好きな人のチョコ作りの手伝いしたら
京)ねぇ○○君
○)何?齊藤
京)今度の日曜日、暇だったりする?
○)暇だけど
京)じゃあちょっと私に付き合って。日曜日駅前に10時ね
○)え、あ、はい
今話かけて来たのは、齊藤京子。俺の好きな人。
バレないようにしてるがめちゃくちゃ嬉しい
京)ごめん、遅くなった
○)全然待って無いからいいよ。今日は、何?荷物持ち?
京)違うよ。バレンタインチョコの味見をしてもらうの。○○君料理してるって言ってたから
○)なるほどね(当たり前だよな)でもお菓子なら女子の方が良いんじゃない?
京)どんなのが良いか分からないからさ。あと友チョコ渡し合うし。
○)なるほど
京)○○君はどんなやつが好き?
○)俺は、苦いチョコの方が好きかな
京)へー
それからチョコの材料を買い齊藤の家で作る事になった。
京)○○君はゆっくりしていて
○)あ、うん。
ゆっくりしてと言われても…
仕方なく、スマホを見たり、窓の景色を見て時間を過ごした
京)できた。○○君食べてみて
○)齊藤は、味見したの?
京)してないよ
○)そうなんだ。いただきます。パク
京)どう?
○)(う、なんだコレ。チョコなのに甘くない。砂糖と塩入れ間違えたか?それとも焦がしたか?とてもチョコとは、思えない)
京)美味しくない?
○)(上目遣いでいわないでくれ。不味いと言いづらいじゃないか)お、美味しいよ
京)本当!?やった~ラッピングとか用意しないと
部屋を出る齊藤
○)ハァハァ。やばい。美味しいと言っちゃった。どうにかしないと。
齊藤は、美味しいと思ってるから
京)ラッピングこれでいいかな?
○)…齊藤ごめん。美味しくてつい、全部食べちゃった。ごめん。手伝うから作り直すでいい?
京)そっか。良いよ。そんなに美味しかったって思えて貰えて嬉しいよ。材料また買いに行かないと
○)材料費と払うから
俺は、お菓子作りは、数回やった事あるし美味しくなるようにしよう。レシピもしっかり確認し、
トリュフチョコを作る事ができた。
京)完成
○)ごめんね。間違えて食べた所為で。
京)味見しないと
○)じゃあ一粒
京)美味しい
○)本当だ
京)今日は、ありがとね
○)別にいいよ。間違えてあんなに食べちゃったし。じゃあまた明日
京)うん、また明日
2/14
○)ん?
下駄箱を開けると放課後屋上に来てと書かれた紙が入ってた
放課後
?)○○君
○)ん?齊藤!?
京)そのこれ。昨日のお礼と含めて
とチョコを渡してきた
○)別にいいのに。でもありがとう
京)それから、チョコ作り手伝ってくれてありがとう
○)どうしたの?急に改まって
京)実は、○○君が帰った後自分用に残していたやつ食べたんだ。美味しく無くて、○○君に無理させちゃったんだなって思って
○)齊藤も食べたんだ。ごめん。正直に美味しく無いって言えなくて
京)○○君は、やっぱり優しいね。本当は、手作りあげたかったんだけど私じゃ上手く出来ないから市販のだけど
齊藤は鞄からブラックチョコをだし開けると
○)齊藤?
京)これが私の気持ち
齊藤は、チョコを口に含み
チュ
○)!
口移ししてきた
京)じゃ、じゃあね
○)ちょ、ちょっと齊藤
ブラックチョコなのにすごく甘い味がした
あれから二人は、付き合い、結婚し今は、2人の子供と幸せに暮らしている
今でもバレンタインは2人にとって特別な日らしい
fin