可愛い3人の義妹との生活 夏の夜編
の続編です。
飛鳥がデレる様になって数ヶ月が経った。
飛鳥は、お兄ちゃんと言うのが恥ずかしいのか呼び捨てかお兄と呼ぶ様になった。
飛鳥は、受験勉強を頑張っている。
つい先日
「お兄と同じ大学目指す」
って言い出した。
まぁ俺からしたら飛鳥の成績なら平気だと思う。俺は、真面目に受験勉強をしたかと言われたらしてないに部類されるはずだ。それに比べたら偉いと思う。飛鳥には言ってないが文転をしたから成績も良かった訳でもない。
さくらと彩も飛鳥の事を気にして色々してくれてる。
さ)「お兄ちゃんおかえり」
彩)「おかえり!」
○)「ただいま。親父は、まだ帰ってない感じか」
さ)「うん。また飲みに行ったんだと思う。お母さんは、まだ出張だよ」
○)「そっか」
相変わらず俺はサークルとかに入らずバイト漬けのつまらない大学生のままだ
風呂に入りリビングに行くと
飛)「お兄この問題教えて」
○)「どれ?ん〜」
最初に言った通り僕は真面目に受験勉強をした訳でもないから頭も良くない。簡単に教える事が出来る訳がない
○)「ちょっと考えるから時間ちょうだい。飛鳥も休憩しなよ。テレビでも観て」
と○○がテレビをつけると
[アア"アアアア"グアア"]
飛、さ、彩)「ぎゃーーー!(涙)」
運悪くつけたテレビが夏お馴染みのホラー系の番組が放送されておりちょうど井戸から幽霊が出たタイミングだった
○)「あ、ゴメン」
すぐにテレビを消して、トマト、みたらし団子、いちごを用意する
○)「とりあえず、これ食べて落ち着いて」
彩)「ドマト〜」
さ)「パクうま!」
飛)「ゴワカッタ」
3人を怒らした時の為に3人の好物を常備していたのが役にたった。
○)「落ち着いた?」
飛、さ、彩)コクン
○)「なら良かっガタン
さ)「ね、ねぇ今なんか聞こえなかった?」
彩)「う、うん」
飛)「ま、まさか幽霊?」
○)「そんなわけ無いでしょ」
ガタンドコン
さ)「や、やっぱなんかいるよ」
飛)「幽霊コワイ」
○)「なら俺様子見てくるから3人は、ここで待ってて」
物音のする玄関に行こうとリビングを出ようとすると
ギュッ
飛)「お兄と一緒にいる」
さ)「怖いもん」
彩)「お兄ちゃん彩の近くにいて」
○)「そう言われてもみんなそんなにくっついてたら動けないんだけど」
ガタンドコン
飛、さ、彩)「うわーん」
○)「じゃあ俺の服掴むで良い?」
飛、さ、彩)コクン
3人は、俺の服の袖などを掴み物音する玄関に向かう
飛)「ねぇ、お兄、死なないよね?」
○)「そんな、幽霊でも強盗でもないだろうから殺される事は無いと思うよ」
さ)「ねぇなんか武器持たないの?」
彩)「そうだよ。お兄ちゃんが倒してくれないと」
○)「そんな、大袈裟な」
飛)「ん!お兄!」
飛鳥がほうきを渡してきた
○)「わかったよ」
ほうきを持ち四人で玄関に向かう
ガタンドコン
○) (流石にここまで3人が怖がっているとちょっと不安にはなるな)「じゃあ開けるよ」
3人)コクン
ガチャ
3人)「ぎゃーーー」
開けると人影があった
?)「んが、やっと開いた」
○)「うわ、って親父かよ」
3人)「…え!?おとうさん?」
父)「ぎょにんでなぬってんだ(四人で何やってんだ?)」
○)「親父、酔いすぎ。何扉の前にいたんだよ」
父)「こりぇであきゃ無かったんだよ(これで開かなかったんだよ)」
と父は家のカギでは、無く俺が見たこと無いカギを挿うとしてたらしい。どうせヘソクリでも隠し場所の鍵かなんかだろう
○)「さぁ、原因わかったし寝よ。俺、疲れたから、早く寝たいんだけど」
彩)「ねぇ、お兄ちゃん」
さ)「一緒に寝よ」
飛)「ズルイ お兄ちゃん。私も一緒に寝たい」
○)「でもそんなスペース無いよ」
3人)「ね、お願い」
身長差の関係上、上目遣いになる。
○)「はぁ、わかったよ」
僕は、3人の頼み事を断れないようだ。
○)(ん?これどうなってるの?)
俺の部屋でベッドには、入らないからって布団を敷いて、右腕にさくら、左腕に彩、そして俺に抱きつき形で飛鳥が寝ている。
さ)「ん〜お兄ちゃんzzz」
彩)「zzz」
飛)「ねぇ、お兄ちゃん。まだ起きてる?」
○)「見ればわかるでしょ。起きてるよ」
飛鳥がお兄ちゃんと呼ぶのは、甘えたい時だ。
飛)「今日…怖かった」
○)「別に何も無かったから良かったじゃん」
飛)「でも、お兄ちゃんがいなくなるかもって」
○)「ちゃんといるからこの話おしまい。疲れたから寝るね」
飛)「あ、お兄ちゃん。…寝ちゃった。じゃあちょっとイタズラして良いよね チュッ」
○) (ん?ンンン?い、今飛鳥キスしてきたよね。飛鳥どういうつもり)
飛)zzz
○) (寝てる〜)
飛) (お兄ちゃんとキスしちゃった!//気づいて無いよね?恥ずかしいから寝たフリしよ)
二人は、なかなか寝付けないのであった。
○○は、寝不足が続くのであった。
読んでいただきありがとうございます。
世間が夏休みに入るという事でちょっと復活です。今後も数ヵ月に一度程度のペースで書いていくかもしれないのでよろしくおねがいします