ジョコビッチ🇷🇸がUSオープン優勝🏆
今回の2023年のUSオープン、終盤の試合は早朝からの試合が多かったのですが見る事が出来ました。
ウィンブルドンでアルカラス🇪🇸がジョコビッチ🇷🇸を破り(この試合は仕事のため見れなかったのです…)これはもう世代交代か!
そう思われた中でそのアルカラス🇪🇸に勝利したメドベージェフ🇷🇺とビッグサービスを武器に勝ち上がってきたシェルトン🇺🇸に勝ち上がってきたジョコビッチ🇷🇸
この2人は2021年の決勝で対戦しており、その時はストレートでメドベージェフ🇷🇺が勝利。
見事にグランドスラム初タイトルを奪取しています。
この時は年間グランドスラムに王手だったジョコビッチ🇷🇸がそのプレッシャーを感じてしまったのか、らしくないプレイでメドベージェフ🇷🇺の勝利となりました。
本当にジョコビッチはどうしちゃったの?という感じでした。
2年の月日が流れ、またこの2人の対戦。
日本時間で午前中は仕事を入れていなかったので、早起きして試合を見る事が出来ました。
この2人は共にストローカー。
やや球種やポジションは違うものの、壁のようにひたすらボールを打ち返します。
左右前後のフットワークも素晴らしく、長い長いラリーが続くと思っていました。
スタートのメドベージェフのサービスゲームをジョコビッチがあっさりブレイク。
メドベージェフのダブルフォルトもありましたが、どちらかというと守りのままゲームを失った感じ。
本当にあっさりと、あっという間のブレイクでした。
ジョコビッチはその次のサービスゲームで3回サービス&ボレーを試みます。
メドベージェフは得意のラリー戦に臨みたいはず。
しかし要所要所でサービス&ボレーを混ぜられたのでリズムが掴めない感じの1セットでした。
2セットになるとメドベージェフが本来のメドベージェフらしさを出してきます。
得意のフラット系のボールでストロークを打ちまくり、ジョコビッチの体力を奪っていきます。
3オールのメドベージェフのサービスゲーム。
長いラリーが続いた後、ジョコビッチがふらりと倒れました。
足に疲れが来ている感じ。
これはメドベージェフ的にはチャンスと思ったでしょう。
ジョコビッチにらしくないミスが目立ち始めます。
メドベージェフがリードの6-5、ジョコビッチのサービスゲーム、ここでセットポイントをメドベージェフが奪います。
しかしここでジョコビッチはぎこちないながらサービス&ボレーをしてしのぎます。
そしてタイブレーク。
私がこの試合の1番の鍵だと思うメドベージェフから5-4のポイント。
ここでメドベージェフはレシーブのポジションを上げるのです。
ここでメドベージェフはジョコビッチがサービス&ボレーを予想したのか?
その際はサーブのコースをバックハンドだと確信したかのような動きをしたのです。
しかしファーストサービスはフォルト。
ラリー戦になったポイントはジョコビッチの攻撃的なバックハンドでポイント奪取。
ただしジョコビッチに疲労感が見えました。
5-5のポイント。
ここでジョコビッチはワイドにサービスを打ちサービス&ボレーを試みます。
メドベージェフのレシーブポジションは後ろだったのですが、大振りをしてリターンをアウト。
どうしてここでメドベージェフはポジションを上げなかったのかなあと思いました。
これはたらればなのですが、やはり攻撃に賭けたジョコビッチの勝ちだったのか?
次のポイントを取ったジョコビッチが2セットも奪取します。
とにかく体力的に、精神的にきついなあと思われる場面でサービス&ボレーを多用。
そしてそれがほとんど成功していたのです。
2セットはほぼ主導権を握っていたメドベージェフ。
しかしここぞという大事なところで攻撃的になれず、手負いだったジョコビッチにセットを取られてしまった。
これはかなりダメージが大きかったのでしょう。
3セットもジョコビッチが取り勝利。
スコアではストレートではありましたが、3時間をを超える熱戦でした。
とにかくこの試合はジョコビッチのサービス&ボレーに尽きると思います。
これで24回目のグランドスラム優勝。
史上最多タイになります。
メドベージェフはスピーチで、
「僕は通算ツアータイトルは20。君はグランドスラムとタイトルが24だ、すごい!」
と言っていました。
それ以外にもいつものような楽しいスピーチでした。
でも本当は悔しいはずなのに…
このままだとやはりジョコビッチはまだ数回はグランドスラムのタイトルは取るのかな?
いや、ハードコートのグランドスラムならやはりメドベージェフかな?
次のグランドスラムは1月のオーストラリアオープン。
それまでにツアーファイナルもあります。
またこの2人の対戦はあると思います。
またこのような素晴らしい試合を期待したいと思います!