いい加減「日本沈没」を作れ
*ガチギレ回です
昨日、このようなゲームが発表された。
先に言うと、今回のnoteはこの件に関してブチギレるだけです。
なんか日本沈没がゲーム化するらしいです←うん
二次創作らしいですよ←うん
アドベンチャーゲームで←うん…?
なんと美少女擬人化ゲームです!←は?
かいつまんで言えば、小松左京先生のかの有名なSFディザスター小説「日本沈没」が艦これみたいな美少女ゲームに成り下がったらしい。
この件について、偏屈なオタクであるJS2K2Xは溢れんばかりの困惑をした後になんか沸々と怒りが湧いたのだった。
1.なんでキレてんだよお前はよお
「日本沈没」とは言わずと知れた国産ディザスターパニックの源流であり金字塔なわけだ。もちろん名作でもある。
そして名作であるが故にこれまでいくつもメディアミックスがされてきた。特に1973年の最初の映画化は特撮ストーリー面ともに評価されている。
平成になってからもリメイクは相次いだ。2006年の再映画化、2020年のアニメ、2021年の再ドラマ化。漫画まで入れれば5指が埋まるほど日本は沈没しているわけだ。正直多すぎる。
しかし、この中で原作通り、もしくは73年版に忠実だったものはあるのだろうか。もちろん、ない。
詳細はもう語らないが、どれもこれも主人公変更、ストーリー変更、挙句は結末まで変更した奴らばかりだ。テーマまで捻じ曲げた奴までいる。希望のひと、お前だよ。
そんなこんなで、純粋な「日本沈没」のリメイクを期待しているファンというか厄介オタクはこれまで何度も裏切られたわけだ。本流がリメイクされず、外伝的な内容ばかりが再演される。そんな環境にウンザリしていた。
そんな中でのこの同人ゲームである。俺はキレた。
以前、俺はnoteでリメイクにおいて守るべきテーマについて語り、結論として手段と目的の双方が必要であるとした。
じゃあ、この日本沈没っぽいなにかは一体なんだろうか。もちろん、発売前につき俺は遊んでいない。だからもしかしたら、それこそ現実に日本沈没が起きるぐらいの確率でテーマ性は守られている可能性はある。
だが、物事には限度がある。例えば、異世界転生もののファンタジー作品で、主人公がステータスオープンだのハーレムだのした挙句、最後の最後の最後の最後で国民論を問いたからこれは日本沈没です、と言ったらどうだろうか。んなもん日本沈没じゃねーだろいい加減にしろ、となるだろう。それと同じだよこれは。
2.じゃあどうしてほしいんだよお前はさあ
簡単である。原作を尊重したリメイクをしてほしいのだ。日本沈没はそのテーマ性や災害描写など、現代日本で十分に通じる作品だ。
一方で、表現などに古さがあるのも事実だ。だからこそ、現代にも鋭く刺さる日本沈没が必要なのだ。なんでそれが分からないんだ。
日本沈没らしきものが量産されるこの現代日本で、真に必要なのは原典に即したリメイクだ。