ジェンダーバイアスめんどい
まぁ、記事にピッタリの画像がありましたわ!
我が家は“男家”とかいて、“ヨメ”と読みますの!🤣
7月にグループ会社の研修をZoomで受講した。
大体の研修はグループワークがあって『まとめなければならない』というプレッシャーもあり、緊張するものの刺激になるし、系列会社の方々と話ができる数少ない場なので楽しみにもしている。
たまたま同じチームになった女性がグループワークの中で自身と同じ家族構成、しかも夫が専業主夫ということが判明した。
自身はまだリアルでは専業主夫をもつ女性に会ったことがなかったので、それはもう根掘り葉掘り聞きたくて仕方がなかったが、ワークに関係なくてそれ以上聞けなかったのが心残りだ。
さて、10歳年下の夫と出会ってからの20年と少し、結婚前から自身の稼ぎで生活していたこともあり、実に周りから色々なことを言われた。
それを思い出しながら書いてみようと思う。
「年取ったら捨てられるだけだよ。やめときなよ。」
27歳の時、高校から10年以上付き合った彼に浮気されて別れることになった幼なじみからの深い言葉。
その可能性大きいよね。わかる。
だって日本の多くの男性が若い女性が好きだもの。
妻が年を取って太ったり若さを失ったら、魅力を感じなくなって、自分がおじさんな事を棚にあげて若い娘に走ったりするなんて良く聞くもの。
「良いご身分だね〜!!」
これは、同棲してた時分、夜中に救急車を呼ぶ事態になり、付き添いをしたら診察室から聞こえてきた男性医師から彼への言葉。
救急車で運ばれると病院へのスピーディな引継ぎのために、救急隊員から氏名年齢や既往歴、付添人の関係性なんかがヒアリングされる。
そして、それにより医師は、彼が無職で同居女性に養われているということを知ることになる。
“男は働くのがスタンダード”という価値観のもとに発せられた言葉であろう。
「良いなあ〜俺も養われたいわ」
短い期間一緒に働いた他社の男性。帰り道が同じだったので、良く話しながら帰っててその時に言われた言葉。
【養われたい=俺も楽したい】にしか聞こえず「お前はねーわー」と思ったのが正直なところ。
しかし、この裏にも“男性は働くものでしょ?俺だってこのまま働き続けなければならないんだぜ?”という認知が伺える。ちなみにこれは他にも何人かから言われた。
「若い男捕まえられて良かったね〜」
恐らく夫さんの容姿は整っている。
夫さんと遊んでいたオンラインゲームのギルドメンバーでオフキャンプをした時に、初対面の男性メンバー(オンラインでもはや苦手やなぁと思っていた)に言われた言葉。
その時の私の表情は夫さんや私を良く知る他のメンバーが凍りつく程度には、凄い形相になっていたようである。
おい、表出ろやぁ!!!
(キャンプなんで既に屋外である🤣)
なお、私の脳内ではこのように変換された。
「じゃあ奥さんは社長さんですか?」
子の通院にタクシー利用した時に、夫が職業を聞かれた返しに主夫だと告げたら運転手に言われた言葉。男を養う女性=物凄い稼いでいるか、偉い役職についている人というイメージ。わかる。
わかるけどそうじゃないんだぜぇ。
「男が働いてないなんて駄目だろ」
これは、両親に彼を会わせた後に父が母に言ったらしい言葉。まぁ、親心としては、そうなるよね。
お父様のお陰で履歴書が美しいので、その後の仕事も順調ですアピールしつつ、基本放任の両親なのでそれ以上は言わなかった模様。
とまぁ、自身が昭和っ子なんでね。周囲の人間も存分に旧態然とした価値観になりますわ。
そういう余計な事を言わずに、気を回してご飯をご馳走してくれた同僚や、夏季休暇に格安ツアーのチラシを持ってきてくれた元上司、私の心配をしてくれつつ夫さんの無茶振り(※)に応えてくれた冒頭の幼馴染みには感謝しか無い。
※これはまたの機会に。
だから私はこの既成概念をぶっ壊して行きたいと考えているし、日々違う価値観をバラまいている。
男性が“男はかくあるべし”を捨てたら、自殺者も減って結構世の中はうまく回るんじゃないかと本気で思っている。
あ、もちろん女もね。