$Combat ”The Little Carousel"
$「小さな回転木馬/The Little Carousel」
![](https://assets.st-note.com/img/1716644880412-z7mKodKxaX.jpg)
ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第3シーズン8話(日本第3シーズン16話)
・お薦め度★★ ・迫力度★★ ・感動度★★
●あらすじ
アメリカ軍の進撃でまた一つフランスの町が解放された。フランス人看護学生の少女クロウディーヌは何とか役に立とうと戦闘の真っ只中にまでついて来てしまう。激しい戦闘でサンダースは重傷を負い、分隊もピンチに陥るが彼女の働きで無事戦死者も出さずに任務を終えることができた。だが帰り道にクロウディーヌは、サンダースのために花を摘もうとして地雷を踏んでしまう。
●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、カービー、ケーリー、リトルジョン、カーター
新人女優シルビアン・マルゴレ(看護学生クロウディーヌ)
![](https://assets.st-note.com/img/1716644822835-MPlbCFY9H8.jpg)
●感想&コメント
・冒頭の戦闘シーン、中盤の砲撃シーンは「残されたもの」「戦争嫌い」「地下室の分隊」などから再利用。
・「アメリカ軍がドイツ兵を追い払った」知らせに来たフランス人は飛び出してゆくクロウディーヌに「行くな、まだ危険だ」と言っている。
・部下を失い疲労も加わりまいっていたサンダースなので、始めからえらく機嫌が悪い。それが少女クロウディーヌの存在で徐々に癒されてゆく流れになっている。
・中隊(キング6)からの無線でのヘンリーのセリフ、原語では「ジャンペル大尉から…」と言っている。
・フランス人が役に立とうとして部隊についてまわる話は「小さな義勇兵」にも似ているし、その時と同じ音楽が使われている。
・中盤の戦闘で重傷を負うサンダースを助けるクロウディーヌだったが、その前にドイツ兵を見て生死も確認しないのはいかがなものか、医療に携わるものとして。
・カーターも負傷してかなり辛そうだが、何もせずバッグを奪って走り去るクロウディーヌ
![](https://assets.st-note.com/img/1716644787870-7SNzXshX6W.jpg?width=1200)
もいかがなものか。
・後半の銃撃戦のドイツ兵にウォルト・デイビス。
・戻る途中でサンダースが回転木馬を見つけて指差さなければよかった…。このエピソードは悲劇的に終わらせず、ハッピーエンドにする方法もあったと思う。だがサンダースが部下の手前もはばからず嘆き悲しむという、迫真の演技を見せ場にしたかったのかもしれない。激しく悲しみの表現を見せた後、諦めと共に感情の波がおさまってゆくさまがエンディングの音楽とマッチして、見ているものにも安らぎを取り戻させてくれる。
・ストーリーはわかりやすいものだが、後半の任務では唐突にヘンダーソンという新顔が分隊に加わるので気になってしまう。また、今回だけなぜドイツ軍を全滅させず一人捕虜にしたのか。ラストシーンで一緒につっ立たされてるドイツ兵捕虜はやや間抜けな感じ。
●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン
・タイトル音楽のあと3分少々カット。サンダースが疲れた感じで噴水の所まで歩き、振りかえるとクロウディーヌが来て微笑むが無視して行ってしまう。クロウディーヌはカービーを見つけ三角巾で腕を吊ってやる。ケーリーもやって来て3人で談笑する。クロウディーヌの父親はフランス兵として戦い、4年前にマジノ線で戦死したと打ち明ける。そこへまたサンダースがやって来て繰り返し彼女に避難を促す。ケーリーが「この子は我々を2年間待っていました」のセリフに続く。
●ドイツ兵戦死者:(冒頭の再利用部分除く)5名。アメリカ兵戦死者:0名。
●出場メカ:ウィルスMBジープ、救急車(ダッジWC54)、アメリカ軍で。
●実写フィルム:ドイツ軍砲兵、砲撃シーンCombat: Best of Hanley 2