祥伝社文庫)がシリーズ化されるや、圧倒的支持を得る。18年には連続テレビドラマ化され、“そろばん侍”が人気沸騰、お茶の間に熱狂的ファンを生んだ。著書に『乱れ雲』『寒月に立つ』『斬雪』『春風譜』『母子草』「日暮し同心始末帖」 「花川戸町自身番日記」シリーズ他多数。
Product Details
Publisher : 祥伝社 (September 8, 2023)
Publication date : September 8, 2023
Language : Japanese
Tankobon Hardcover : 296 pages
ISBN-10 : 4396636504
ISBN-13 : 978-4396636500
Dimensions : 5.31 x 0.91 x 7.68 inches
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