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777 トリプルセブン (角川書店単行本) Kindle版伊坂 幸太郎 (著)

$解説
そのホテルを訪れたのは、逃走中の不幸な彼女と、不運な殺し屋。そして――

累計300万部突破、殺し屋シリーズ書き下ろし最新作
『マリアビートル』から数年後、物騒な奴らは何度でも!

やることなすことツキに見放されている殺し屋・七尾。通称「天道虫」と呼ばれる彼が請け負ったのは、超高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという「簡単かつ安全な仕事」のはずだった――。時を同じくして、そのホテルには驚異的な記憶力を備えた女性・紙野結花が身を潜めていた。彼女を狙って、非合法な裏の仕事を生業にする人間たちが集まってくる……。

そのホテルには、物騒な奴らが群れをなす!

$読者レビューより引用・編集
ほぼ全員が犯罪者でしかも殺人を生業にする個性豊かな登場人物があの手この手で暗殺に死力を尽くす。舞台となるのは都心のラグジュアリーホテルのロビー、部屋、レストラン、宴会場となりますが、どうせ架空の設定であれば「チェックインは部屋なのでフロントはない」「室内プール」「アスレチックルーム」「スパ」「サウナ」「岩盤浴」などの設備を増せばより派手になった気もする。
さまざまな殺人技巧がもちいられますが、日本国内らしく銃器をいっさい使用しないことで血生臭さが皆無になるところがさすがの小説技法だと思う。
結末は「大」どんでん返し、とういほどの衝撃ではなかったのですが「小ネタ」で締めてそれをこれ見よがしに誇示しないところに作者の矜持を感ずる。

出版社より


商品の説明

著者について

●伊坂 幸太郎:1971年千葉県生まれ。2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で日本推理作家協会賞短編部門、08年『ゴールデンスランバー』で山本周五郎賞と本屋大賞を、2014年『マリアビートル』が2014大学読書人大賞を受賞。2017年『AX』で静岡書店大賞(小説部門)、2020年『逆ソクラテス』で柴田錬三郎賞を受賞。また、翻訳された『マリアビートル』は2022年の英国推理作家協会賞翻訳部門の最終候補にノミネート。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2023/9/21)

  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/9/21

  • 言語 ‏ : ‎ 日本語

  • 単行本 ‏ : ‎ 296ページ

  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4041141478

  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041141472

  • 寸法 ‏ : ‎ 13.5 x 1.8 x 19.4 cm

著者について

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伊坂 幸太郎

1971(昭和46)年千葉県生れ。

1995(平成7)年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。

2002年刊行の『ラッシュライフ』が各紙誌で絶賛され、好評を博す。2003年に発表した『重力ピエロ』は、ミステリファン以外の読者からも喝采をもって迎えられ、一気に読者層を広げた。また『重力ピエロ』で、1970年代生れとしては、初の直木賞の候補となる。

2004年『チルドレン』、2005年『グラスホッパー』、2006年『死神の精度』が直木賞候補に。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞受賞。洒脱なユーモアと緻密な構成で読む者を唸らせ、近年稀にみる資質の持ち主として注目を浴びている。

2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞と山本周五郎賞を受賞した。



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