今日が最期の1日ならば

　今日という日は、たった1度だけしか無い。2度と来ない日。
頭では分かっている。
今日が最期だった人はどれくらいいるのだろう？
そんな1日もあと少しで終わる。（今PM11:04）
　　
　最近は有名な方々が次々と亡くなってしまう気がする。
自分より年上の人が亡くなった場合、
自分は今年還暦だからあと◯◯年しか無いのか？
と考えてしまう。
自分より年下であればその理不尽さに胸が痛い。
そんな残り時間の短さを感じるこの日々なのだけど。

　人はどうして生きていくのだろう？
良い年をして自分には分からない。
「男はつらいよ」の寅さんは確かこんな風に言っていた。
「ほら、生きてるとさぁ、あぁ生きてて良かったなぁって思うことが
たまにあるじゃない？そのために生きてるんじゃないか？』
若い頃はなるほどと思ったものだけど、今の自分は、
それだったら、良く無い時間のほうが圧倒的に長いのだから、
初めから無い方が良いじゃないか？と思ってしまう。ネガティブ人。
つまり、生まれてしまったから生きているのだ！としか言えない。

インスタで犬とか猫の動画を見るのが好きです。
犬と猫が違う種別の生き物でありながら仲良く寝ている。
体を舐め合っている。良いなぁ。
生きる意味なんか考えないで、まずは食べる！食べるのが一番！
あとは寝る。寒ければ少しでも暖かい所で。暑ければ少しでも涼しい所で。
時間を心地良いことの為だけに使う。
動物を見ているとそんなふうに教わる。
人はどうしてそんな風に生きていけないのだろう？

今日は、洗濯をして、ご飯を作って食べて、チャリで出掛けて、
お昼は外で食べて、向かい風の中、ときに追い風の中チャリ漕いで
帰ってからゲームして、お風呂で内田也哉子さんの本読んで、
ご飯食べてのそんな1日。
明日も明後日もまだまだ勝手に続くつもりでいる、その中の1日として。
今日が最後と知っていたら全然違うのだろう？
あぁ、今日が最期だった人たち、どんな気持ちだったのだろう？
1日って何だかすごいな。
でも、明日はそのほとんどの時間をやりたくも無い仕事で潰すのだ。