食事は一緒に
「○○君〜」
『ん?なに?』
「明日何の日か覚えてる?」
『遥香の誕生日でしょ。忘れるわけないじゃん』
「よかった〜忘れられてたらどうしようかと思った」
『忘れるわけないでしょ、彼女の誕生日なんだし。ケーキとかの予約も済ましてるよ』
「そうなの!?ありがとう」
〜昨日の夕飯の時の会話でした。今日は、と言うと
『ゴホゴホ』
「○○君大丈夫?ゆっくり休みなよ」
『でも遥香のゴホゴホ誕生日じゃん』
「そんな状態で無理してお祝いしてほしくないよ。ゆっくり休んで」
『わかった…ごめん』
結局○○君が予約したケーキだけ受け取って一人で過ごした
次の日
『遥香おはよう』
「○○君おはよう。体調大丈夫なの?」
『お陰様で。それより本当ごめん。せっかくの誕生日なのになんもしてあげられなくて』
「もう~何回謝ってんの。もう○○君が元気になったからそれでいいの。わざわざケーキ予約したりしてくれたんだから。もうこの話は終わりにしよ」
『わかった』
〜〜
仕事を終え帰ってみると○○君の方が早く帰っていた
『おかえり、遥香』
「ただいま。○○君何してるの?」
『ご馳走作りかな。昨日お祝い出来なかったからさ。とりあえず遥香の好きなものいっぱい作るから座ってて』
「わざわざ良いのに。でもありがとう」
『とりあえずエビのサラダ。今からエビフライ揚げたりするから待ってて』
「ありがとう。じゃあいただきます」
「ん〜美味しいよ」
『よかった〜』
「…」
『ん?遥香どうかした?』
「あ、…なんでもないよ」
『よし、油も180度になったしあとは…』
ギュッ
『は、遥香!?』
「やっぱり寂しい」
『え?』
「昨日○○君が体調崩して一人で食べた時から思ったけど一人で食べるの寂しい。やっぱり○○君と話したりして一緒に食べたい」
『そっか、ごめん気づけなくて。じゃあ今から一緒に食べよ。ってエビフライ揚げないとだけど。すぐ揚げるから待ってて』
「ヤダ。このままいる」
『油はねたりしたら火傷になっちゃうよ』
「いいもん。○○君が守ってくれるだろうし」
「じゃあ改めて」
『「いただきます」』
「ん〜やっぱ○○君の料理美味し」
『喜んでもらえてよかった』
2人で楽しい時間を過ごしたとさ
アラカルトさんの企画に参加させてもらいました