過去や未来でなく今日を生きたい
室井摩耶子 ピアニスト
2021年10月1日 私 東京都より”名誉都民”(東京都民の中で3名)という称号をいただきました。百才にもなれて しかも現役ピアニストとしてまだ皆さまの前でピアノ演奏が出来て喜んでいただけるなんて何という幸運でしょう。
Beethovenの魔術師のような音楽語でのお話ができるなんて!!!ドイツ語でmusizieren(日本語に訳すと”音楽を演奏する”)という言葉がございますが、百才のこの頃になって彼らが我々の前で音で紡いでくれる”音楽”の美しさ、凄さは本当にはかり知れぬものです。
私もまだ生きてこの凄い音楽の世界を探索していけそうなので、皆さまもお元気でご一緒にこの素晴らしい"宝"を堪能致しましょう。
室井摩耶子
日本 東京府学歴東京音楽学校ベルリン音楽大学ジャンルクラシック職業ピアニスト担当楽器ピアノ公式サイトnaks.biz/muroi
室井 摩耶子(むろい まやこ、1921年4月18日 - )は、日本のピアニスト。2022年現在、101歳でなお現役の日本最高齢ピアニストである。
著書
『ピアニストへの道』音楽之友社、1971年 ISBN 4276213819
『ママ、僕ピアノ嫌い!』芸術現代社、1975年
『ひびきを求めて 〜ピアニストからのメッセージ』音楽之友社、1985年 ISBN 4276370450
『チェルニーってつまらないの? 「チェルニー30番」から何を読みとるか』音楽之友社、2002年ISBN 4276143225
『明日をもっと素敵にする心の持ち方 ハッピーパワー全開!92歳生涯現役ピアニスト』マガジンハウス、2013年
『わがままだって、いいじゃない 92歳のピアニスト「今日」を生きる』小学館、2013年
『毎日、続ける - 97歳現役ピアニストの心豊かに暮らす習慣』河出書房新社、2018年
室井摩耶子 百一歳のピアニスト 単行本
矢島 多美 (著)
$解説
ピアニスト・室井摩耶子(むろい・まやこ)の私設秘書として彼女の活動を見守ってきた著者による、唯一の公式評伝。室井摩耶子84歳から100歳までのコンサートを中心に、戦前からの彼女の足跡を詳細に記したファン必携の本。資料性に優れ、同時にその時々に室井摩耶子がどんな音楽を造形したかという音楽批評としても一級の価値を持つ。室井摩耶子101歳の誕生日直前に出版する。
なお、室井摩耶子は100歳の現役ピアニストとして今年の名誉都民に選出された。音楽界では小澤征爾氏に次いで二人目。映画「ここに泉あり」で本人役で出演。2012年、新日鉄音楽賞特別賞受賞。2019年、文化庁長官表彰を受ける。
$読者レビューより引用・編集
単なる伝記ではありません、室井氏の評伝です。室井氏の演奏の詳細な分析が満載。
演奏会に至るまでの思考と練習の過程、他ピアニストの演奏との比較、当日の演奏会の様子が多く書かれている。
ピアニストを理解するのに大きな助けとなる。
通常 分析は無味乾燥したものになりがちですが、著者の文学的センスと豊富な音楽の知識、ユーモアのおかげで、読者はどんどん引き込まれる。
ただし読者にもある程度の音楽的素養がなければ、真に楽しむことはできないかな。
室井氏のファンのみならず、ピアノの道を志す人達にも大変価値のある一冊。
$商品の説明
著者について
1970年(昭和45年)、武蔵野音楽大学音楽教育学科卒業後、ピアノ専門誌『ムジカノーヴァ』編集部に入社する。留学のため退社、フランスのソルボンヌ大学音楽学科に学ぶ。帰国後、夫で音楽評論の矢島繁良創設の日本ピアノコンクール運営、機関誌『ル・ピアニスト』の編集に関わる。夫の遺稿集『音楽 その発想と展開』を出版。文学の道は、文芸評論の渡辺哲彦に師事、短編小説集『光の預け物』『団欒』を思潮社より上梓する。
https://ameblo.jp/808something2love/