10/20 栃木SC

降格も順位もほぼ確定したと言わざるを得ない状況で、選手たちがどのようなモチベーションで臨むかは、プロ選手でない自分としては非常に興味深いところではあるけれども、きっとどの選手も自分の活躍かつ勝利=自分自身の価値向上という点では、来季J3で戦うよりはJ2で戦いたい気持ちであろうし、そこは自分の身体でしかお金を稼げないプロサッカー選手として至極当然のことだと私は思います。
よっぽど嫌いな相手出ない限り、転職を検討している人に失敗して欲しいとも思わないですし、それはザスパの選手に対しても同様。一人の選手もいれば家族がいる選手もいますし、自分以外の誰かを守らなきゃいけない選手はより一層頑張れという気持ちが勝ります。

というわけで今季ラストの北関東ダービーがやってきました。
既に優勝は水戸が決めているということもあり、北関東ダービーとしての意味合いはもはやそれぞれのチーム自信が抱く感情とのみとなりましたが、私はあまりこのダービーに対して気持ちは入らず「隣県チームとの対戦だ」くらいの軽い気持ちです。
というのも、北関東という括りがこれまでの群馬県での生活であまりピンとくるものでも思い入れのあるものでもなく、前橋と高崎のチームの戦いとなれば元高崎市民として多少燃え上がるものはあると思いますが、流石に県を超えてしまうと他県カテゴリーに入ってしまい、途端に遠くの話な気がしてしまいます。
まあそんな個人的な感情はありながら、家族と一緒に実家に前乗りをして日曜日は現地観戦しました。

結果はご存じの0-0であったわけですが、栃木もダービー云々の前に逆転残留を遂げるためには絶対に勝たないといけない試合でした。しかし、両チームとも攻め手に欠くようなフィニッシュが不甲斐ないようななんとも締まらない印象の試合でした。
千葉戦も同様でしたが、悪くはない試合ではあると思います。ただこの悪くない試合を勝ち点3に繋げられるか繋がられないかが大事で、それが繋げられたのが昨年で繋げられなかったのが今年なのかなと思いました。
そういう意味ではザスパが勝つには相手を圧倒するよりも、五分五分の試合をキチンと拾っていくことが大事なわけで、そのもう一押しが選手なのか監督なのかチームなのかクラブなのかサポーターなのか、という感じでしょうか。

今週はいよいよホーム最終戦です。
ラストにベイシアの冠マッチですが、恐らく最後は荒れることでしょう…。
今季を持ってザスパを離れる選手が多くいることが予想されるなかで、個人的にはラストに選手がいる場面でブーイングやネガティブなことはできるだけ排除して欲しいと思っています。選手の家族もいるでしょうし関係者もたくさんいるでしょう。

個人的には今年もザスパを応援させてくれた選手やスタッフに対して感謝の気持ちで拍手をしたいと思います。

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