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2022夏/北海道⑦ モエレ沼公園そして旅に出る理由

大なり小なりあるが、子供達と数ヶ月に一度は旅に出かけている。お金の使い方としても、休日の過ごし方としても旅はかなりプライオリティが高い。

目の前の景色がいつもと違うだけで、私たちの心のヒダはびらびらと動き、また単純に仕事と家事をしなくていいのでしなければいけないことをこなす時間は減り、したいことする時間を過ごすことになる。あなたのしたいことは何?と問われ、何をしたいのかよく分からず、スマホをいじりSNSを開く自分に気がつくのも旅である。

前置きが長くなったが、2024夏休みが目前のいま、これまで行った旅についてもまとめておかないと次に進めない気がしてきたので、記憶を遡りそれらもまとめていくことにする。


モエレ沼公園は、わたしの希望で足を伸ばした。札幌の中心部から車で30分ほど、ぼんやりとした住宅街を抜けて公園を目指したと思う。
イサムノグチがデザインした公園が見たかった。かっこいい建物が見たかった。

石、コンクリート、金属板、ガラス。
素材そのものが剥き出しで仕上げが施されていない。
素材が描く直線的なフォルムと、公園の平面かつ曲線的なゆったりとしたフォルムの対比が美しかった。かっこええ。

お盆明けの北海道。
念のためと持参した長袖パーカーを着ても、曇り空のこの日は寒かった。

子供達は声を大にして「びじゅつかんきょうみなーい。はくぶつかんもきょうみなーい。けしきもきょうみなーい。」といつも言う。
どうやったら文化的なものに興味を持つのか、私には分からないので、原っぱで走らせたり、適当にオヤツを渡したりして、こちらはこちらで楽しんでいる。

何か少しでも記憶に残るといいなと思うが期待しないでおこう。
細く長く続く回廊の美しさ
ガラス達は急傾斜でこちらに迫ってくるよう


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