8月11日(日)
未必のマクベス 読了。
不思議な小説だった。
どこに向かっているのか、どこに連れて行かれるのか最後までわからない。
小説を読めば登場人物の誰かには感情を寄せられるのだがそれがなかった。初めての経験かも。
うーむ、初めて味わう読後感…。
中学生の時、国語の授業で島崎藤村の「初恋」を暗唱するテストがあった。
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき…
綺麗な詩だなぁと思った。
解説を読んで思い出した。
テレビでオリンピック女子マラソンを見たら最後まで見てしまった。なんて厳しいコースなの!箱根駅伝か!選手がキツイであろう坂を駆け上って行く姿を見ていたら走ってもないワタシの心臓がドキドキしてしまった。思わず「頑張れ!」とつぶやいていた。胸打たれた。
増田明美さんの解説が素敵。
今日って山の日の祝日なのね。