2025/2/15 FC琉球
毎年終わってしまえばあっという間に感じるストーブリーグも終わりをつげ、いよいよ金Jの大阪ダービーを皮切りにJリーグ2025シーズンが開幕となりました。
ザスパはJ2からJ3への降格も相まって、かなり大人しいストーブリーグになったかなと思います。OUTでは川上選手、佐藤選手、天笠選手が予定通り個人残留となり、30歳近辺の選手もこの降格を機に一度クラブとして整理することになった感じだと思います。この整理は大方予算由来のものだと思うので、個人の能力について特段言及する気はありません。INではJ3で活躍または実績を積んできた選手を中心に獲得を進め、+大卒というような編成なので見るからにリーズナブルな補強に留まったと思います。私自身J3を正直追えていないので選手個人個人の特徴まで把握しきれておらず、良い意味でも悪い意味でも期待も何もない状態なので、試合を追っていきながらそれぞれの選手の顔と名前と特徴を理解していきたいと思います。
ということで2/15(土)のFC琉球との開幕戦に行ってきました。
当日は午前中まで予定が入っていたので、予定が終わり次第急いでスタジアムに向かったのですが、スタジアム到着が本当にちょうどキックオフのタイミングでしたのでギリギリ滑り込みセーフでした。(河川敷を1回チャレンジしていたら遅刻していました…)
開幕戦の相手はFC琉球ということで、監督は元浦和レッズの平川監督、ザスパ関連でいうと鈴木選手、永長選手、そして元所属として風間選手がいたチームです。元々J2にいたクラブということですがJ3に降格してから苦しいシーズンを過ごしていることもあり、ザスパとしては開幕元J2同士(のある意味J3先輩)であると同時にここまでTM含め非公開であったザスパがどのようなサッカーをするかにサポーターの焦点は集まっていたように思えます。
スタメンはこのような感じでした。
【明治安田J3リーグ 第1節】#ザスパ群馬 🆚 #FC琉球
— ザスパ群馬/THESPA GUNMA (@OfficialThespa) February 15, 2025
⏰14:00KO 🏟#正田スタ
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スタメン発表📢
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チームが始動してから練習見られたのが始動日のみであった自分からするとサブまで顔写真になったのは非常にありがたいです。(昨季のサブはテキストのみ)
試合結果はご覧の通りです。
試合終了
— ザスパ群馬/THESPA GUNMA (@OfficialThespa) February 15, 2025
🏆明治安田J3リーグ 第1節#ザスパ群馬 0-0 #FC琉球
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この試合をどう捉えるかはこの試合をまだ1試合なのかもう1試合なのかの前提の違いかと思うのですが、個人的にはもう1試合と思わせる試合内容であったと思います。『超攻撃的サッカー』と監督が口にしたときからどのようなサッカーが展開されるのか非常に興味深かったですが、ボールを保持することで攻撃と守備を共存させるスタイルのように見えました。
なので『超攻撃的サッカー』の守備は?という私自身の疑問に対しては「相手にとにかくボールを持たせない」ことが相手の攻撃の形を作らせない=守備のベースで、さらにボールを失ったときは積極的にボールを奪いに行っていくのが今季のザスパの守備の答えなのかなと思いました。
開幕戦GKは近藤
この試合恐らく誰もがスタメンGKは石井選手と予想していたと思うのですが、その予想を裏切るかのように1年でジェフを退団した近藤選手がゴールマウスを守りました。近藤選手はU-23の代表にも選ばれるなど、経歴ではザスパの中でも有数の選手でしたが昨季は櫛引選手の壁を超えることができず、2番手GKも石井選手がファーストチョイスでした。そのような状況もあり、櫛引選手が去った今季スタメンの座は石井選手かなと思っていたのですが、監督が変われば選手も変わるのかこれまで出場機会に恵まれない近藤選手が開幕スタメンの座をゲットしました。
今季のザスパの特徴の1つとしては見て分かる通り最後方でのボール回しの位置とメンバーです。2CBないしはボランチが下りてきてのボール回しは見ていてヒヤヒヤしますが、近藤選手は右足左足を状況によって使い分け冷静にボールを撒いていたように思います。(長いボールを蹴るときは右足でしたが)
この1試合を見て近藤選手がスタメンに選ばれる意味が分かったので、次節以降石井選手+ほか2選手のスタメン争いが楽しみになりました。キックでいうと石井選手もそこに強みを持っている選手ですので、近藤選手とどのように差別化を図っていくか、若手同士の争いに2節目以降も期待です。
勝ちたかった開幕戦
そりゃどこのチームもそうだ、というツッコミもありそうですが、今節結果を除いた内容という意味では過去含め上位に入るほど良かったと思います。開幕戦ながら素人目に見てもやりたいサッカーは伝わってきましたし、ピッチでプレーする選手の多くがその志向するサッカーに対してアウトプットが出来ていたと思います。なのでチーム作りとしては上々だと思い、あとは本当に結果だけがついてこなかったなという印象です。
この試合内容をもって勝てなかったことは本当に痛いと思いますし、昨季の試合内容で勝てないのであれば何も思わなかったのですが、今季スタッツ含めこれだけ圧倒していた中で開幕戦に勝ち点2を落としたことは本当に痛いと思います。
得点という部分においては惜しいミドルシュートや河田選手の2チャンスがあったわけですが、あのチャンスが決め切れないとさらにあのチャンスを増やしていくしか方法はありません。ただ90分間という限られた時間のなかでさらにあれだけのチャンス数を倍に増やすのは容易くなく、あのチャンス数の中でどれだけ得点にしていくかを目指すほかありません。
2年前の大槻サッカーがハマっていたときは1試合に何回もないチャンスを仕留める勝負強さがあり、その勝負強さがチームの順位をあそこまで持って行ってくれたと思いますし、あの勝負強さがあるかないかがチームとしての地力だと個人的には考えます。
次節は栃木シティ
開幕戦をJ3初勝利で収めた栃木シティは恐らくノリノリだと思います。まだまだサポーターの数は栃木SCに劣りますが、勢いはJ3昇格そのままでアウェイ群馬の地に乗り込んでくると思います。
ザスパからするとあの試合内容で勝てなかった次の試合ということで、まず今季1点目を入れること、そして今季初勝利を2節目でクリアしたいところです。そういう意味でその初クリアを栃木シティ相手に実現しなければいけない部分はハードルが高いですが、栃木シティ戦でそれが成し遂げられたときは逆にザスパが波に乗れると思っています。
来週はさらにアウェイ長野戦が控えています。ここも開幕戦勝利を収めているチームということで、ザスパとしては昇格のために勝たないといけない相手になります。
まだ1節もう1節、何としても1年でJ2復帰ができるように今季も応援していきます!