魔女の洞窟
おはようございます!
フィクションの状況のメモです
・・・・・
昔
とある街で
すれ違った少年がいるんだ
珍しい
古書を求めに
少しの間立ち寄った
そこの
大旦那の開く市で
珍しい魔法書を見つけたので
頼み込んで譲ってもらった
大勢の
古書を求める
お客たちの中に
難しい顔して
律法書をめくっている
少年がいたのだ
あの年齢で
あの書が読めるとは
大したもんだと
振り返ったが
次の瞬間には
横にいる
もう一人の少年と
取っ組み合いの喧嘩をしていた
おおっと
と
止めに入ろうとしたが
さらにもう一人の少年が
その二人を
のっそりと
引き剥がしていたので
そのまま
その場を立ち去った
それだけのことだった
それから
木星が
太陽まわりを
2周ばかりして
星の回りも変わった頃
どうやって突き止めたか
あの少年が
私の洞窟に
たずねてきた
肩にとめた
しろふくろうの
目を診て欲しいのだという
この頃
目の色が違うようで
何か
悪いことでも起こっているのではないかと
魔女様は
生き物の
目の様子に
お詳しいと
魔女情報書で
常々
拝読しておりまして
と
憧れのこもった目で
私を見上げてくる
近頃
私の洞窟には
珍しい相談事がなくて
退屈していたところだ
どれどれ
魔道具箱から
キラキラと光る
水晶玉を取り出して
ちょっとおとなしい
しろふくろうの目にかざした
あー
この模様なら
大丈夫
色がついているが
やまいの色ではないよ
少年は
ほっと息をついて
ありがとうございます
と
お代として
お米菓子と
あんこ菓子を差し出してきた
気が効くじゃないか
何かあったら
また相談においで
少年は
ありがとうございます
といい
しろふくろうは
ほー
とないて
急に大きくなって
少年を
乗せて
地球の方向に
飛び去っていった
・・・・・
メモでした
いつもおつきあいいただき
ありがとうございます
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ではまた!
まきのしょうこ