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【クイズ企画】高校生への意識調査で、パーセントバルーンをしてみた!!


ライター:TAKEN


ある日、ミライエコール編集部からこんな意見が飛び出した。


山口セナ「私たち、現役中高生の考えを理解できてるのかな??」


確かに、我々ミライエコールという団体は、このウェブメディアで中高生向けに記事を書いていますが、ライターは今のところ全員大学生です。しかも実際には限られたコミュニティから集まったメンバーしかいません。中高生の実態や考えていることを知らなければ、記事も空回りになってしまいます。今の意見は、ミライエコールには永遠についてまわる課題でしょう。


TAKEN「じゃあ、メンバーのみんなに中高生の考えを理解してもらうために、クイズをしよう!」


こうして、この企画が出来上がりました。


題して「学校生活パーセントバルーン」。ネプリーグのパーセントバルーンという企画に沿ったルールで、高校生を対象としたアンケート調査の結果を当てるクイズを出していきます。ミライエコールメンバーは高校生の考えを理解しているのかという検証と、高校生の実情を知ろうという勉強会の2つの意味合いを兼ねた企画です。


今回のクイズに使ったアンケート調査のデータは、国立青少年教育振興機構によって実施された『高校生の社会参加に関する意識調査報告書 』 の調査結果によるものです。この調査は2020〜2021年にかけて、高校に在籍している生徒を対象に行われ、日本全国各地の高校から有効回答が4623人分集まったものです。なお、今回はデータの調査対象が高校生のみのものを選びましたが、この記事が好評なら、次は中学生を対象とした調査でも同じ企画をやってみようと思います。


※上記の報告書はアメリカ、中国、韓国の結果の比較まで含まれていますが、日本以外のデータは他の団体が調査したものです。今回のクイズでは日本のデータのみをもとに出題します。以下、問題ごとにグラフ画像を掲載しますが、すべて上記の報告書を出典としています。


ルールは以下の通りです。


①参加者全員が100個の風船を持っている状態でスタート。


②「〇〇の割合は、何%?」というクイズに対し、各自の予想を整数(%)で答える。シンキングタイムは1分とする。


③各自の答えと、正解(%、小数点以下は四捨五入)との誤差の数だけ、それぞれの風船が減る。また、もしも正解ぴったりの数字を予想していたら、風船が10個増える。


④風船が0になったらゲームオーバーで脱落。最後まで風船が残った人が優勝。


基本的には本家ネプリーグと同じルールですが、今回は風船が残り続ける限り問題が出続けるという耐久戦にしました。メンバーは何問目まで耐久できるのでしょうか?


読者のみなさんも是非、答えを予想しながら、そして自分の風船の数を数えながらこのクイズに参加してみてください!


今回の参加者はこの3人です。まず3人の意気込みをお聞きください。


山口セナ「学校が大好きで生徒のみんなのことをよく見て生徒会活動をしてきた自信がある!培った力を見せつけますよ!」


こうたろう「急に参加することになったけど楽しみです!絶対勝ちたい(笑)」


莉子「なんとか生き残れるよう全力を尽くします!」


では早速第1問に参りましょう!


第1問


「学校行事(運動会や文化祭など)」に「積極的に参加している」と答えた人の割合は何%?(4段階の選択肢の一番上を選択した割合)


TAKEN「手始めにこちらの問題です。こちらで回答の温度感をつかんでもらえればいいですかね。」


セナ「学校行事か〜、普通にズレる可能性あるよ〜」


解答終了


3人の予想はこちらです!



山口セナ「普通に学校行事を楽しんでる人はまあまあ多いと思うんだよね。行事への取り組み方は学校によってまちまちだと思うけど、これくらいはいそう。」


こうたろう「学校で見てる感じだと、積極的に参加してる人とそれ以外は6:4ぐらいの割合だから、選択肢の4段階のうち上2つの合計が60%だと思って、それを半分にした。」


莉子「こうたろうと考え方は似てるけど、上2つで80%いると思った。だけど1番上は相当な意志がないと選ばないだろうから、その半分弱ってことにした。」


正解発表


続きを読む…


TAKEN「正解は、55%です。」


セナ「えー!!


TAKEN「みんなの考えを聞いて、確かにそうだなあとは思ったけど、これにはちゃんと証拠があります。下のグラフを見てください。」



『高校生の社会参加に関する意識調査報告書 』p11より


セナ「意外と高いんだなあ。上2つで合わせて90%以上あるとは思わなかった。」


莉子「学校行事を楽しめたか、ぐらいの軽いハードルでみんな選んでるのかもね。回答の温度感ってそういうことだったんだ。」


TAKEN「ということで、山口セナは誤差12、こうたろうは誤差27、莉子は誤差18となりまして、残りの風船の数はこちらです!」



第1問からそこそこ差がつきましたし、そこそこ減りました。こうたろうは4問目でゲームオーバーのペースです。ここから巻き返せるでしょうか?


第2問


「学校や学級運営など、生徒の意見を反映させるための活動」に「積極的に参加している」と答えた人の割合は何%?(4段階の選択肢の一番上を選択した割合)


TAKEN「さっきは学校行事を訊きましたが、今度は要するに生徒会、委員会、学級委員などの活動についてです。お考えください!」


解答終了


3人の予想はこちらです!



山口セナ「少ないとは思ったんだけど、2割ぐらいはいないと学校や学級の運営が成り立たないと思って、少なくできるギリギリを狙った。」


こうたろう「上2つに3割入って、答えはその半分の15%かなあと思ったけど、さっきの回答の温度感からして、10足しておいた。」


莉子「母校は250人いて、生徒会、各委員会に属してたのが30人強(13%前後)だったけど、もうちょっといてほしいなという思いで、10足しておいた。」


正解発表


TAKEN「正解は、17%です!」


山口セナ「え〜惜しい!!



『高校生の社会参加に関する意識調査報告書 』p12より


こうたろう「10足さなかった方がよかったかあ〜。」


莉子「意外にも上2つの方が多いんだな〜。でもさっきより真ん中の2つに選択が偏るんだね。」


TAKEN「ということで、山口セナは誤差1、こうたろうは誤差8、莉子は誤差6となりまして、残りの風船の数はこちらです!」



こうたろう「山口セナが強すぎる。」


代表の山口セナが他の人と一線を画す強さを見せていますが、1回大外ししたらすぐに逆転されてしまうかもしれないのが、パーセントバルーンの恐ろしいところでしょう。


第3問


「学校の生徒自治活動(生徒会活動や学校に要望を出すなど生徒が独自に行う活動)に参加したいか」に「どちらでもいい」と答えた人の割合は何%?(選択肢は4段階+どちらでもいいの5択)


TAKEN「ちょっと毛色を変えて、5択のうち、『どちらでもいい』という選択をした人数の割合です。」


山口セナ「これは難しいな〜」


解答終了


3人の予想はこちらです!



山口セナ「学校に要望を出すのは相当な意志が必要だから、上2つは多分2割。逆に面倒だと思って下2つにいれるのが5割だと思ったので、そこから引き算して30%。」


こうたろう「もう、完全に勘です。」


莉子「今までと違って、参加したいか、という意思表示の質問なので、セナとは逆に上2つに結構いると思った。『どちらでもいい』を選んで意思表示をしない人は少なそう。」


正解発表


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TAKEN「正解は、24%です!」


こうたろう「勘で答えたのに1番近かった……」



『高校生の社会参加に関する意識調査報告書 』p14より


莉子「日本に『どちらでもいい』が特に多いね。」


山口セナ「上2つが40%いるのは意外かも。どちらかといえば参加したい人って意外と多いんだね。」


TAKEN「ということで、山口セナは誤差6、こうたろうは誤差4、莉子は誤差11となりまして、残りの風船の数はこちらです!」



やはり山口セナが強い。最初から一度も順位が変わっていませんが、このあと逆転は起きるでしょうか?


第4問


「生徒会は、学校の問題を解決するにあたって、生徒の代表者として働きかけている」に「とてもそう思う」「まあそう思う」と答えた人を合計した割合は何%?(4段階の選択肢の上2つを選択した割合)


TAKEN「誤解を恐れずに言うと、生徒会ってちゃんと仕事してると思う?という質問です。ただし、学校行事の運営のような仕事のことではなく、学校の問題に向き合っているか、ということですね。」


解答終了


3人の予想はこちらです!



山口セナ「半分を切るか迷ったけど、『していない』と厳しく評価する人が多くはないかなと思って半分よりは上にした。」


こうたろう「生徒会の活動内容に興味がない人たちは、わざわざ批判的な意見を選択しないと思う。『してるんじゃね?』って感じで上から2つ目に入れそう。」


莉子「これをわざわざ出題してるってことは問題視されてるのかな?深読みしちゃったかも……。でも私なら『本当に働きかけてるのか?』と思って下から2つ目に入れそう。」


今までで1番解答が割れましたが、どうなるでしょうか?


正解発表


TAKEN「正解は、72%です!」


山口セナ「やっぱり高いか〜」


莉子「やらかした……」


TAKEN「しかし、莉子が深読みしてきたのは申し訳ないなと思ってます。この問題の出題意図は、次の問題にあります。いったんここではグラフを見せずに次の問題に移ります。」


莉子「いや〜そういうことなんだ。次の問題気になるなあ。」


TAKEN「この問題では、山口セナは誤差17、こうたろうは誤差2、莉子は誤差42となりまして、残りの風船の数はこちらです!」



莉子「誤差42は痛すぎる。でも耐えるところまで耐えたいな。」


では、間髪入れず次の問題です。


第5問


「生徒会は、学校の問題を解決するにあたって、生徒の代表者として働きかけている」に「とてもそう思う」と答えた人の割合は何%?(4段階の選択肢の一番上を選択した割合)


こうたろう「そうきたか〜」


TAKEN「要するに、上2つの合計が72%と分かった上で、じゃあ1番上の選択肢を選んだ割合は何%?という問題です。答えはもちろん72%以下にはなります。」


解答終了


3人の予想はこちらです!



山口セナ「私が生徒会長をやったとき(参考記事:学生だと、意見を言ってはダメですか?  SENAS代表山口セナの経験談 前編)は、知ってる人はみんな1番上に入れてくれると思うけど、実際はそこまで多くないとして、72%の半分だね。」


こうたろう「72%のうち、4分の1の人が1番上の選択肢を選ぶかなと思って、18%」


莉子「同じく、72%のうちといえども1番上を選ぶ人は少ないかなと思った。」


現在1位の山口セナが他の2人と割れましたが、答えはどちらに近いでしょうか?


正解発表


続きを読む…


TAKEN「正解は、21%です!」


山口セナ「やっぱりそうか〜」



『高校生の社会参加に関する意識調査報告書 』p64より


こうたろう「やっぱり『まあそう思う』と答えた人だけで50%超えてるんだ。」


莉子「なんとなく働きかけてるんじゃない?ぐらいの感覚で選択してる人が多いんだろうね。」


TAKEN「ということで、山口セナは誤差15、こうたろうは誤差3、莉子は誤差6となりまして、残りの風船の数はこちらです!」



初めは最下位だったこうたろうが1位に浮上しました。ここからさらに波乱が起きるのでしょうか?


第6問


「学校で自分の参加の権利がどのくらい保障されていると思うか?」に「とても保障されている」「まあ保障されている」と答えた人を合計した割合は何%?(4段階の選択肢の上2つを選択した割合)


莉子「参加の権利ってさ、何の参加?」


TAKEN「アンケートにこういうふうに書かれてたんですよね。英語でいうとengagement


(積極的な関与)みたいな意味でしょうか。高校生もこの文章を見せられて選択してるので、回答者がどう捉えるかまで予想する必要がありますね。」


私たちも団体理念を考える際に、『生徒の権利』という言葉をどう扱うか考えましたが(参考記事:ミライエコールってどんな団体?〜私たちの理念に込められた思い〜)実際に高校生が『権利』についてどう思っているのか、これを機に理解したいところです。


解答終了


3人の予想はこちらです!



山口セナ「割とみんな保障されてると思ってるはずなんだけど、例えば当時の私だったら下2つに入れそうだなと思って、なんとなく78%にした。」


こうたろう「セナと同じく、権利が保障されてないと答える人は少なそう。」


莉子「私も理由は同じ。ただ、残り風船が少なくなると、なるべく減らしたくないなあと思って、高い数字を書くのにためらってしまった。」


今度はみんな似たような予想でした。


正解発表


TAKEN「正解は、90%です!」


莉子「うわあ。ためらったのが裏目に出てしまった…」



『高校生の社会参加に関する意識調査報告書 』p58より


山口セナ「やっぱり、仮に『生徒の権利が保障されていない』ことを主張したとしても、大多数の高校生にはピンとこないことが多いんだろうね。」


TAKEN「ということで、山口セナは誤差12、こうたろうは誤差10、莉子は誤差15となりまして、残りの風船の数はこちらです!」



莉子「もう生き残るにはピッタリ当てて+10を狙わないといけなくなってしまった。」


莉子が残り2個のピンチです!一方で他の2人はまだ余裕がありそうですね。3人はどこまで耐久できるでしょうか?


第7問


「学校の運営や今後の方針などについて、学校が生徒の意見を求める必要があると思うか」に「ぜひ求めるべきだ」と答えた人の割合は何%?(4段階の選択肢の一番上を選択した割合)


莉子「難しい〜。もう残り風船2個なりに思い切って予想しよう。」


解答終了


3人の予想はこちらです!



山口セナ「上から2つ目の『まあ求めるべきだ』がめちゃくちゃ多いと思った。上2つが80%いて、そのうちで考えると30%かな。」


こうたろう「生徒の意見が受け入れられたら、生徒にとってはプラスだから、1番上の選択肢といえども結構いるんじゃないかな。」


莉子「私だったら確実に1番上に飛びつくなあと思った。学校のことを全部大人が決めていいなんて思ってる人は少ないはずで、上2つで95%はいるんだと思う。残り風船が2個だからリミッターが外れてるふしがあるけど……」


またもや大きく割れました。これは波乱の予感です。


正解発表


続きを読む…


TAKEN「正解は、51%です!」


こうたろう「やっぱりそうなんだ。1%違い!!」



『高校生の社会参加に関する意識調査報告書 』p18より


莉子「大外ししたけど、上2つの合計が90%超えてるっていう予想は当たってたんだ。」


山口セナ「意見を求める必要は感じてるのに、参加する意欲はそこまで高くないというギャップが気になるね。」


TAKEN「ということで、山口セナは誤差21、こうたろうは誤差1、莉子は誤差37となりまして、莉子はゲームオーバーです!残りの風船の数はこちらです!」



ここで莉子がゲームオーバーとなってしまいましたが、ここからも3人とも解答を続行していくことになりました。莉子は現在−35個として計算していきます。山口セナとこうたろうの優勝争いが始まります!


第8問


「子ども・若者が社会や政治に対し、自分たちの意見を表明することについて、あなたは良いことだと思うか」に「あまりそう思わない」「全くそう思わない」と答えた人を合計した割合は何%?(4段階の選択肢の下2つを選択した割合)


TAKEN「ちょっと毛色を変えて、学校内にとどまらない問題を出しました。それでも内容的には我々の活動に直結してくるところでしょう。」


解答終了


3人の予想はこちらです!



山口セナ「下2つを選択する人はほとんどいないと思うなあ。良いことだと思うか?と訊かれたらいいことなのでは?」


こうたろう「良いことかという価値判断なので、実際に意見を言うにあたってのコストは想定されてないわけで、セナと同じく下2つはかなり少ないと思う。」


莉子「自分たちに社会のことは分からないから、意見を言っても意味がないと考える高校生も意外と多いんじゃないかなと思って30%にした。」


正解発表


TAKEN「正解は、4%です!」


莉子「ヤバい。ゲームオーバーになってからもあまりにも外しすぎてる。」



『高校生の社会参加に関する意識調査報告書 』p60より


こうたろう「これは、社会通念としてどうか?っていう訊き方だから、やっぱり『意見を言うのは良いこと』だとする上2つに選択が集まりやすいんだろうね。」


TAKEN「ということで、山口セナは誤差3、こうたろうは誤差6、莉子は誤差26となりまして、残りの風船の数はこちらです!」



こうたろうの優勢が続いています。終盤に逆転はあるのでしょうか?


第9問


「子ども・若者は社会や政治について自分たちの意見を表明しやすいと思いますか」に「あまりそう思わない」「全くそう思わない」と答えた人を合計した割合は何%?(4段階の選択肢の下2つを選択した割合)


こうたろう「これ、2020年の調査だから、高校生に選挙権が与えられたあとなんだよね。」


TAKEN「そうですね。それも大事な判断材料かもしれませんね。」


解答終了


3人の予想はこちらです!



山口セナ「これを訊かれて、選挙権あるじゃん、と思う人がどれだけいるかに賭けるしかなかったので真ん中の50%にした。選挙権以外では基本的に表明しにくいと思うから。」


こうたろう「選挙権が与えられるのは高3のうち18歳になってる人だけだから、高校生は選挙権がない人が多数だし、選挙以外だと、デモに参加するかSNSに書き込むかくらいしか手段がないので、表明しづらいと感じる人も意外と多いと思った。」


莉子「さっきの問題のように、意見を言うのが良いことだと思ってる人が多いなら、現状は意見を表明しづらいと考える人が多そうだと思って結構多めにした。」


正解発表


続きを読む…


TAKEN「正解は、56%です!」



『高校生の社会参加に関する意識調査報告書 』p60より


山口セナ「『とてもそう思う』が 6.6%とかなり少ないことを考えると、みんなの推理も割と当たってるのかな。ここは迷ったら予想50%にしてリスクを下げる作戦が成功したね。」


TAKEN「ということで、山口セナは誤差6、こうたろうは誤差14、莉子は誤差21となりまして、残りの風船の数はこちらです!」



山口セナが残り1桁になりました。しかし、こうたろうとの差も縮まってきています。莉子は−100に到達する勢いです。次の問題で決着はつくのでしょうか?


第10問


「あなたの学校の校則は生徒の意見を反映していると思いますか」に「よくわからない」と答えた人の割合は何%?(選択肢は、反映しているor反映していないorよくわからない、の3択)


こうたろう「これ良い問題だね。」


山口セナ「1人脱落してから出すような問題じゃないよ」


着眼点がよかったのか、ものすごく出題について褒められましたが、この質問についてのメンバーの感覚が気になるところでもあります。


解答終了


3人の予想はこちらです!



山口セナ「校則って昔から決まってるものが多いから、反映していると言い切る人も、反映していないと言う人も20%ぐらいで少ないと思う。だから残りの60%にした。」


こうたろう「セナと同じ予想だけど、『反映している』が10%で、『反映していない』が30%いると思う。どちらかといえば不満を持ってる人が多そう。」


莉子「校則を完全に把握してる人がそもそもほとんどいないはずで、『分からない』を選ぶ人が1番多数派だと思う。」


第10問にして、初めて2人解答が揃いました。しかも莉子も2人と近い解答を出しています。ここで勝負がつくのでしょうか?


正解発表


TAKEN「正解は、50%です!」


山口セナ「うわあ、悔しい!さっきの戦法が使えたじゃん……」



『高校生の社会参加に関する意識調査報告書 』p18より


莉子「『反映している』の割合は日本が圧倒的に低いんだね。校則の服装規定が厳しいからなのかな。」


TAKEN「ということで、山口セナは誤差10、こうたろうも誤差10、莉子は誤差7となりまして、山口セナはゲームオーバーになります!残りの風船の数はこちらです!」


ということで、今回の学校生活パーセントバルーンの優勝者は、こうたろうです!


今回参加した皆さんには感想を書いてもらいました。


はじめの方は直感的に当てることができたのでやはり経験からの勘があると調子に乗っていたが、途中からは学校での変革などについて、当事者だった自分の主観が強く、客観的に見た生徒の感じ方をきちんと考えられていなかったことに気づきました。パーセントバルーンはゲームとしてだけでなくこれからの活動にも生かせると思いました。


予想と正解がずれたところは、僕たちと高校生の考えや感覚に食い違いがあるところとも言えるから、今後の活動の参考にできるんじゃないかなと思いました。高校の時の自分と周囲の考え・感じ方(とその差)について思い出すいい機会になったので今回参加できなかった人もやってみたらいいかも。


答えを予想する時の根拠となるものが、自分の高校時代の実体験や主観しかほぼなかったのが難しかったです。。途中で思いっきり数字を外してしまった時は自分の感覚の高校生とのズレを痛感してだいぶショックでした笑 だからこそ新たな発見もあり参加して良かったよかったです!


最後に


長い記事になりましたが、学校生活パーセントバルーンはこれで終わりです。アンケート調査の結果を通して高校生の考えを知ることができて、我々にとっても勉強になりました。ここまで読んでくれた皆さんはいかがだったでしょうか?一緒に予想した方は最後に風船が何個残ったかコメントで教えてください!


また、ミライエコールメンバー内でやって結構盛り上がったので、駒場祭でも、来場した皆さんに楽しんでもらおうと検討しているところです。駒場祭に来て当団体の企画に参加してみたい人、そして駒場祭に関係なく、第2回パーセントバルーンを記事として読みたい人もコメントをください!こちらの励みになります!