行きつけのコーヒー店員が異動先まで来てくれた
○)やっと休憩だー。
同僚)○○、俺飯行くけどお前は、
○)今日も弁当あるから
同僚)相変わらずだな
○)弁当の方が安いからな
同僚)そっか。んじゃまたあとで
?)いらっしゃいませ~
○)コーヒー1つください
?)○○さん。今日も来てくれたんですね
○)佐藤さんのコーヒーが美味しいので
彼女の名前は佐藤璃果さん
会社の近くにキッチンカーでコーヒー販売している。弁当を作って節約してるのもこれが理由だ
璃)お待たせしました。コーヒーです。仕事頑張ってください
○)ありがとう
○)さてと午後も頑張るか
昼にコーヒーを買い、午後も仕事をやり帰るというルーティンを続けたある日
上司)○○、ちょっといいか
○)あ、はい
上司)悪いがお前には、異動してもらう
○)い、異動ですか
上司)ああ、だがド田舎じゃないから安心しろ。まぁそういう事だ。頼んだ
○)はぁ
璃)いらっしゃいませ~○○さん!?
○)はぁ。あ、コーヒー1つ
璃)なんかありました?
○)実は異動になりまして
璃)えっ!
○)だからもうすぐここにもこれなくなると思います
璃)そうですか…
〜数日後〜
○)今日で最後か
璃)○○さん。
○)佐藤さん。このコーヒーも今日で最後か。
璃)寂しい事言わないでくださいよ
○)でも事実だし。五百円あったかな
璃)お代大丈夫です。
○)でも
璃)さ、最後位サービスさせてください
○)ありがとう
○)やっと休憩か。相変わらずつまらないな
異動先でも昼休みにコーヒーを飲む○○
前とは違い節約する理由もなくなったためコンビニで昼飯とコーヒーを買いベンチで休む
○)やっぱ、佐藤さんのコーヒーって美味かったんだな
仕事に戻ろうとすると
○)ん?あんな所にキッチンカー来てんだ
興味本位行ってみると
?)いらっしゃいませ〜
○)え、佐藤さん!?
璃)○○さん!やっと会えた
○)?
璃)実は、○○さんが店に来てくれなくなってから色々上手くいかなくて、○○さんの所に来ました
○)そ、そうだったんだ。久しぶりにコーヒー貰おっかな
璃)是非。
○)美味し。前より美味しくなってる
璃)○○さんに美味しいって思って貰えるように研究したんです
○)へ?
璃)あ///えっと
○)えっと、今のって
璃)○○さんと毎日会ってるうちに○○さんのこと好きになっちゃいました
○)えっと~俺も、こっち来てからつまらない日々だなって思ってたけど佐藤さんとまた話できて楽しいって思えたからまず友達からお願いします
璃)はい、じゃあまず璃果って呼んでください
○)り、璃果//
璃)//なんか照れますね
その後2人は付き合い、結婚し、幸せに暮らしている
プロポーズの言葉
「僕に毎朝コーヒーを淹れてくれませんか」
だったとか。
スーノさんの企画に参加させてもらいました