ファミマで漢検一級の過去問を印刷しました&ひとつ解いた
コンビニで過去問を買った
2024/10/26、ファミマで漢検一級の過去問を印刷しました。
Webサイトでは画像1のように「1級3回セット」と書かれたのみで、年度はぼやけて見えなくなっていました。印刷をしてみたところ、出たのはH27-3、H28-2、H28-3の3回セット。現在はR6なので聊か古めの過去問でした。
印刷するまで何が出るのか分からないことに就いて私は不当だと思っています。この件についてはメールでファミマに問い合わせました。年度・回数も商品名に表記されることを願います。
ちなみにセブンイレブンではH28-2、H29-3、R3-3が印刷できます。1,000円なんですがコピー機に札が入るスペースがありませんでした。こちらについても問い合わせました。
H27-3を解きました
点数は193点。すんなり解けちゃいました。
内訳は(一)で-1、(六)で-1、(七)で-1、(九)で-4、計-7。
(一)読み
音読み…知らないと推測できないのが殆ど。一方で大見出し語も殆どあった。読み分けの問題は2問程度。準一級配当が1問。対策しても滅多に見ないような字は無かった。
訓読み…1問だけ常用漢字の難問があった。あとは一字訓でも出そうなシンプルな問題。
(二)書き取り (三)国字
ここで、問題形式が少し異なっていることに注意したい。書き取りは15問、国字は5問となっている。現在では書き取りが18問、国字は2問でありその20問で大問(二)となっている。
(二)
常用熟語の難問は1問だけであった。しかもイの一番に来るのが嫌らしい。漢検漢字辞典に載っていない単語は無いはずだ。
(三)
すべて漢検一級配当の一文字だった。
(四)語選択・書き取り
小説でも見る身近な単語が1問、前者を除く一級大見出し語が2問、準一級が1問、常用難問が1問であった。いずれも漢検漢字辞典の大見出し語である。
(五)四字熟語
常用四字熟語が1問あり、そのほかは一級四字熟語である。漢検四字熟語辞典に載っていないものは何一つなかった。
問2は現在と形式が異なっており、問1で出た四字熟語の中から説明に合致するものを記号で解答する形式になっていた。配点は各2点×5。
(六)熟字訓・当て字
いずれも漢検漢字辞典に載っている。
(七)熟語と一字訓
読み分けが1問(とはいえ大見出し語)。捻りの無い問題しかなかった。
(八)対義語・類義語
語群から漢字が想像される熟語ばかりであった。後に準一級に降格された問題が2問あった。ちなみに、「奇禍」の対義語を答える問題が出たが、R6-1準一級誤字訂正で「奇禍」を問う問題が出された。
(九)故事成語・諺
訓読みの書き取りが2問、音読みの書き取りが8問であった。漢検漢字辞典に載っていない故事成語や熟語を除くと2,3問程度?
(十)文章題
今も昔も変わらず読みは簡単である。
書き取り…身近な一級語彙が2~3問、その他一級語彙が5問、準一級が1問、常用大見出し語が1問であった。
考察
問題形式が現在と若干異なっていたのには驚いた。当時は辞典を繰って対策したり大見出し語表で対策するといったことは無かったのだろうか。そもそも大見出し語表が無かったのかもしれない。だとすれば常用大見出し語が当時の難問だったのだろう。しかし常用大見出し語は大問に1個程度なので現在と比べ合格点がかなり狙いやすいと思った。
この当時に合格すればよかった。