細貝 萌選手 引退

2024年10月23日(水)
日本の六曜という文化のなかで本日は大安です。
そしてこの日に細貝 萌選手の今季限りでの引退がオフィシャルで発表されました。
「ついにこの日が…」という気持ちのサポーターも多くいることと思いますが、SNS上では細貝選手に対する感謝や残念がるコメントで溢れています。

細貝選手は群馬県前橋市出身で、前橋育英高校まで群馬でサッカー人生を歩んだ生粋の群馬県に所縁のあるプロサッカー選手で、高校卒業後(特別指定でもありました)は2005年に浦和レッズに入団。そこでの活躍が認められ、2010年にブンデスリーガー1部への移籍を果たしました。以降は2017年まで様々な欧州クラブを経験した後、2018年に柏レイソルへ日本復帰。その後タイに渡り、2021年9月ザスパに電撃加入。そして今季での引退という運びになりました。

細貝選手は群馬県出身ということもあり、ことあるたびにザスパへの加入が期待された選手でありましたが、その実力とキャリア、そしてザスパの現状(J2・J3)からなかなか群馬凱旋が果たされることはありましたが、最終的に「お金じゃない」という本人の気持ちの変化もありザスパで3シーズン半を過ごしてくれました。
印象的なのはタイリーグから離れることになった2021年、Instagramの投稿で脈絡もなくサンワを訪問する投稿が細貝選手からなされたことで「どうしてサンワに!?」と界隈がざわついた後、ザスパへの加入が発表されたことです。今でいう“匂わせ”が“良い匂わせ”だと初めて実感した瞬間ですし、表立った噂もなかった状況なので、加入リリースが出たときに鳥肌が立ったのは今でも覚えています。

細貝選手はチームの一員としてはもちろんのこと、メディア露出やスポンサー対応という部分で選手以上の働きをしてくれていました。デンハムのオフィシャルスーツは分かりやすい部分で、最近ではJINSに関するSNS投稿も増えてきたのでもしかして!?という期待感はありつつ、ピッチ内外でザスパを引っ張ってくれた選手です。
この選手を欠くことで失うものがあまりにも大きいと思うのですが、本来選手に対してピッチ外での働きを求めることは避けるべきであり、繋いでくれたルートをクラブにはしっかりと繋ぎ留め太くして欲しいです。

細貝選手が細貝氏となったときに、どのような第二のキャリアを歩んでいくかはまだ分かりませんが、欲を言えば引き続きザスパに何かしらの形で残って欲しいですし、これらもザスパから群馬を盛り上げることに一役買って欲しいという思いです。

国内でいうと浦和、柏がセカンドキャリアの舞台の第一候補になると思うので、もちろんザスパを完全に離れることになってもそれは仕方ないことですが、来季J3からスタートするザスパにとって細貝選手を完全に失ってしまうことは完全に痛手です。

そしてホーム最終戦、試合後は細貝選手のスピーチも待っていますが、みんながポジティブな気持ちで笑顔で送り出せるよう、試合のほうは是非きっちり勝利で納めて欲しいです。


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