NFTDriveEX:Symbolでの売買の標準化。
みなさんお疲れ様です。
NFTDriveEX を開発中です。
突然ですが仮想通貨で決済したことはありますか?
売買とは何かのサービスや物を受け取るために対価として支払うことです。
偉そうに書きましたが難しいことではありません。
コンビニでうまい棒をあっ12円になりましたね。買うことと同じです。
そして私たちは特に意識せずにお金を払いまさかレジの人がうまい棒を渡さないなんて事は一ミリも考えないでしょう。
ぎゃくに店の人もまぁうまい棒を持ち逃げされるとも思っていませし?
しかし顔の見えない海外の謎のショッピングサイトになってくると一気にあやしさと商品が送られてくるのか?という不安になります。
いや不安になってください。
昔の中〇のECサイトなんか結構・・・・・ね?
で、昨今NFTという多少の既知の問題があるにしろデジタルデータを売買できるように所有状態を再現可能な技術が確立されまして、
デジタルデータ売買は今後盛んにおこなわれて行くと思います。
今は過渡期でまだまだ企業による独占的な販売形態が主流ですが、
徐々にではありますがP2C、D2C(今は企業でもマーケットプレイスを利用するしかない独占的状態であります。)と言う構図に変わっていきます、ブロックチェーンが間をなくしていくというよくある話の1つです。
チケットにしろ流通させるには様々な管理システムを経由していましたが、一発企業配布みたいなことが出来るようなイメージですね。
ものすごくコストダウンです。
話が脱線しましたが、売買と言うのは相手を信用して成立するのが通常でした。
いままでは。
良く分からないSNSを通して買ってお金を払ったけど納車されないとか、そういった話です。
デジタルデータでそういうことが今のところ起こりますよね?
例えば100万円のNFTを購入したくて相手とやり取りして、
振り込んだけどNFT送ってもらえないとかですね。
そういうことが無いようにマーケットプレイスが間に入ってちゃんと残高があるか?とか何なら支払いのトランザクションを勝手にやっていや、本人に代わってやってますよね。
そうすることで信用を維持して運営しているわけです。
そうするしかないとみんな思っているわけです。
Symbolはそこを解決しようという粋なコントラクトが搭載されています。https://docs.symbol.dev/ja/guides/aggregate/creating-an-escrow-contract-with-aggregate-bonded-transaction.html#creating-an-escrow-contract
OpenSeaなんかは出品無料の手数料として収益から2.5%徴収してますね。今回はそこの話は割愛しますが、銀行を攻撃したサトシ的にはおそらくマーケットプレイスも攻撃するに違いありませんw
で、エスクローコントラクトと言うのが重要になってきます。
これはマーケットプレイスなどの販売会社の信用をSymbolで肩代わりするような機能です。
売り手と買い手の間にSymbolブロックチェーンが入り、支払いと納品(商品とはMOSAICの事)を双方の署名がそろった時点で同時に行います。
Symbolのアグリゲートトランザクションと言うの機能で複数のトランザクションを内包することができます。
取引のサンプル。
https://symbol.fyi/transactions/A797CD810FE62FDBCBC1B6A2EC6C5ED1231F2FB2ACA9149D9E24C589D35830F0
Aggregate Bonded
と書かれているのが取引の中身です。
1.支払いのトランザクション(10Xym)
2.NFTの受け渡しのトランザクション
この2件がパックになって1つのトランザクションとして管理されます。
そしてアグリゲートトランザクションは内包するトランザクションのすべての関係者の署名がそろった段階で承認されブロックへ取り込まれます。
署名がそろうまでは未承認Transactionとして48時間プールされます。
48時間経過しても署名がそろわない場合は破棄される仕組みです。
Symbolではブロックチェーンネイティブのコントラクトとして実装されていてだれでもこの十分に安全性が検証された全く同じコントラクトを
SDKを利用して簡単に実行することができます。
私の開発したNFTDriveEXもこの機能を呼び出しています。
しかし他のスマートコントラクト型のブロックチェーンではコントラクトをサービス提供者が作成する必要があり、同じような機能でもサービスが変わる都度検証しなければなりません。コントラクトの作者を信用するプロセスが必要になります。残念ながら誰もしっかり検証しないことによって幾度も資産流出を繰り返しています。現実問題として同じ内容のコントラクトがいくつも登録されていてコピー元に不具合が見つかり全部同じ脆弱にさらされると言ったことが良く起こります。
自分が当事者になるまで対岸火事だと思いますが、エンジニアとしては自分が担当するならSymbolを。。。。安パイ。
十分な検証とデバックテストをコミュニティで実地済みです。
で、Symbolで開発される方が増えてくると思いますが、エスクロー取引を標準化にしましょう。
これを使わないとブロックチェーンの意味がありません。
送り合うときに人の信用を間に入れないようにしましょう。
でわ~
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