【妄想→現実】究極のSDGs
死生観をもろに書きます。信じる宗教などがある方は読まずに閉じてください。
やっと世界が私の妄想に追いついてきたようだ。
昔、『世にも奇妙な物語』というテレビドラマで【みどり紙】というコンテンツに衝撃を受けた。第二次世界大戦時、日本が兵士を徴収するための徴収令状を通称【赤紙(あかがみ)】と呼んだことから着想を得たタイトルだろうかと思っている。
※ネタバレなので興味がわいた方は観てからどうぞ。
人口増加で自然破壊が進んだ世界の対策として、社会貢献度が低い人間に【みどり紙】が届く。その人々は樹にされ、世の中のためになりました。
というブラックだか示唆に富んだ作品だ。観た当時、ヒッチコック作品観たのと同等の衝撃を受けた。
これは生きている人間が…というストーリーだが、日本においては一部の例外を除き、死亡後の遺体の処理は火葬が基本であろうかと思う。土葬はあるにはあるが、許可制だったりしてハードルが高い模様。湿気も多い日本は土壌汚染による病気も怖いから致し方ないとも思う。
もちろんこの話のように樹にできたりはしない。
もはや理由は思い出せないが、自身は昔から何故か焼かない葬送に憧れを抱いている。土葬もその一つだし、チベットの鳥葬も素敵だ…何なら魚葬(ピラニア的な何かに食べてもらう)とかハイエナ葬とか無いだろうか…と妄想を膨らませていた。
ん…書いててヤベェやつ全開になってきた。
墓じまいをする人、仏壇が無くて御骨を持て余す人の記事を見る機会が増えてきたように感じるが、これも文化の変化か。
そういう我が家も祖父母の代で墓をやめ、両親や叔母は散骨希望者だ。
そうしたら、なんとアメリカでこんな素敵なサービスが出ている。
言葉通りまるっと“土に還れる”。
二酸化炭素排出量も抑えられるし、栄養豊富な土になれば、酸素を生む植物のお布団になれるし、これぞ究極のSDGs。
自身が死ぬ時に日本にもこのサービスが展開されてたら、申し込むと確信を持って言えるほど、今の私にとって理想の最期だ。
―妄想タイム再び―
だが、アメリカですら10基ぐらいしかなくて、しかも分解までの時間もかかる。(火葬ならせいぜい2時間程度)
そして何よりこの設備まで腐敗等する前に運び込む必要があって、遠いと利用ができなさそうだ。病気で余命幾ばくで…とかなら、施設側の病院とかで順番待ちしてもいいな…。
すると旦那さん「でもさ、この設備で働く人キツくない?分解が甘かったりしたら、それ見ちゃうかもなんじゃない?」
な、なるほど。
じゃあ、ユニクロなどの巨大倉庫に見る完全DXでどうだ。↓イメージはこちら。
格納作業は完全にロボ、空調管理とか分解の進み具合もx線とかでチェックし、終わったら順次出庫する。何なら袋詰から発送までも自動化できそう。
あ、これ“銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅”のやつ…?!(:.;゜;Д;゜;.:)
でも、更に問題がある。
土を持て余す勢が必ず出てくる。
我が家ももれなくそちら側だ。
日本ではアメリカみたいに庭付き家はもはやメジャーじゃないから、庭で桜の木の栄養に…みたいに出来る家庭は稀じゃないかと想像する。
仮に企業が引取してくれても、倫理観や気持ちの問題(世論?)で畑には活用されないであろう。林業…間伐できる人材も不足してるのに…難しそう。
日本より海外の方が活用できそうじゃない?輸出すれば…なんて妄想をしたところ、残念な事に防疫の観点で土は輸出入禁止らしい。
私の土は是非砂漠化地域の緑化とかに使ってほしいのだけど。