林バージョン キリングミーソフトリー

キリングミーソフトリー 林  

いつか奴を殺そうと考えていた。奴とは譲のこと、小学生のときから
ずっと一緒にこのまち暮らしてきた!そんな感じで大学まで一緒の大学、
このままいくのかと思ったが奴は大学にはいるやいなや彼女をつくり、あっさりと大学をやめアメリカに移住した。そして帰国したときには有名なアーティストとして凱旋した、外人の奥さんをつれていた。
<よう晃、今何してるの?>
<しがないサラリーマンさ>
<そうなの、あんなに才能あったのにね!>
それって馬鹿にしてない、これだって精一杯いきてんだぜ。まあいいいや、おれに関わらなければと思っていたが・・・
それがあの時、変なことでかかわりあってしまった。それは俺が趣味でやっていたバンド活動のライブの時に譲が、奥さんをつれて会場にあらわれて
<この曲最高ですよね>
ただ、この曲俺が晃にプレゼントしたんだって。このは純粋におれの曲、だってこの曲書いたとき、譲はアメリカにいたんだからな!
しかし無名ほどなさけないものはない、スマッシュヒットしたから印税は奴の懐へ。
<殺してやる、譲>
<殺してやる、譲>
<殺してやる、譲>





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?