男性や出産未経験者に出産のことをリアルに伝えたい


💭大変やったなあ、よく頑張った、と称賛されたいのに伝わらない。
💭今のところ、マイナスなところばかり伝わるのか、でも可愛いんでしょ?と言われる。

▶︎出産はなぜ大変なのか


出産といえば、鼻からスイカを出すくらい、うんこ我慢大会、というように痛いことが最もよく知られていることなのではないかと思います。

ちなみに、痛みに対してどのような感情を持っていますか?
人によって痛みの感じ方、痛みに対する感情はそれぞれだと思います。

筆者の場合、痛みに対してはめっぽう弱く、幼少期、予防接種をする場面で、当時0歳ほどだった妹の泣き声を聞き、咄嗟に病室から逃げ出したエピソードがあります。
そのときの感情は、痛いことは絶対にされたくない、です。

▶︎出産は大変、となぜ感じたのか

たぶん出産といえば、分娩台に上がりいきみ、産まれるところをイメージする方が多いのではないでしょうか。

しかしそのイメージは覆されます。
とにかく長く、痛く、眠れないからです。
筆者の場合、入院期間は1月下旬の6日間、産まれたのは入院してから2日後でした。

つまり丸2日出産までかかっています。
もちろん私は2日間寝れていません。
人生で1番の痛みがいつくるか分からないという恐怖心からです。

また、計画分娩の予定だったため、ラミナリア挿入されたまま一晩過ごします。違和感がすごいです。
ラミナリアとは、
水分を含むと膨らむ海藻を棒状にしたものです。

ラミナリア挿入、抜去も痛すぎて泣きました。

内診が痛いこともご存知でしょうか。
子宮口、定規で測ると思っていた自分を殴りたいです。
毎回手を入れて指の間隔で測るのです。

股が血だらけで馬鹿になります。


陣痛の痛みは、点滴の血管確保の100倍痛いです。
骨盤周りの全ての骨と内臓が「あれ?ついてる?取れてない?これ生きてられるの?」と思うくらいぎゅーっと1分間締め付けられるのを228回繰り返します。

夜18時から翌日の朝9時までです。

世間が仕事を終え、帰宅し、夕飯を食べ、お風呂に入り、スマホやテレビを見たり自由な時間を過ごし、眠り、起きて始業が始まるくらいの時間を1人で3分ごとの体幹を自分の意思ではなく勝手にさせられる、くらいが近いかもしれません。


そして痛いのは陣痛だけではありません。
股を切られ縫われた痛みがジンジンし、眠れません。4徹の完成です。

抜糸は、はさみを傷口にぐりぐりとめり込ませてるような感覚です。

そしていつ死ぬか分からない儚い赤ちゃんが息しているか心配なので深く眠ることができません。見事6徹の完成です。

何の不安もなく眠ることが出来ません。
眠り方を忘れてしまいます。

▶︎なぜ称賛されないのか 

筆者は4つの理由があると考えるため、下記に記します。

1、耐えるのは当たり前、みんな出産している

案ずるより産むが易し、と聞きます。
思ったよりも大変ではなかったと思う方もいるのだと考えます。


2、育児が忙しすぎて忘れてしまう

初めてのことばかりを睡眠不足で行います。
満身創痍です。忘れてしまいます。


3、子どもが可愛すぎて忘れてしまう

とにかく可愛いです。
思っているよりも可愛いです。
成長も愛おしいです。
目を離したくありません。
出産を経験したからこそ、より可愛いというのもあるかもしれません。

4、未経験なことをどれだけ想像しても、想像でしかない


▶︎もっと称賛されるべき

しかしそうはならないのが世間です。
自分で自分を褒め称えましょう。

本当に素晴らしいです。
偉業すぎます。




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