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「BLOOD-CLUB DOLLS」があまりにも酷いので書かずにはいられなかったクソみたいなノート

*前編を2周したので追記しました。なにやってんの?

タイトル通りです。それ以下でもそれ以上でもありません。

みなさんは「BLOOD-C」というアニメをご存知でしょうか。2011年にTVアニメが放送され、衝撃的な最終話がいろんな意味で物議を醸したほか、完結編としてアニメ映画も公開されました。

今回紹介するのはそんな「BLOOD-C」の派生実写化作品と勝手に公式が思い込んでいるだけのクソBLOOD-CLUB DOLLS 1・2」です。ちなみに、このクソみたいなノートを書いた時点でのフィルマークス平均評価は1が⭐️1.7、2に至っては⭐️1.4です。これがどれくらい低いのかというと、かの有名なデビルマンが⭐️1.6です。ネットミーム化していないのにデビルマンと双璧を成すということは察してください。

とまあ既にボロクソですがここからもボロクソに書いてますので、「こんなノート読みたくねえよ俺は帰るぜ」な方は即お帰りください。止めません。

1.良かった点

なし

2.悪かった点

この映画を構成する全て

3.どうして悪いのか
まずですが、脚本がクソです。本作の脚本は監督の奥秀太郎氏とアニメ版の共同脚本も務めた藤咲淳一氏が執筆しているわけですが、これが最大のガンです。
本作は群像劇(らしい)のですが、そのキャラが全く立っておらず魅力もクソもありません。なんかよくわからないキャラがよくわからないことをして、説明もないうちに別のキャラにスポットが当たり、そちらもよくわからないうちに消えていく。こんなんが85分+76分続きます。キャラの役職、名前すらも公式サイト(ちなみにもう消滅済み)にぶん投げ。のくせにバックボーンもクソもないキャラ(坂田銀六ってなんだよ真面目にやれ)の説明はカット乱用で長々とやる。なんなら主人公の登場時間より長い。キャラ付けも適当でなんか特徴的なこと言わせればいいと思ってるのが丸見え。

追記
具体的にはどう悪いのか?坂田銀六(やっぱりなんだこいつ!)と対戦相手であるホストに限定して見てみよう。
1.ホストの試合前選手紹介がいきなり流れる。
2.ホストの紹介ムービーが3分くらい流れる。
3.ポストが首相の孫であることが明かされる(ここまでで5分)
4.坂田銀六の選手紹介(夜回り先生らしい)
5.坂田の紹介ムービー
6.やっと試合開始

とまあ、ここまでに7分かけているわけです。この間本筋は全く進まず、どうでもいいことに時間をかけている。ちなみにホストはこの試合の後出てこない。坂田もこの後のスクリーンタイムはわずか1分。なんならこの試合はナレーションで飛ばしてもいいレベル。

こんな感じが延々延々延々と続く。シナリオは見せたいシーンの羅列にすぎず、繋がりという要素が完全に放棄されている。結果として、まるでアニメを10秒飛ばしで観ているかのような気分になる。というか多分そっちの方が脈絡がある。

じゃあアクションは?というと、こちらも下の下。低予算感を隠す気もないカメラワークにしょぼい動き、そもそもの刀アクション自体が前編だと全く出ない。これのどこが「BLOOD」なのか?ついでに言うと血も出ません

しかも酷いのはアクションが良くなりそうなところで関係ないおっさんのイチャコラを見せる謎構成。マジでリモコンぶん投げようと思った。

ついでに言うとテンポも死んでます。前述のようなクソが相乗効果を果たし、話が一切進まないくせにつまらないギャグと間延びしたシーンの羅列が延々と続きます。

じゃあこれらが映画という媒体に詰め込まれた結果どうなるのか?以下、私の感想。

・ホモビ見てる気分になってきた
・これBLOODシリーズとなんか関係あんの?
・マジでなんも面白くない
・デビルマンの比じゃねえぞこれ
・勉強の方が面白い
・劇場で観たら発狂してた
・なんだこれ…
・金もらっても観たくない
・つまんなかったの言葉の響きの方が面白かった
・2部作もあることはこの世への叛逆
・やべえ、涙が出てきた
・なんだよこれ…
・これプロが本書いてんの?嘘だろ?
・マジでキツいです

4.まとめ
ぶつ切りされたカットと飛び飛びのシナリオ、単調極まったテンポ。褒めるところは一切なく、高校生の映像研の方がエンタメに徹した作品を作るレベル。後編ではなんか政治的メッセージが入ってくるがこれもお寿司のパックに入ってるバランレベルにどうでもいい。感情移入のできない登場人物のどうでもいい新たな茶番劇。それが「BLOOD-CLUB DOLLS」である。

これから観る人は俺の屍を越えてゆけ

オチはないです、というかつける頭がもうない

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